子は親の所有物では無い
人生をちょこちょこまとめている最中なのだが最近妹氏と話して感じたことがあったのでまとめる。
親は基本子供を思って色々口出しするかと思う。
我が家も基本そうであるし、同年代の子の話を聞いてみてもそうであったと感じている。しかしながら、その口出しが呪いになることがあることも知ってて欲しい。特に、今から成長していく過程にある親御さん達には。
人生には色々いき方(行/生)というものがある。
子供のうちでは中々複数の選択肢が見えない。そこをカバーする役目が欲しかったなと考えるところである。
自分が提示したものに対して非難は浴びせる。では、提示した目的を叶える方法については急に黙り込む。挙句の果てには衣食住の話を持ち出して(匂わせて)親がしたい方を選択せざるを得ない状況にする。
これが中々にしんどい事なのである。
結局夢を叶えるために必要なバックアップは生まれた時にもう決まっていたのだなと痛感した。それによって行ける場所というのは限界が出てくるものなのである。悲しいがこれが現実だ。
経済力が無いなら寄り添える心を。
心がなければ金を。
どちらもないというのはあまりに悲惨である。
これは甘えである。然れど、甘えを知らねば無機質になってしまうものなのだ。
何もかも自分で手に入れると、今度は人の心がわからなくなる。人に与えることが出来なくなる。なぜなら自分が与えられたことが無いからだ。
子供の時期には与える/与えられるをバランスよく経験することが大事だ。
子はものでは無いのだから。もちろん、自分にとって都合の良い存在を作りたいならそれで良いのだろうが。
人として生きるなら心を持たねばならない。ならば、親は心を育てねばならんのだ。
ふとそんなことを思う昼だった。