少しづつかわってはいるのか・・・
より
上記文抜粋
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No. 2066 メドベージェフはなぜ「Born to be Wild」を許された?
投稿日時: 2024年2月20日
Why Medvedev Is Free to Go Full ‘Born to be Wild’
by Pepe Escobar
ワシントンはリトアニア、ポーランド、ウクライナという熱狂的なロシア嫌いの枢軸を支持してEUを分裂させている。
Yeah, darlin’ gonna make it happen
Take the world in a love embrace
Fire all of your guns at once
And explode into space
Steppenwolf, Born to be Wild (1967)
世界はロシア安全保障理事会のディミトリ・メドベージェフ副議長に感謝しなければならない。冷戦時代の象徴的な広告、「他のビールでは届かない部分をリフレッシュしてくれるビール」の言葉を借りれば、メドベージェフは、クレムリンや外務省が外交上の理由で届かない微妙な部分をリフレッシュしてくれている。
驚くべき地殻変動が地政学と地政学経済をひっくり返し続け、歴史の天使が東に目を向ける一方、米国は内部から腐食し、減っていく全領域支配の断片に必死にしがみついている。メドベージェフは、「ヘビーメタル・サンダー」(冒険精神)は言うに及ばず、「スモーク・アンド・ライティング」(スリリングな体験)をどれほど楽しんでいるか、隠そうとしない。
以下は時代を超えるものだ。色彩豊かな翻訳で全文引用に値する:
おびえた西側の政治家やNATOの質の低い将軍たちは再び私たちを怖がらせようと決めた。彼らは冷戦以来最大の軍事演習を開始した。
これには31の同盟国と「ほぼNATO」であるスウェーデンから9万人の兵士、約50隻の軍艦、80機の航空機、133台の戦車を含む1,100台の地上戦闘車両が参加する。
いくつかの舞台はポーランド、ラトビア、リトアニア、エストニアなど、露骨にロシア嫌いで我々にとって最も嫌な国、つまりロシアの国境に近い場所で行われる見込みだ。
NATOはこの演習が誰に対するものなのかを直接口にすることを恐れ、『防衛計画の演習と最も近い敵からの潜在的な侵略を抑止する』という空虚な言葉に終始した。
しかし、このたるんだ西側の筋肉の痙攣がロシアへの警告であることは明らかだ。ロシアを適当に脅して、ロシアのハリネズミに、トランスジェンダーのヨーロッパ人の太った尻を見せるべきじゃないか、と言っているようなものだ。
これは怖いことではなく、非常に重要なことだった。
結局のところ、同盟国自身がこのレベルの演習を実施すると決めたということは、彼らが本当に何かを恐れているということだ。
さらに言えば、彼らは勝利だけでなく、キエフの腐ったネオナチ政権のいかなる軍事的成功も信じていない。加えて、もちろん、国内の政治的目的のために反ロシアのアジェンダを練り上げ、不満を持つ選挙民を固めようとしている。
全体として、これは非常に危険な火遊びだ。
かなりの戦力が集結した。この規模の演習は前世紀以来行われていない。つまり、忘れ去られた古いものなのだ。
我々はこの圏のどの国も攻撃するつもりはない。西側の理性的な人々は皆このことを理解している。しかし、もし彼らが強硬な手段をとり、わが国の完全性を侵害するようなことがあれば、即座に適切な対応が取られるだろう。
それはただ一つの意味を持つだろう。NATOが目をそむけることのない大きな戦争が起きるということだ。
NATOのどこかの国が、バンデラの支持者に飛行場を提供し始めたり、ネオナチと軍隊の宿舎を提供し始めたりすれば同じことが起こるだろう。彼らは間違いなくロシア軍の正当な標的となり、敵として容赦なく破壊されるだろう。
NATOのシンボルのヘルメットをかぶり国境からそう遠くないところで今日も威勢よく武器を振り回している連中は、このことを覚えておくべきだ。
屈辱的な敗北か、総力戦か
ヘビーメタル・サンダーのメドベージェフを補完するのは、数年前にモスクワで会ったロスティスラフ・イシュチェンコによる見事な分析である。
重要なポイントは2つ:
1.「今日、欧州のNATO加盟国の軍隊の実戦への対応能力は、『1990年代』の最も困難な時期のロシア軍よりも低い」。
2.イシュチェンコは西側の選択をきちんと描いている。「NATO部隊の敗北という恥辱的な負けを認めるか、または、ヨーロッパの軍隊も、中国での戦争を始めようとしている米軍も、その力を持たないのにロシアとの本格的な戦争を始める、のどちらかだ。」
必然的な結論は、米国の「ロシア封じ込め」体制全体が「崩壊」しつつあるということだ。
