諸葛亮兵書 心書 和人
人の和を重視せよ
軍の統率には、人の和を重視しなければならない。人の和があれば、兵士は強制するまでもなく、みずから進んで戦うようになる。
これとは逆に、つぎのような場合がある。
幹部同士が反目しあっている。
兵卒が命令をきかない。
立派な作戦計画を立てても採用されない。
部下が幹部を非難する。
讒言、足の引っ張り合いが横行する。
このような状態では、かりに湯王や武王のような智謀に恵まれていても、たった一人の相手にもてこずるであろう。ましてや大軍を相手にするとなれば、敗戦は火を見るよりも明らかである。
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