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【4/26】明日からできる!販路開拓セミナーに行ってきました!

こんにちは。今回は4/26に開催した「明日からできる!販路開拓セミナー」のレポートを書いていきます。

来年に放映が迫ったNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」。
放映を楽しみにしている事業者さんたちが集まり、大盛況でした!

併せて今年、産業振興事業団では江戸に関連した商品を作成した場合、助成金を出します!

今回講師をお願いしたのは中小企業診断士の竹内ゆうすけ氏です!

竹内ゆうすけ氏 中小企業診断士 (東京協会城北支部所属)

アニメ・ゲームの企画会社、スタートアップITベンチャー企業を経て独立起業。2014年に中小企業診断士として資格登録して以降は会社員時代に培った“分かりやすい企画書作製技術”を活かし、様々な中小企業の事業計画やPR資料の作成支援に従事。またセミナー講師としても実践的で分かりやすいと高い評価を得ている。


1.今までのセミナーの振り返り

著作権に絶対安全なラインは存在しない!?

大河ドラマ商品を作る際に、色々なデザインやロゴ、浮世絵などを使うことが多いと思います。
しかし、著作権はじめ知的財産権の訴訟は訴え自体はどんな形でも行うことができます。
セミナ-では具体的な例として「トレパク」言いがかりで迷惑行為を受け続けた『少女革命ウテナ』監督勝訴 業界に横行する“逆恨み”嫌がらせへの抑止なるかという記事を引用していました。

引用例は極端な例ですが、著作権には「これくらいなら大丈夫」というラインは存在しないことは意識しておく必要があります。
最悪の場合せっかく作った商品をそのまま廃棄しなければ……という事態も起こり得ます。

商品開発は「〇〇開発」

商品開発は「うれしさ開発」です。
「この商品はお客さんのどんな問題をどう解決するのか?」を主眼にしたお客様視点(マーケット・イン)の商品開発が重要です。

話のネタになるうんちくやストーリー性も大事になるとのこと。
たしかに、お土産を買う時は何かそれっぽさを求める人が多い気がします。

消費者は広告を……

デザインやパッケージが凝っていても、消費者は広告を「読まない」「信じない」「行動しない」ということばかりです。

先ほどのうれしさ開発にもつながりますが、お客さんのメリットの提示や問題提起、共感できる話などで問題解決に役立つと思ってもらうことが大事なのだと思いました。

2.商品開発の”失敗”とは?

販路開拓の失敗、その2パターンとは?

販路開拓をしようとして頑張ってもあまり売れない……ということは残念ながらよくあることのようです。
その”失敗”とされるケースは大きく「商品企画の失敗」「販促手段の失敗」に分かれるようです。

商品企画の失敗とは?

商品企画(とくに版権もの)の失敗は多くの場合、「愛がない」ことが失敗の要因のようです。
セミナーでは、徳島市で開催しているアニメ系イベント「マチ★アソビ」でを契機にタイアップ商品で大きく成功した「半田そうめん」の「白滝製麵」さんのエピソードを紹介していました。

で、かたい格好した県の人が近年のアニメの盛り上がりをひととおり説明したあとに普段着バリバリでちょっと面倒くさそうに出てきた人が話しだしたんよ。『アニメ売れてるからっていってアニメの絵を適当にのっけて商品売ったって誰も見向きもしないよ、軽く考えないでね』と。

https://togetter.com/li/1683305

引用のみではショッキングな言葉ですが、先生のお話の中では「タイアップ商品開発を考えている事業者の方」に有益な話が書いてあるので、是非全文を読んでほしいとお話しされていました。
5分~10分程度で読めるので、是非全文読んでみてください!

販促手段の失敗とは?

販促手段の失敗でよくある失敗というのは「ホームページを作ったけど注文が来ない」など、「まだ商品・サービスを知らない人」に向けた販促手段が充実していないケースとのこと。

お客さんが購入するまでは5つのステップがあるそうです。
AISAS(アイサス)モデルと言われるもので、消費者が商品を知るところから購入に至るまでの行動モデルです。

AISASは各行動の頭文字からきており、それぞれ以下のような行動を指します。
Attention(注目・認知):ニュースや広告・SNS等のメディアを通じて、商品・サービスについて知る
Interest(興味・関心):役に立つかもしれない等、商品・サービスに興味を持つ
Search(検索):使用感や値段、口コミなどを検索エンジンやSNSで調べて購入するかどうかを検討する
Action(購買):自分にとって価値があると判断した場合に購入・申込をする
Share(共有):期待以上の価値があったと感じた場合、SNSなどでシェア・拡散する

ほとんどの人が、商品・サービスを購入する際に、知らず知らずのうちに上記の流れを辿っています。

https://gmotech.jp/semlabo/webmarketing/blog/aisas/

セミナーでは全行程を全て一人でやろうとするのではなく、外注することもやり方の一つという説明がありました。

3.お客さんに”刺さる”要素とは?

お土産物を買う人は何を重視するのか?

自身の扱う商材や価格帯によってターゲットは様々になると思いますが、今回は手土産としてポピュラーな「お土産物」のターゲットを考えてみましょう。
お土産物を買う層といえば、「観光先の土産物として職場・取引先・親戚に配ることが目的の人」がメインのターゲットとなってくるでしょう。
また、そのようなお客さんが求めているものといえば「お土産として配りやすいか?」「(観光地に行ったとわかる)ご当地感があるか?」といったことになります。

パッケージを変えた商品を買う人は誰なのか?

既存商品の中身を知っている人でも、パッケージを変えることでターゲットになることもあるようです。
その際には「どうしてこのパッケージになるのか」という理由付けがきちんとしていることで、ファンの心をつかむことが出来るということでした。

4.明日からできる販路開拓とは?

施策が効果を発揮するのは

今までのお話しの振り返りですが、購入までのプロセスが整って初めて各施策は効果を発揮します。

様々な施策はありますが、一番重要なのは「これを見たお客さんに何をしてほしいのか」ということです。
商品の存在を知ってもらう、欲しくなってもらう、店舗に足を運んでもらう、購入してもらうなど、やってほしいことを明確にする必要があります。

具体的な取り組みについて

アナログ施策ではチラシ・ポスターの発行、デジタル施策ではHPやLPの作成など、「見てほしいものを見てもらう」ための施策が必要になってきます。

チラシはcanva、LPについてはjimdoなどの無料で使える優良サービスも多いとのこと。
一度お試しで作ってみることも必要なのかなと思いました。


今回のセミナーでは、今までのセミナーの振り返りから始まり、具体的な施策の方向性も説明してくださっていました。

続く6/7には大河ドラマをビジネスチャンスに!具体的な商品化の流れ・事例・売れ筋商品と題してセミナーを開催予定です!
今からでも商品開発は間に合います!ぜひ奮ってご参加ください!

今後もNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」関係のセミナー・助成金の情報をどんどん更新していきますので、こちらから最新情報を確認してください!