Eiko Nakayama

保育士として12年、幼稚園教諭5年。放課後等デイでは小学1~6年生、児童発達支援センターは3歳児~就学前の子どもたちの療育していました。 芦屋の公園で「アトリエ たいようのした」を開いています。https://saa2021.com

Eiko Nakayama

保育士として12年、幼稚園教諭5年。放課後等デイでは小学1~6年生、児童発達支援センターは3歳児~就学前の子どもたちの療育していました。 芦屋の公園で「アトリエ たいようのした」を開いています。https://saa2021.com

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アトリエの始まり、そして始めてから

アトリエを始めたのは、「絵を描くことが好きになってほしい」「工作を上手に作れるようになってほしい」のではなく、造形活動は表現のひとつだということを体験してもらいたかったのです。 言葉にならない、言葉にできない感情を色や画材や素材が代弁してくれて、そこから出てきた本当の自分を怖がったり、嫌がることなく、むしろ、「やっと出てきた」と喜んでいた子どもたち。それをまわりも自然と受け入れ、ケンカしても前ほど激しくはなくなったし、ケンカ自体も減ってきました。それはお互いの違いを認めてい

    • 日記を書く理由

      親友との会話の中で、「書く」ことについて話した。 日記を書き始めたのは、別居するかしないかの時だった。いろんな感情がぐちゃぐちゃで、自分で自分がわからなくなった時、今自分はどうなっているのか知りたかった。 でもそれを話せる相手が当時はいなかった。深く、自分の中に入ることしかできなかった。 そんな状態の時に本屋で新潮文庫から出ている「マイブック」という日記帳が目に入り、疲労困憊していた私は、安いし、三日坊主になっても後悔しなさそうと買って帰った。 今思っても、買って帰っ

      • 植物であそぼう②

        カタバミの葉で10円玉をゴシゴシ磨くと、 ピカピカ!! この汚れは取れるのか? 無理だった~。

        • 植物であそぼう①

          ナガミヒナゲシのスタンプ。花が落ちた後で遊べます。 2週間ほど経つと、一回り小さくなってた。これはこれでかわいい。 形をみて覚えると、花が咲いてなくてもこの子たちに気づくことができます。 ほら。街中の道中にも。 どこにあるか、わかりますか?

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        アトリエの始まり、そして始めてから

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        • 日記
          4本
        • あそび
          4本
        • アトリエの小部屋
          10本

        記事

          アトリエが始まるまでの話②

          Mはいつもまわりの目を気にしていて、なにをするにも自信がなく、小グループの話し合いでも友達と遊ぶ時でも「なんでもいい」「それでいい」と自分の意見を飲み込むところがあった。「無理」「できないからしない」もよく言っていた言葉だ。少し離れた姉がいろいろとできるようで、母がよく比べていた。 造形の時間は、いつも居心地が悪そうで、ソワソワしたり、まわりの子の様子を真似してみたり、でも上手くできなくて潰したり、捨てたりしていた。そんなMに対して「もう、見ないで」「また真似してる!」と女

          アトリエが始まるまでの話②

          アトリエが始まるまでの話①

          年長児から入園してきて、頭の回転とかけっこが早く、リーダー的存在のAがいた。その圧倒的な自信はみんなを強く惹きつけていた。その分、少し強引なところがあってケンカもよくしていた。男の子たちは、Aがすること全てが新鮮にうつったようだった。 その園では造形の時間があった。グループに分かれて、それぞれテーマを決めて土粘土で作品を作った時、Aが友達と一緒に、あるグループの作品を壊してしまった。担任の私より園長がカンカンに怒って「連帯責任」として、年長児クラスの子たちに夕方の遊びをほと

          アトリエが始まるまでの話①

          軸を己に立てる

          「えのぐテイクアウト」を始めてみました。 中身は、 大きさの異なる画用紙4枚、絵具4色、刷毛1本、コテ(もんじゃ用)1本、軽量紙粘土などを紙袋に入れて1セット、200円。お値段は刷毛と紙粘土代です。 今回はお試しで、第2弾もやってみようと思っていますが、内容とお値段は変わると思います。 これを作ったきっかけは、私が部屋で絵を描いていたら2時間も経っていて、その間はコロナの心配や、体のきしみなど感じることなく、「無」でありながら「無」ではない、楽しい時間が過ごせたからでし

          軸を己に立てる

          0415

          部屋の片付けがやっと終わった。 あと、台所の換気扇の油汚れも取ったった。 床に何も置かれてない快適な部屋! 改めてモノの多さに霹靂したけど、ここに越してきて、一番広く部屋を使えているぞ。 そして私の好きな感じにとても近づいた。あと2鉢くらいグリーンがあれば完璧。 部屋はその人の心と同じだと聞いたことがある。 じゃあ今の私って、最高やん! 誰かを呼んでお茶したくなるなぁ。

