嘉義・獄政博物館(嘉義舊監獄)に住みたい

台湾にはかつて、「日據時代(にっきょじだい)」と呼ばれる、日本政府に統治された時代(1895~1945年)がありました。

台湾には今でも、その当時に日本政府の機関が建設した建物がいくつも残されています。台湾南部の都市、嘉義(ジャーイー)にある「獄政博物館(嘉義舊監獄)」(舊は旧という字の繁体字です)もまた、その時代に建設された建物の1つ。

獄政、というと何のことかちょっと分かりづらいですが、「獄」は「監獄」の獄を指しています。つまり、日本統治下に日本政府が建設した監獄を、古跡として見学できる観光スポットなのです。

少し古い時代の監獄と聞いて、何だかおどろおどろしい場所を想像してしまう方もいるかもしれませんが(私自身が世界の監獄に明るくないというのもありますが……)、嘉義にあるこの監獄については、そのイメージは全く当てはまりません。

そもそもなぜこの監獄を見学に訪れたかというと、嘉義に住んでいる知り合いの方に、観光スポットとしてオススメしていただいたからなのです。その際、もっとも印象深かったその方のお言葉が「あの監獄、住んでみたい」というものでした。

……住みたい監獄、ですと……!?

そんな言葉に興味を惹かれない筈もなく、嘉義での観光ポイントとして真っ先に訪れた次第でありました。


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HOZ@臺灣角落
台湾在住者による台湾についての雑記と、各ウェブサイトに寄稿した台湾に関する記事を扱っています。雑記については台北のカフェが多くなる予定。 そのうち台北のカフェマップでも作りたいと思っています。