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悪人の教えに逆らって旅、女学校

たまには筆者の言うことにうなずくばかりでなく、首を横に振ってみよう。そうして寄り道をしてみるのもいいものだと感じています。

「君の眼差を内側に向けたまえ、そうすれば君の心の中に
 未発見のあまたの領域が、
 きっと見つかるはずだ。それらの領域を旅し、
 そして君自身の宇宙の形状に精通したまえ」

アフリカに、西部に、いったいどんな意味があるというのだ。ぼくらの内面は・・・今はまだ海図の上で白く残された場所ではないか。

『ウォールデン』 ちくま学芸文庫

おっしゃる通りでしょう。内側への旅は自身の世界を深く知ることにつながる。だから内側への旅に出よう。でも僕はこうも思うのです。難しい話を抜きにして外側に旅をしたっていいでしょう?

今回は"Hafiz" by Sabiha Çimen

Hafizとは、604ページにわたるコーランを全て暗記した人に与えられる称号のことで、この称号を得ると自分の名前にHafizを付け足すことができるようになるらしいです。

Sabiha Çimenが5つのトルコの女学校を3年間かけて撮りつづけたそうです。

思ったよりおしゃれな本でした。そして、けっこうお茶目な感じで、自由を感じました。僕はトルコという国を積極的に調べたこともなければ、それについて考えたこともなかったです。

彼女たちの日常は、僕の経験してきた中学・高校生活に近しいものを感じました。まだ幼さが残っていて、でも大人っぽいところもあって、限られた時間だけど自由で、友だちと楽しく過ごして・・。授業で勉強するだけじゃない、生きる意味で開かれた世界を感じる、そんな大切な時のように見えます。


・・それにしても早朝から女学生の写真集を眺めているおっさん(自分のこと)。いかにも残念な人だなぁ・・


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