          普通でいてほしい

          保護者の方と話していて一番多く聞く言葉が、「普通でいてほしい。」 「普通」とは、先生の話をしっかり聞くこと、座っていられること、みんなと同じ行動ができること。 だけど、発達障害の子たちと過ごして、彼らの頑張りをみていると、「普通とはなんだ?」と自問することがこれまで以上に、本当に増えました。 彼らも両親や先生たちの願い通り(もちろん本人の希望もありますが)、「普通」でいることを目標に努力しています。でも、どうしても無理なところが出てきます。自分でもわかっているのに、でき

          普通でいてほしい

          うちであそぼう

          書き損じハガキ3部作。 点々が描きたかったから満足。差し色の緑が良い感じ。 青い絵具が乾いたら、全然違う表情になって好きになりました。

          うちであそぼう

          0412

          こんなこと言うのはアレだけど、今の、この集わない(集えない)感じが少し心地よかったりする。 友達と会ったり、旅行に行ったりするのは大好きだし楽しいんだけど、基本ひとりが好き。 これまでは「ひとりでいること」に、少しだけ後ろめたさというか、うっすらグレーのオーガンジーを纏っているような気持ちが常にあった。 職場でも話して笑ったり、それはほんとに面白い話だったりもするんだけど、今こうして、仕事を離れて長めの休みを取ってみると、人と関わることに疲れてたんやなぁと思った。 大

          今日の遊び

          掃除して出てきたシャボン玉セット。一人でしてたらかなり怪しいけど、今ならいける。 海風にバンバン割られながらも楽しんでいたら、散歩している犬がシャボン玉を二度見して立ち止まり、「ねえねえ、それなに!?」と興味津々の顔で私に笑ってきた。あまりの可愛さに思わず声を出して笑ってしまい、飼い主さんが「シャボン玉よ~」と代わりに答えてくれると「へえ!そうなんだ!」と飼い主さんにも笑いかけてた。ほっこり~ 公園で、今の気分をクレパスにのせてみた。 赤いのは色鉛筆。 おうちに帰って、

          今日の遊び

          0409

          0408 掃除をしていたら、銀のエンジェル10人出てきた!良いことありそう。 どんなおもちゃが詰まってるのか見てみたら、「カンヅメ」となってて、おもちゃは詰まっていなかった。 しかも、「金1枚=銀10枚=缶詰1個」じゃなくなっていた。銀は5枚でOKだった。 おもちゃじゃないんか~…。 0409 ほぼ家の中で過ごし、パソコンを見ていると、さすがに体もなまってくる。昨日の夜は運動不足だからか、足の冷えとだるさがいつまでも続いてなかなか寝付けなかった。朝起きて足湯をしてもだ

          何かしなくちゃ病と休息

          2月の日記を読み返したら、「4月のアトリエをお休みする」と書いてあった。コロナでここまで、こんなことになるとは思っていなかった時。 今のアトリエに疑問や課題が出てきていること。 それから、仕事で疲弊しすぎてしっかり休みたいと思っていること。これは現在実行済み。 それでも3月4日には、4月のアトリエお手伝いしてくれる人の募集をかけたり、普段開かない3月にアトリエを短時間、規模縮小して行ったり動いていた。 「何かしなきゃ」「動かなくちゃ」 開催する1週間前に決めて、告知

          何かしなくちゃ病と休息

          見直す時間

          明日のアトリエを延期することをお知らせした後も、モヤモヤが残っていた。 こんな時だからこそ、必要な場でもあったのでは? これまでやってきた中で、アトリエを始めた目的や意味を考える時が何度かあった。 たくさんの方が来てくださるのはとてもうれしいし、楽しんでもらえたら私もうれしい。だけど、忙しすぎてゆっくり話すことができず、誰がどんなふうに過ごしていたか、あまり思い出せない時もあったことに少しジレンマを感じていた。 なので、4月からはお手伝いしてくれる人を募集した。手を挙

          明日のこと。

          月に一度、野外アトリエを開催しています。今週末も予定しています。 制作や感触あそびなどのコーナーもありましたが、今は絵具コーナーだけにしています。 野外(公園)なので、換気はOK、スペースも十分とれる、絵を描いているので大声で話すことはまずありません。 受付で、参加する人はもちろん、付き添いの方も除菌シートで手を拭いてもらってから入ります。ハンドソープも公園の水場に置いておき、しっかり手を洗えるようにします。 次亜塩素酸水が購入できたので、参加者の手のひらや衣服、共有

          明日のこと。