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戦略人事コラムの紹介

こんばんわ。
ベトナムダナンでのノマド暮らしも残り1週間ほどになり、最後を惜しむように観光スポットを回っている今日この頃です。
(観光スポットを回ると言っても、一日中近くのカフェでパソコンと向き合っているだけですが。。)

さて、株式会社エストでは今月より戦略人事コラムの運営を開始しています。戦略人事コラムでは、経営者、人事責任者の方に向けて、戦略人事に関する知識、および実践可能なノウハウを提供しています(します)。


戦略人事の重要性

戦略人事とは「経営戦略に沿った人事戦略及びその他の人事施策」を意味します。
従来の人事が、勤怠管理、給与計算、福利厚生などの労務管理、トラブル対応などの日常業務を取り扱う一方で、戦略人事はより経営者に近い立ち位置から人事を行います。
別の言い方をすると、戦略人事は「人事を会社の成長に直接繋げる」ということになります。

現在の日本は、製造業や建設業等、設備が大きな価値を生み出す第二次産業から、サービス業やIT産業等、多くのケースでは人が大きな価値を生み出す第三次産業へと移行してきました。
これに伴い、人を価値の源泉として再評価する動きが活発になり、その活用方法や管理手法が議論されてきました。

加えて、少子高齢化が進み労働力人口が減少すると予測される日本では、企業の生産性を高めることが急務であり、戦略人事はこのような流れの中で重要性を増しています。

戦略人事は従業員にとっても良いこと

戦略人事は、経営者視点から見ると、従業員をいかに活用して会社を成長させるかという話になります。一見これは従業員が会社に搾取される仕組みのように聞こえるかもしれませんが、実際にはそうではありません。

戦略人事を実践する企業の従業員は、日々の仕事が会社の成長につながることを実感でき、そうではない企業で働く従業員よりも仕事に対してポジティブに生き生きと働けることを期待できるのです。

これは、従業員のワークエンゲージメント指数(=仕事にどれだけポジティブな感情を抱いているかを示す指数)が高いと、従業員の生産性が高まり、会社が成長できると多くの経営者が認識しているからです。

エンゲージメントスコアがROEと正の相関関係にあるという研究結果も最近発表されています。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000470.000006682.html

戦略人事の実施状況

2024年時点では、戦略人事の重要性を認識している企業は9割を超えていますが、実際に取り組んでいる企業は4割未満に留まっています。

この大きな原因は、下記の3つです。

  • そもそも戦略が不明確なため、戦略と紐づく人事戦略を立案できない。

  • 人事だけではなく戦略にも精通している人事担当者が少ない。

  • 旧来の人事に慣れている従業員には、戦略人事に非協力的な人も多い。

エストの取り組み

エストでは上記の問題を解決するため、戦略的人事制度構築ワークショップ型コンサルティングおよび戦略人事コラムを展開しています。

戦略的人事制度構築ワークショップ型コンサルティングでは、戦略と紐づく人事制度をワークショップを通して「自らの手で」構築してもらいます。そのためのノウハウをエスト代表である戦略人事コンサルタント髙橋が提供し、最後まで伴走支援します。

戦略人事コラムでは、上記ノウハウ、および戦略人事の概論〜各論、世の中でトレンドになっている人事関連のテーマについて週1〜2回の頻度で更新していきます。戦略人事に関するコラムは既に世の中にたくさんあるので、エストの戦略人事コラムでは、より実践的、あるいは本質的な内容の記事を更新していきます。

戦略的人事制度構築ワークショップ型コンサルティングおよび戦略人事コラムはまだ始めたばかりのプロジェクトになります。
より多くの方にこのプロジェクトのことを知ってもらい、そしてコラムを読んでもらえるととても嬉しいです。
何かございましたら、お気軽にお問い合わせ、あるいはコメントください。

写真右側は16世紀末に日本人の商人が建てた古都ホイアンにある来遠橋(通称日本橋)、写真左側はベトナムの王女様と見事結婚した日本人商人が夫婦共々日本に来る時に乗ってきた御朱印船のレプリカです。

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