伝えるスキル no9.2
伝えるスキルの続きです。前回の記事を見ていない方はそちらからご覧ください。
プレゼンにも流れがある
ヒアリングをして、相手から話を聞かせてくださいと言われたらプレゼンタイムになります。
では、プレゼンはどのように行うかというと、BFAB営業というやり方です。
これも、SPINの法則と同じように、大事な部分の頭文字を取っています。
まず、Bはbenefit、自分たちの案を、サービスを使うことによるメリットを先に言います。
次に、Fはfeature。どういった特徴を持っており、どのように利益が出るのかを説明します。
その後、Aはadvantage。使うことによって、現在と比較してこのようなポジティブな結果が生まれることを説明。
そして最後にまたbenefitを言って自社の価値を改めて認識させる。
このBFABを何も見ずに言えるようになるまで練習しましょう。
基本的に、プレゼンというのは相手によって変えることはなく、基本は同じなので、一度覚えたら十分です。
営業というのは、すべて型で行います。もちろん例外もありますが、大半のケースは型通りに行うことが大切です。
就活に関しても、プレゼンを自己PRとしたら、基本は同じですよね。
なので、まずはこの型を覚えましょう。
「WHY」を忘れないこと
今まで、何を提供してくれるのか(WHAT)とどうやって提供するのか(HOW)について言っていましたが、最も重要なことは別にあります。
それは、なぜ、それを提供するのか、「WHY」を言うことです。
今売っている物に付随するストーリーを言うことが大事なのです。
物を売るということは、何を売るかではなく、なぜそれを売るかが重要なのです。
例えば、三色ボールペンを売る営業の方二人います。
一人は、三色ボールペンの製品の説明や、メリットを言うだけ。
ではもう一人はというと
「自分は大学受験の時にノートを全部黒字で書いていたんですが、どこが重要か分からなくなってしまったのです。結果、試験には落ちてしまったのですが、ノートをとることが大事なのではなく、見やすく取る、取り方が大事だと気づきました。だから、このボールペンを利用して取り方を工夫してほしいのです。」
と製品を売っている理由から入ることで、相手の頭にも印象強く残ります。
WHYの部分が重要なのは、その話が最も人間味のあるからです。
インスタで人が興味を引くのは、人間味のある投稿です。その人の生活スタイルや、どこかのお店に行ったときに裏側を発信したりなど。
営業も同じで、そこに製品に付随する、マイストーリーを差し込むことで相手に届ける影響が絶大なものになります。
なので、プレゼンをする前にはWHYの部分、マイストーリーを入れましょう。
以上が今回学んだことですが、大学生は就活でこのスキルを活用してほしいと思います。
特に、事前調査とWHYの部分です。
自分が入りたい企業をしっかり調べることはとても大切です。しっかりしている人はそのあたりは欠かさず行っているのかもしれませんが。
そして、WHYの部分は、自分がこれまで生きてきた中でどんなストーリーがあって、そして企業のどのような理念に共感したかをまとめておくといいかもしれません。
自分も一就活生なので、周りに負けずに頑張ります!
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