暴行事件が表ざたになった・・てのは、健全だった証拠かね。

上記文抜粋
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「天台宗性暴力事件」懲戒審理の公開が不可欠

 天台宗の寺(四国)で14年間(2009年から)、性暴力・恫喝をうけ続けた尼僧の叡敦(えいちょう)さん(法名)が、直接の加害者である男性僧侶(60代)と、僧侶をかばった宗派最高位の大僧正(80代)に対し、僧籍剥奪の懲戒処分を天台宗に要求している事件(2月2日のブログ参照)で、天台宗務庁(大津市=写真右)が11日、2人とも「懲戒審理が相当」との調査結果を発表しました。

 叡敦さん(写真左)の告発から10カ月たった遅い判断ですが、この意味はけっして小さくありません。
 とりわけ宗派では「生き仏」ともいわれる大僧正を「懲戒審理」にかけることは異例です。「ある僧侶は「上下関係の強い宗派内で大僧正を処分できる訳がないと思っていた」と率直に驚きを口にした」(12日付京都新聞)といいます。

 そもそも仏教には男尊女卑・女性差別の深い病巣があります。

「説教では、因果論で地獄に堕ちる女性は前世に悪いことをしたからなのですが、現生のありようは、罪深い女としても説かれました。これは、仏教の特徴です。…「女人禁制」を強いた天台宗比叡山や真言宗高野山などは…檀家である女性に対しては、穢れ多さと罪深さを説きましたし、他の宗派も同様です」(源淳子=僧侶著『仏教における女性差別を考える』あけび書房2020年)

 こうした仏教界の女性差別体質に対しては、「真宗大谷派における女性差別を考えるおんなたちの会」(1986年発足)など、内部から改革の動きも出ています(源氏、前掲書)。

 宗教界における性暴力は、カトリック教会の「聖職者」によるものが報道されますが、日本においてそれが公になるのは希です。宗派内の上下関係、「教義」上の問題など、声をあげにくいことは想像に難くありません。

 それだけに叡敦さんの告発・闘いがいかに勇気ある決断であるかが改めて分かります。問題の大僧正は叡敦さんの親族でもあります。叡敦さんは告発後、宗務庁の調査の過程で精神的打撃(2次3次被害)をうけたと報じられています。

 性暴力の被害者、叡敦さんを孤立させてはなりません。

 宗務庁が「懲戒審理が相当」の判断したことで、今後、宗派で裁判所の役割を担う審理局で審議が行われることになりますが、「審議の日程や進め方は不明」(12日付京都新聞)とされています。

 この問題が宗派の秘密審議によって内々に処理されることは許されません。審議は公開されるか、少なくともその内容は詳細に公表されるべきです。

 性暴力は刑事事件です。しかも社会に大きな影響力をもつ宗教・天台宗の大僧正がかかわる性暴力事件です。その真相がいかに明らかにされどう処罰されるかは性暴力・女性差別を許さない社会をつくる上で大きな問題です。今後の推移を注視する必要があります。

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抜粋終わり

そういえば、、、10年前に「善通寺派の道場で、暴行事件で骨折。僧侶は謹慎中」

てあったよね。

暴行事件が表ざたになったのは、まだ健全な証拠かもしれない。

なんて思った。

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