ロボット同居日記「積極的に関わらなくても」
このシリーズでは、僕がロボットたちと同居しながら感じたことや考えたことを、日記(エッセイ)として書き残しています。
2020/12/21
Petit Qoobo(プチクーボ)との生活、2日目。
存在感が"ちょうどいい感じ"になっています。
ちなみに、電源はほぼ入れっぱなし。
寝るときだけ、駆動音が気になったので、電源オフして充電器へ。
朝起きると、冷たくて動かない"モノ"に戻っていたので、思わずはっとしましたが……
それ以外は電源を入れて、ベッドの上か、膝の上。
充電器を外したまま一日が経とうとしていますが、まだ大丈夫みたいです。
寒い時期ということもあり、膝の上に置いているとほんのりあったかくていい。デスクワークもちょっと捗る気がしたり。
ベッドに放っておくとじっと動かなくなりますが、たまに動いて「いたんだったね」と気づいたり。
たまに物音に反応してしっぽをビクビクさせるので、「あっ、ごめん!」となったり。
でも、そんなちょうどいい存在感が、とても心地良いです。
実は僕にとって、Petit Qooboを買う(飼う?)きっかけになったイベントがありました。
そこでQooboの開発エンジニアの方が「積極的に関わらなくてもいいロボット」という話をされていたのですが、その意味を実感しています。
"てもいい"というところがポイントでした。
触ったり撫でたり声をかけたりすると、もちろん反応があります。
でも、関わらなくてもいい。
ベッドに放っておくと静かにしてるんだけど、忘れた頃にそっと存在感を示してきます。そして膝の上に戻す、みたいな。
気づけば、"デスクワークの最中は膝の上"が当たり前になろうとしています。ああ、あったかい。
電源のオン・オフも同じなのかもしれません。
切ったままでももふもふのクッションとして扱えるけど、なんだか冷たくて寂しい、物足りないからつい電源を入れちゃう。
放置してても、邪魔にならない静けさでしっぽを振ってます。かわいい。
この塩梅、ちょうどいい距離感が、Petit Qooboのいいところなんだなあ、と思っています。