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ロボット劇作家の作品

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尾崎太祐が書いた脚本・小説をまとめたマガジンです。すぐ読める掌編が多めです。
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#ロボット演劇

ロボット×エンターテインメントの力で、面白い未来をつくる。 ―― 作品紹介

作品・活動紹介ロボット演劇 彼女の便箋とロボット(2021年 / 脚本・演出・出演) 見守りロボット「BOCCO emo」を初めて使用した朗読作品です。 私の朗読にあわせ、ロボットがしゃべることで物語が進行します。 イベントページ:https://robot-sandbox-night01.peatix.com/view プログラム通りにはいかない!(2020年 / 脚本・演出・操演) パンデミックが始まった頃、作品の導入部分のみ無観客配信。 本編は未だ上演できていませ

ロボットコント『AI婚活』①

イントロダクション 「日本政府がAIで未婚の男女を支援」――こんな見出しが話題になったのは、つい最近のこと。 これまでの婚活――つまり、容姿や収入などの条件をもとにした婚活――ではなく、プロフィールには載らないような、隠れた相性を判断し、実はお似合いかもよ?という相手を、AI(人工知能)が見つけ出してくれる、というものだ。 やがて、AIによる婚活支援は大成功。これはその数年後、AIによって運営されている結婚相談所でのお話。 登場人物 男 冴えない未婚男性。相談にやってくる。

ロボットコント『開店!ロボットレストラン』①

登場人物 男  レストランを訪ねてきた客。 ロボ お店のマスコットとなるロボット。接客がヘタ。 店主 新しくレストランを開業。 ※ロボ=可能であれば、Pepperを使用する。 舞台は、小さな飲食店。レストランのようである。 上手側は入口、下手側はバックヤード。 中央には、テーブルと椅子。 入口の近くには、ロボットが立っている。 男、店外から歩いてくる。 男「ここかあ、新しい店」 男、扉を開けて入店。 ロボ「いらっしゃんしゃんせー!」 男「!?」 男、ロボットに気づく