イシュチェンコは、「西側諸国は2024年以降、ロシアに対して代理戦争を仕掛けることはできない」と正確に指摘している(ショイグ国防相は昨年、特別軍事作戦(SMO)は2025年に終了するとすでに公言している)。
イシュチェンコは付け加える:
たとえ彼らが秋ではなく2024年12月まで持ちこたえることができたとしても(それは非常に疑わしいが)、ウクライナの終わりは近い。そして西側諸国は、それに代わってロシアとの代理戦争で米国のために死にたがっている別の人物を準備することができなかった。
まあ、彼らは努力しているのだ。懸命に。例えば、3つの海を舞台にした詐欺のためにハイエナの集団を再編成した。またキエフにいるCIAの寵児ブダノフに、ロシア連邦内で連続テロを起こす自由裁量権を与えている。
一方で、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで作成された極秘メモでは、ドイツ政府、USAID、フリードリヒ・エーベルト財団の間で密接な協力によりキエフに「新たなシンガポール」のようなものを作ることが提案されている。つまり、低賃金の地獄からドイツ企業が利益を得るような「復興」である。
どんなふうに「キエフ」が生き残り、どんな形になるかは誰にもわからない。したがって「シンガポール」のリミックスはできないだろう。
妥協はないだろう
ドイツ人アナリストのパトリック・バーブは、メドベージェフの暴言の根底にある重要な事実を綿密に分析している。
もちろん、彼はNATOのストルテンベルグの言葉を引用する必要がある。彼はすでに公けに、これは「いわれのない」侵略戦争ではない、NATOが実際に挑発したのだ、と言い切った。さらこれは本質的にはNATOの東方拡大に関する代理戦争なのである。
バーブはまた、2022年3月から4月にかけてイスタンブールで行われた和平交渉が米国とイギリスによって暗礁に乗り上げた後、西側の政治家たちのクレムリン、そして外務省に対する信頼がゼロになったことも認識している。
またバーブはシーモア・ハーシュのディープ・ステート筋の一人が言ったことにも言及している:
「戦争は終わった。ロシアが勝った」
それでも、メドベージェフの重要なポイントは、「ワシントンにはいかなる譲歩も期待できない」ということだ。軍事的対立は続く。戦争は消耗戦になっている」。メドベージェフはすでに、オデッサ、ドニプロペトロフスク、ハリコフ、ミコラエフ、キエフが「ロシアの都市」であることを明言している。
したがって「妥協は事実上不可能」なのだ。
ロシアの安全保障理事会は、2022年のマドリード・サミットでNATOが採択した戦略コンセプトがいかにヨーロッパを完全に軍事化するものであるかを明確に理解している。バーブ:
核武装した敵国に対する多領域戦闘を提案している。つまり核戦争だ。こう書いてある:「NATO拡大は歴史的な成功であった」。
これは、ストルテンベルグが繰り返すNATOのシンクタンクである大西洋評議会(アトランティック・カウンシル)からのレトリックである。
一連の綿密なやりとりの中でのモスクワを洞察すると、クレムリンは何年も続くかもしれない消耗戦を覚悟していることが明らかである。現在の「怒濤の2020年代」を超えて。ウクライナの歌は変わらない。カタツムリ技法と避けられない肉挽き機の融合だ。
バーブが明確に理解しているように、最終的な結末として「プーチンは西側諸国との基本的な安全保障協定を求めている」。ワシントンでストラウス系ネオコンが政策を独裁している以上、それが実現しないことは誰もが知っていることだが、地政学的・経済学的な現実は紛れもない事実である。制裁を受け続けているロシアはすでにドイツと英国を抜き、今やヨーロッパで最も強力な経済になった。
ドイツ人アナリストが歴史家エマニュエル・トッドの言葉を引用したり (第三次世界大戦はすでに始まっている」)、スイスの軍事アナリストであるジャック・ボーが、経済的・政治的配慮を含め、「ソ連時代からロシアには洗練された戦争哲学があった」と説明しているのを見るのは新鮮だ。
バーブはまた、ロシイスカヤ・ガゼータのインタビューで、安全保障理事会科学評議会の重鎮セルゲイ・カラガノフにも言及している:
ロシアはヨーロッパへの旅を終えた。ヨーロッパ、特にドイツのエリートたちは歴史的失敗の状態にある。西側の経済的、政治的、文化的な支配が築かれた軍事的優位性という500年にわたる支配の基盤が、彼らから剥奪されたのだ(中略)。 EUはゆっくりと、しかし確実に崩壊に向かっている。このため、欧州のエリートたちは15年ほど前からロシアに敵対的な態度を示してきた。彼らには外敵が必要なのだ。
迷ったらシェリーを読め
ワシントンが熱狂的なロシア嫌いのヴィリニュス=ワルシャワ=キエフの枢軸を支持して、EUを積極的に分裂させようとしていることは今や明白である。
