悪人の教えに逆らって旅、女学校
たまには筆者の言うことにうなずくばかりでなく、首を横に振ってみよう。そうして寄り道をしてみるのもいいものだと感じています。
おっしゃる通りでしょう。内側への旅は自身の世界を深く知ることにつながる。だから内側への旅に出よう。でも僕はこうも思うのです。難しい話を抜きにして外側に旅をしたっていいでしょう?
今回は"Hafiz" by Sabiha Çimen
Hafizとは、604ページにわたるコーランを全て暗記した人に与えられる称号のことで、この称号を得ると自分の名前にHafizを付け足すことができるようになるらしいです。
Sabiha Çimenが5つのトルコの女学校を3年間かけて撮りつづけたそうです。
思ったよりおしゃれな本でした。そして、けっこうお茶目な感じで、自由を感じました。僕はトルコという国を積極的に調べたこともなければ、それについて考えたこともなかったです。
彼女たちの日常は、僕の経験してきた中学・高校生活に近しいものを感じました。まだ幼さが残っていて、でも大人っぽいところもあって、限られた時間だけど自由で、友だちと楽しく過ごして・・。授業で勉強するだけじゃない、生きる意味で開かれた世界を感じる、そんな大切な時のように見えます。
・・それにしても早朝から女学生の写真集を眺めているおっさん(自分のこと)。いかにも残念な人だなぁ・・