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天皇賞秋サイン8
イクイノックス編
ご神体前の小川を渡る時 「ここから先はカクリヨ(隠り世)。あの世の事やわ。」 「此岸(しがん)に戻るにはあんたらの一等大切なもんを引き換えにせにゃいかんよ。…口噛み酒やさ。」 ※此岸(しがん)→「彼岸」の反対。この世のこと。
「ご神体にお供えするんやさ。それはあんたらの半分やからな。」 三葉(瀧) (「三葉の半分...。」) 瀧と三葉は「入れ替わり」現象により、 『人の体に入ったのが魂とムスビ付く』というムスビが生まれていました。 ところが三葉の死を知ったこともあるのでしょう。
「入れ替わり」現象も起きなくなり二人のムスビも途切れてしまいました。 しかし 『ご神体にお供えするんやさ。それはあんたらの半分やからな。』 という三葉の魂の半分である彼女の口噛み酒が御神体には残されていました。
瀧はその三葉の魂の半分である口噛み酒を飲んだのです。 『人をつなげる事もムスビ、時間が流れる事もムスビ』 『より集まって形を作り、捻じれ絡まって、時には戻って、途切れ、また繫がり。それがムスビ、それが時間。』
そして一葉おばぁちゃんの言葉通り、 『途切れ、時には戻って、また繫がり』、また三葉とのムスビが生まれた瀧は、 3年の時空を超えたのです。
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彼岸(あちらの世界)、此岸(こちらの世界)から、昼と夜の長さが同じになるのは、彼岸なので、イクイノックスである
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