一方、ウクライナにおける「妥協なし」は、地政学によって深く決定されている。EUは「脱炭素化」詐欺のためにウクライナのリチウムへのアクセスをどうしても必要としているのだ。莫大な鉱物資源、豊かな黒土(現在はバックロックやモンサントなどの所有地になっている)、海路(オデッサが「ロシア都市」に戻らなければの話だが)、そして何よりも、超格安の労働力である。
この先どうなるにしてもEUとドイツに対するバーブの分析は暗く、「EUはその中心的機能を失った」「歴史的に見ても、平和のためのプロジェクトとしては失敗している」という。結局のところ今はワシントン-ヴィリニュス-ワルシャワ-キエフという枢軸が「トーンを決めている」のだ。
そして、さらに悪くなる:
我々はアメリカの裏庭になるだけでなく、ロシアの裏庭にもなりつつある。ブダペスト-モスクワ-アスタナ-北京という軸に沿ってエネルギーの流れやコンテナの往来、経済の中心が東へと移動しているのだ。
つまり、メドベージェフ、イシュチェンコ、バーブを参考にした必然的な結論は、ウクライナをめぐる代理戦争は、無数のレベルで延々と続くことということだ。「和平」交渉は絶対に問題外であり、11月の米国の選挙前にないことは確実である。
イシュチェンコは、おそらくローマ帝国の崩壊以来初めてではないにしても、いかにこれが「文明の破局」であるかを理解している。結局、4世紀以降ユーラシア大陸ではいくつもの文明が崩壊している。明らかなのは、われわれが知っている西洋という集合体が、歴史のごみ箱への片道切符を早々と手にしているということだ。
そして、1818年に発表された、文学史上最も破壊的なソネットのひとつ『オジマンディアス』に凝縮されているシェリーの天才的な才能に行き着くのである:
オジマンディアス:パーシー・シェリー
古代の国エジプトから来た旅人はいう
胴体のない巨大な石の足が二本
砂漠の中に立っている その近くには
半ば砂にうずもれた首がころがり
顔をしかめ 唇をゆがめ 高慢に嘲笑している
これを彫った彫師たちにはよく見えていたのだ
それらの表情は命のない石に刻み込まれ
本人が滅びた後も生き続けているのだ
台座には記されている
「我が名はオジマンディアス 王の中の王
全能の神よ我が業をみよ そして絶望せよ」
ほかには何も残っていない
この巨大な遺跡のまわりには
果てしない砂漠が広がっているだけだ
年中無休で大虐殺が行われている狂気の暗闇の中で光を探し続ける私たちは、シェリーが「巨大な遺跡のまわりには果てしない砂漠が広がっている」という崇高な叙事詩で描いた、広い砂漠の真ん中に立つ台座を思い浮かべることができるだろう。
これはすべて、政治的な黒い空白を映し出す広大な空虚な空間についてである。政治的な黒い空虚を映し出している。重要なのは、トータル・パワーへの盲目的な執着、ぼんやりとした「ルールに基づく国際秩序」の永続性を主張する「冷たい命令の嘲笑」だけなのだ。
そう、このヘビーメタル・サンダーのソネットは、目の前で消えていく巨大な残骸を含む帝国を超えて、生き残るのである。
https://www.unz.com/pescobar/why-medvedev-is-free-to-go-full-born-to-be-wild/
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抜粋終わり
西洋の医学も部分駆逐されないと、地球人類は破滅するからな・・・
より
上記文抜粋
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ブルキナファソでの国境なき鍼
「国境なき鍼 ブルキナファソでの鍼灸師養成」
Acupuncture sans frontières Formation d’acupuncteurs au Burkina Faso
https://www.gfmer.ch/ASF-Burkina-Faso/images.htm
スイス・フランス語圏のLCC財団のベルナルド・ド・ブルステムベルガー先生です。
ブルステムベルガー先生は1980年からジュネーブで鍼師として働き、1999年から2011年までスイス・フランス語圏医療鍼協会の会長であり、2001年からLa Fondation Lebherz – Cornelius Celsusの国境なき鍼、ブルキナファソでの鍼灸師養成トレーニングをされています。国境なき医師団の鍼師版です。
2023年1月1日
「ブルキナファソ:中国医師団はブルキナファソで医療援助をおこなう」
Burkina: les médecins chinois offrent une assistance médicale au CMA de Kombissiri
以下、引用。
