【横浜国際高校】エリックゼミ生が学校訪問に行った話。
青山学院大学エリックゼミ1期生の前田 大成です。
本記事では12/7に9人のエリックゼミ生がゼミの活動として横浜国際高校に学校訪問した日のことについて記述していきます。
当日の流れ
1. 松永エリックさんによる講演会
2. エリックさん、ゼミ生に対する高校生からのQ&A
3. 高校生とゼミ生のディスカッション
松永エリックさんによる講演会
経営戦略論とは
皆さん”経営戦略論”の起源をご存知でしょうか?
諸説ありますが、経営戦略論の起源は、軍事学における「戦略」という概念が企業を対象とした経営学に導入された事が始まりと言われています。
しかし、企業の経営戦略論が本格的に論じられるようになったのは、1950-60年代らしいので比較的近代の学問なんですよね。
こんな感じで今勉強している学問はいつどうやって生まれたのか知ると面白いかもしれませんね。
大学生の視点から見る”経営コンサル”とは
▲出典:ワンキャリアより
この図が何を指すかわかりますか?実はこれ、新卒就活サイトを運営するワンキャリアが東大・京大の就活生を対象に実施した就職ランキングなんです。
これを見ると一つの特徴が浮かび上がります。トップ10のうち、実に7社がコンサルティングの会社であることです。
僕は大学に入るまでコンサルティング会社って何をする会社かわかりませんでした。でも、そういう人は少なくないと思います。コンサルは高校生からしたら非日常的な職業だからです。
コンサル会社っていわば”企業にとってのお医者さん”なんですよね。これからの会社の経営方針や経営戦略をデータに基づいて会社の役員に対してコンサルティングする。一言で言えばそんな感じです。
話は戻りますがどうしてこの表のように”コンサル業界”が人気なのでしょうか?
答えは人それぞれですが、多い理由は「自分にとって力になるから」だと思います。コンサル系の会社は激務が多いというイメージやアップオアアウトな社風があるという印象がありますが、同時にスキルを蓄積できるので(もちろん会社による)人気なのでしょう。
また、今の大学生は新卒で入った企業にずっと居続けるという人も多くないと思います。「大企業に入って安定した生活を送る」から「自分の成長につながる企業に入る」にシフトしているのです。それは、エリックさんやバブル好景気に新卒で入った世代との相違点と言えます。
エリックさん、ゼミ生に対する高校生からのQ&A
エリックさんによる講演が終わり、次は高校生からのQ&Aタイム。エリックさん及びゼミ生に対して質問や感想はありますか?そんな声がかかった時に僕は正直驚きました。
”たくさんの人が手をあげている”
これ当たり前だと思う人は普通のことなんだろうけど、そんな世界が普通ではなかった僕は驚きました。
「エリックさん、夢って必ず叶えられるものだと思いますか?」
高校生からこんな質問が来ました。確かに、そんなこと考えたことなかった...
エリック「夢を夢だと認識していれば、叶えられる。夢を夢と認識せずにぼんやりとしたままで終わらせると叶えられないと思います。」
なるほど、こんなアンサーを返せるエリックさんもすごい...
他にも高校生からこんな質問が来ていました。
・「今度、ゲーム系で起業しようと考えています。秘訣は何かありますか?」
・「今一番やばい業界ってなんですか?」
・「夢ってどういう時に生まれるんですか?」
これを読んだ皆さん、高校生に対して論理的に自分の意見をいうことはできますか?
高校生は私たちにはない感覚や感性を持っており、今の時代はその感覚や感性が必要になってくると思います。なぜなら今後の時代の主役が彼らへと変容してくるからです。
高校生とゼミ生のディスカッション
はい、頑張ってますねぇ自分。笑
実は僕、極度のあがり症なんです。先生とか絶対向いてないなってこの日思いました。
僕が彼らに対して話したテーマは「ダイバーシティの観点から考える個性の見つけ方」。なんかかっこよくテーマ打ち出してますけど、何について話したかって「なにか一つ自分の強みを見つけようよ」ってことなんですよね。
というわけでここでは僕がどういう話を高校生にしたかさらっとまとめてみます。
エリックさん曰く「これからは個性と個性が共感し合う時代」らしいんですよ。ということは、共感し合うのも大事だけどまずは個性と言えるものを見つけることが先かと考えてこの一年模索してきました。
すぐに見つけることができたら楽なんですけど、見つけるまでが難しいんですよね。どこからが自分の個性なんだ?とか勝手に自分で自分のことを品定めしちゃって悲観的になるのが僕でした。
こんな経験があったからこそ、自分について低迷してる人がいたら何か助けになれば、と思ってこんなテーマにしました。
個性って見つけられないうちはとても難しく考えちゃうんです。英語力だったり、リーダーシップ力だったり...けどそれって個性ではなくもはやスキルなんです。
アニメのことだったらなんでも語れちゃうとか、FPSに登場する実際の銃とか兵器の名前全部覚えてるとか、なんでもいいんです。他の人には無いようなオリジナリティを見つけてそれをもっと極めることで一つの強みになると思います。
強みをいくつか見つけることができたら次はその強みをミックスできないか考えてみてください。僕の友人の話ですが、一眼レフで写真を撮ることが好きで、且つ動画を編集することを得意とする人がいます。彼は今ではYouTubeを始め、日本の絶景を撮るコンテンツを発信しています。
強みをミックスすることで他人には無いオリジナリティを作ることができます。写真を撮ることが好きな人は沢山いるし、動画編集ができる人も沢山いるでしょう。しかし、その2つを掛け合わせている人はそう多く無いです。
自分だけのオリジナリティを見つけられた人は強いです。自分自身の強みになるし、誇れるものができます。また、話のネタにもなるし、そこで同じ界隈の人と繋がる機会にもなります。個性を見つけることは自分の人生を豊かにする方法の一つなのかなと思います。
こんな感じで話してました。一番気をつけていたことはあくまで等身大でいること。高校生と大学生という壁を作らずに、友達と話す感覚で話していました。そうじゃないとお互い本音で話すことも共感し合うことはできないと思ったからです。
まとめ
横浜国際高校への学校訪問は非常に貴重な経験でした。今までゼミの活動では同年代もしくは年上の方と話す機会が多かったので、年下の学生と話すことで高校生が今なにを考えているのか、どんな風にキャリア設計しているのかを日常的な会話を通して知ると普段味わえないような新鮮味がありましたし、もっと別の説明の仕方や接し方があったなと反省もありました。
エリックゼミは共感し合うゼミです。年代は関係なく、お互いを高め合うためにも今後一層他のゼミでは味わえないような活動をしていきます!
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