前回、モードは終わったという結論を見ました。
でも、そもそもモードってなんでしょうか。
モードは早い話が流行、トレンドである。
もうすこし詳しくいうと、「多数に共有される美意識」である、と。
その終わりへの過程を栗野は教えてくれます。
特権性を担保するところから始まったモードは、デジタル技術の浸透によってその担保が崩れ
特権性が解体され、美意識の共有はピラミッド型の上から下への垂直運動から、フラット型の水平運動に移行している。これからは
になっている、と栗野は言います。
いかがでしょう?
僕には違和感ありません。
前回、今回で新しいものを追いつづけるモダニズムの時間感覚から僕たちが離れはじめている一例としてモードの終わりを見ました。次回はモードをもうすこしだけ別の角度から見てみようと思います。
*「モードは終わった」という動画、10分くらいで視聴できます。