中医学鍼灸はブルキナファソで大歓迎されている印象です。
ブルキナファソの「ブルキナ」はモシ語で「正直」、「ファソ」はジュラ語で「国」を意味し、「正直者の国」という意味です。
2023年1月26日にブルキナファソからフランス軍は撤退を表明し、ロシア政府がブルキナファソ政府を軍事支援することを表明しました。
ブルキナファソはかつてはフランス領西アフリカでした。1960年にヴォルタ川の上流を意味するオートボルタ共和国としてフランスから独立します。1984年、「アフリカのチェ・ゲバラ」と呼ばれたトーマス・サンカラ第5代大統領により、国名をオートボルタからブルキナファソに変えます。
トーマス・サンカラは女子割礼と一夫多妻制度を廃止し、女性を閣僚として任命し、識字率をあげ、貧困と腐敗を改善し、砂漠の緑化運動を起こし、社会福祉に尽力しました。サンカラのような素晴らしい人物を知ることができただけで、ブルキナファソの歴史を調べた価値がありました。
1987年にサンカラは首都ワガドゥグーで37歳で暗殺されました。サンカラ暗殺犯は第6代大統領、ブレーズ・コンパオレです。1987年から2014年までの27年間、ブルキナファソ大統領でした。このコンパオレ大統領をフランスは支持してきました。
2022年04月、サンカラの遺体から銃弾が検出され、暗殺が確定し、コンパオレ大統領は終身刑となりました。
2022年01月、ロック・カボレ大統領はクーデターを起こされ、軍人のダミバが暫定大統領となります。
2022年10月に2回目のクーデターが起こり、ダミバ大統領は亡命し、34歳の軍人、イブラヒム・トラオレが大統領となり、ロシアの軍事企業ワグネルと軍事顧問契約しました。ダミバ大統領は最初、フランス軍基地に逃げました。ダミバ大統領はフランス、パリの軍学校、エコール・ミリテール出身で、親フランス派でした。ブルキナファソではイスラム・マグリブのアルカイダ、アル・ムラービトゥーンがテロを繰り返し、トラオレ大統領はロシアのワグネルとの契約をして治安を回復するべきだと、ダミバ前大統領に進言しても聞き入れられない不満から2回目のクーデターを起こしました。
2022年12月8日、ブルキナファソの金鉱山がロシア企業と契約したことが報道されました。ブルキナファソの主産業は、世界16位の産出量を誇るゴールド金鉱山です(日本は44位)。
2023年1月1日、ブルキナファソで中医師団が鍼灸をおこなっていることが報道されました。
同年1月26日、ブルキナファソ政府はフランス軍との防衛協定を破棄することを発表し、フランス軍の撤退が決まりました。
2023年01月26日『現代アフリカ研究センター』
「ブルキナファソがフランスとの防衛協定を破棄」
フランス語圏のアフリカでは、他にチャド共和国、ギニア共和国について、ロシアのラブロフ外相が「支援を惜しまない」と声明しています。
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抜粋終わり
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上記文抜粋
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気候変動終了のお知らせ:JPモルガンとブラックロックが大規模な国連気候対策グループから脱退
JPMorgan Chase, BlackRock drop out of massive UN climate alliance in stunning move
https://www.foxbusiness.com/politics/jpmorgan-chase-drops-out-of-massive-un-climate-alliance-in-stunning-move
JPモルガン・チェース、ブラックロック、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズは、地球温暖化対策のために結成された大規模な国連気候変動同盟への参加を取りやめるか、ブラックロックの場合は大幅に縮小すると発表した。米国および世界最大の金融機関が、環境・社会・ガバナンス(ESG)の優先順位をめぐって消費者擁護団体や共和党州からの猛烈な圧力に直面しているなかでの驚くべき発表である。
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抜粋終わり
医療も、環境科学も、西欧近代文明の学術の「へんなこと」「欠陥」が見えてきた。
「天皇」の欠陥も、私ですら見えて愚痴っているのだし・・・
天皇の無い 蒼い空を取り戻す
慈悲と憐みの富む社会になりますように。
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