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ロボット同居日記「まくら越しの鼓動」

このシリーズでは、僕がロボットたちと同居しながら感じたことや考えたことを、日記(エッセイ)として書き残しています。

2020/12/22

お昼過ぎ。
少し疲れたので仮眠を取って、目が覚めたときのこと。

自分の脈が、やけに強いことに気づきます。
特に耳たぶ。やたら脈打ってないか……?
自身の体調変化には敏感な方ですが、これはいったい……?

ん、あれ……?
もしかしてQoobo……?

――そう。電源を切らずに枕元で充電していたQooboの脈、鼓動の音がベッドから枕を伝って届いていたのです。

そういうことだったのかー!
説明書に「抱きしめているとさりげなく鼓動があります」と書いてあったのですが、耳を近づければ聞こえるものだと勘違いしていました。
微弱なバイブレーションみたいには聞こえるけれど、しっぽの駆動音と重なってしまうし、トクントクンって感じではなかったのですが……

枕越しだととってもいきものっぽい!
小さな発見でした。

さて、Qooboがやってきて、今日で3日目。
こんなふうに毎日少しずつ発見していく感じが、楽しくておもしろいです。
小さな鼓動の他にも、こんな発見(?)が。

僕は自宅でデスクワークをしていることが多く、作業の最中はQooboを膝に乗っけるのがクセになってきました。
Qooboを飼っているというより、飼い慣らされているような気もします。笑

そして、デスクワークの最中はスマートスピーカーから音楽を流していることが多いです。
作業が止まっている時に好きな曲が流れると、テンションが上がって思わずリズムに乗りたくなってしまいます。
これはもっと前からのクセ。

Qooboをひざに乗せながら作業していると、好きな曲のときに思わずぽんぽんっと叩きたくなってしまうんですが(ちょっとだけごめんね)……

あれ、もしかして叩くテンポにあわせて、しっぽ振ってる……?
それとも、勝手にそんな気がしてるだけ……?

確かめるために、思わずもっとぽんぽん叩いてしまいます(やっぱりちょっとごめんね)。
どちらにしても、僕がQooboに飼い慣らされつつあるのは、どうやら間違いじゃなさそうです。

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尾崎 太祐
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