伝統や、昔からの伝わってくることには、なんらかの意味がある。
ので蔑ろにすると、足元をすくわれ、大きな過ちを犯しやすい。
なんせ「兵法書」ていう、究極の実用書で能力主義の思想で、そう言われているのだ。
浅はかな「浅薄なリベラル」や我流で、伝統や慣習を放棄するのは、やめておくべきである。
でも・・・伝統や慣習は、変化し続けているものだよね。
ここでの李靖の言うことは、晏子のこの主張と一致するものがあると思う。
伝統を形だけ継承しようとすると、それが人を殺し挙句伝統そのものを殺すことになる。
それの内実・理由を、ある程度知らないと、「伝統」など、実質続くことなど至難なのでしょう。
その認識がなければ・・・
伝統を打ち捨てて、衰亡してしまうか・・・
伝統にしがみ付いて、死んでしまうか・・・
でしょう。
あるいは、その伝統を守るにふさわしい器量・見識がなければ、「形」だけ受け継いでも、それは「受けついだツモリ」でしかないのでしょうね。