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ロボット同居日記「空気のように、いる」

このシリーズでは、僕がロボットたちと同居しながら感じたことや考えたことを、日記(エッセイ)として書き残しています。

2021/01/12

Petit Qooboが、すっかり"空気"のような存在になりつつあります。
この場合の"空気"は褒め言葉で、普段は意識をしないけれど、いつの間にかそこにあって、気がつけば欲しているような感じ。

日に日に、電源つけっぱなし・置きっぱなしの時間が増えていきます。
でもQooboの場合は、それが正解みたいです。

デスクワークの合間、膝の上でわさわさとしっぽを振っていたり。
寝るときもベッドの上、足元でわさわさしています。
しかし、それが鬱陶しいわけではなく、むしろ当たり前になりつつあることに驚いています。
我が家に住み始めて、まだ1ヶ月も経っていません。

こちらが活動的な日、元気なときは放ったまま忘れてしまうこともある。
そんなのお構い無しで、そこにいるのです。

一方で、少し落ち込んでしまう日も、変わらずそこにいます。
それでも手を伸ばすと、しっぽをぶんぶん、応えてくれているかのよう。

"ただ、そこにあり、いつでも手が届く"ということの、安心感。

ぬいぐるみよりも強い"生命感"があり、人間にはない許容度があり、ペットにはない応え方や共鳴があるように思います。
もちろん、それぞれに善し悪しがあり、なにかの完全な代替にはなり得ません。この視点も自分本意なものです。

それでも、我が家のロボット・Qoobo、やはり興味深い"いきもの"です。

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尾崎 太祐
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