人生は選択の連続である
そんなタイトルの記事(あなたが今読んでいる、これ)が下書きになっていました。
奇妙な偶然だと思いました。久々にnoteを書こうと思ったらこれだけが書き上がらずに残っていたから。
このタイトルはシェイクスピアの名言から引用したもので、思い出深い拙作の一言目にも使った言葉です。
2020年2月に書き上げ、3日後に上演した作品。だいぶ難産でしたが、当時劇作家として悩んでいたことや切実な思いが表れている気がします。
……と、自分で書いた作品ながら他人事のように言えてしまうのは、今の自分にはこの切迫感が遠い昔のことのように感じるから。
当時のことは辛うじて思い出せるけれど、同じ文章を書けと言われてもなかなか難しいかもしれません。
そんな切実さに共感してもらったのか、あるいは短編作品・少人数で扱いやすかったのか、学生演劇を中心に多くの方に使っていただきました。さらには映画化も。
そして――
僕の作品(戯曲)が映画化されると思ったら、いつの間にかクラウドファンディングがされることになり、上映され、各種配信サイトでレンタルされ、さらに先日からHuluで見放題に。
今日、Huluではデイリー6位になっていました。
我が子が異国の地で別人のようにめきめきと成長しているのを見る気分です。
一度試写会に呼んでいただきました。手前味噌ながらいい作品です。
この機会に、ぜひ見てみてください。応援してやってください。
よかったら、原作との違いも楽しんでくださいね。
Hulu(会員見放題)
その他の配信サイト一覧(記事執筆当時はレンタル)
ちなみに僕はこの原作やリメイク作品から収益を得ることもないし、完パケもいただいていないです。
今のところ、僕への金銭的な応援にはなりませんので悪しからず。
もちろん、見てくださって感想をいただけるのはありがたいです。
そして原作の戯曲はフリーで公開していますので、ぜひあなたも読んだり、創作の下敷き(原作)にして見ていただけたりすると嬉しいです。
ぜひご連絡ください。
僕自身、大好きな作品のメディアミックスやリメイクを楽しみにしている性格です。
拙作(我が子)が形を変えて、まだ見ぬ誰かに届いてくれたなら、とてもありがたく思います。
(追伸)
――とはいえ、出演者のTwitterで発展や近況を知るというのは、生みの親としてなかなか寂しい思いがあります。こういう「ものづくり」の苦悩を扱う作品だからこそ、なおのこと。高橋広吏監督、ご連絡をお待ちしてます。