西洋は詐欺師。あるいは西洋は野蛮・・てこれは西郷さんが言ってたね。
より
上記文抜粋
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クーデターまがい、3つの旗、正統DS問題静かに活況
ほぼ一カ月前のエントリーで、アルチェモフスクが落ちたことは落ちたが、ここまでやる意味があったのだろうかと書いていた。今日はそのアルチェモフスク(バフムト)陥落の立役者のように扱われた、ワグナー・グループのリーダー、プリゴジンがロストフでクーデターまがいのことをしたというので、へんな騒ぎになっていた。
これを受けて、プーチンもロシア国防省もFSBも、これは武装クーデターの試みであり、これは今現在ナチとそのスポンサーと戦っているロシアの兵を裏切る行動であると公に発言し、ロシアの兵隊はプリゴジンに付いて行って犯罪に加担することのないよう呼びかけた。
現在我々が直面しているのは、反逆であるというはっきりした言明をしている。
現実的、状況的に考えれば、ロシア国軍を相手に軍人でもないプリゴジンとその仲間が騒いだとして、できることにはまったく限りがある。しかし、もちろん放置すべき案件のわけもないから、ロシア当局者は冷静に、しかし、大変厳しい対応に出ているものと見える。
結果的にどうなっていくのかわからないけど、はっきりしているのは、これによってこの不可解なプリゴジンとワグナー・グループという存在は終わりになるということではなかろうか。
そして、今日のロストフあたりのロシア人の態度を見ても、反乱軍(とまで言えたか否かがかなり怪しいが)に対して一般人が、何をやってるんだ、あんたら、しっかりしろ、プーチンの発言を聞いてないのか、みたいにして仲間をいさめに入ってるわけで、ここから見ても、今回のへんな反乱軍に将来があるとは思えない。
だがしかし、この人たちは一体なんだったんだろうという問いとその答えが調べられるようになるには、かなりの時間がかかるんじゃないのかなぁなどと思ったりもする。多分、相当複雑な構造だったんじゃないのかなぁ・・・。
ファクターとして、ウクライナはおおむね全土、NATO諸国に通じるオリガルヒとその属領民みたいな人が多数いる地域だという点が重要。そして、いろんな考えを持った人がいる。しかし、その人たちだって、「もし全容を知っていたら絶対俺はそっちにはいかなかった」と後でいう、みたいなことが複雑に起こる。こういうことって、紛争の中では必ずある。
■ 3つの旗
そんな週末を迎える前には、毎年恒例のサンクトペテルブルグ国際経済フォーラムが話題だった。
西側メディアでは、ロシアは孤立してしょぼたれていることになっているが、130か国から17,000人が参加して、多数の契約が成立し、その契約額は日本円で6兆円ほどと報じられいる。
いつもの通り、ええ商売してはるなといった感じのこのフォーラムですね。
で、このフォーラムでのプーチンのスピーチも重要だし、ここらへんで集まった各国のビジネスコミュニティーが何を語っていたのかも、折からの世界経済のぎくしゃくぶりを考えれば、大変興味深いところ。
だがしかし、それはそれとして、ひときわ私の目を引いたのは、サンクトペテルブルグでの会合が始まる前のこれ。
ロシア帝国、ソ連、ロシア連邦の旗が掲げられているわけです。驚くほど大きい。これを支えるのはそんじょそこらの構造物では追いつかない。このポールはガスプロムが何億だか金出してわざわざ作ったものらしい。
旗の掲揚式までやっていた。
理由としては、上にもある通り、ペテルブルグは3つの時代を経て尚立派に発展しております、という意味だとも言えるでしょう。しかし、これは当然にロシア全体の現在を表しているでしょう。
これについて、私は、こんなことを考えた。
https://twitter.com/DTJTakumi/status/1670425463368613888
■ WW2 ナラティブ管理問題
このブログでは前に集中的に書いていたことがあったけど、戦後の西側というのは、ナチスを倒し、第二次世界大戦なるものの帰趨にあたって大変に大きな役割を果たしたのはソ連だという点を、とにかく、アホみたいな労力を尽くして隠してた。
それどころか、80年代からは、スターリンもヒトラーも同じだ、いや、スターリンの方が悪いだろう、わははは、といった調子の説が西側世界で「常識化」した。
それとともに、本当はスターリンが攻めようとしていたからヒトラーが攻めたのだ、と言ってみたり、両方がポーランドを攻めたからこんなことになりました説が出てみたりと、史実無視のナラティブだけが活況を呈し、結果、ソ連はナチス・ドイツを筆頭とする多くの欧州各国の軍に攻められ、民間人多数を含む2700万人もの死者を出したという点が、からーっと無視されている。
もちろん、偶然ではない。随所で工作し、アカデミアとその延長の主流メディアがこの工作において著しい役割を果たしたからこそこの異常史は成り立った。
ロシア連邦の首長たるプーチンは、6月22日、ヒトラーのナチが攻め込んだ日を悲しみの日として、毎年無名戦士の墓に詣でているが、そういうことに関心を持ったり心をよせるような西側メディアの記事は、まぁ多分過去10年ぐらいを見ても1つもないと言っていいでしょう。
日本の右派を含めた世界中の「親ロシア」っぽい右派の人たちは、いかにもロシアを理解しようという姿勢を求めるようなことを言うが、ロシア集団にとって存亡にかかわる巨大な出来事であった、ロシア人で肉親が関係しなかった人なんてほとんどないだろうという第二次世界大戦には、ほとんど関心を持たない。ソ連は悪者だから。
そして、あきもせず、スターリンの非道とかいう話しを繰り返し、訳のわからないスケールの共産主義の被害なるものを訴える。まぁ、バンデラと一緒。
実際、反共時代に彼らをナショナリスト扱いして仲間化してたのは、いわゆる右の人たち。
その本性バンデラ集団が、政治的動機から過去20年ぐらいロシアの政治状況にかかわって、ナラティブ管理を試みていたのだろうと私は思っております。例えば、プーチンはいい奴だが、メドはこれこれ、半分はユダヤ資本に仕切られとかなんとかの類は、殆どはアメリカの右派から出てると思う。
(私が変だなと思い始めたのは軍備。もしそれだけプーチン政権がそれらのオリガルヒに仕切られていたのなら、なんであんなに潜水艦作ってんだよ、とか、航空機産業の立て直し、原発産業の伸張をどう理屈つけんだよ、とか思った。とりわけ潜水艦かなぁ。潜水艦は高い。そして作る場所も作らないとならないから膨大な予算が必要。そして、去年決めて来年できるみたいなスケジュールではない。2020年ぐらいに次々就航するのなら、少なくとも10年前には大きな決定がなされていたことになる。話しがおかしい、と思ったわけ)
もちろんロシア世界の中に多数のオリガルヒやら裏切り者がうようよいて、それとの折り合いとか対立、打倒みたいなのはたくさんあって、プーチンをリーダーとするロシアのエリート集団はそれを制してきたことは間違いないが、それは必ずしも、西側のSNSで騒がれるようないわゆるグローバリストとの戦いみたいなものではないかもしれない。みんながまちまちな定義で使ってる言葉には要注意だと思う。
確実にあったのは、ナチ残党とそのパトロンたちを許す気はない、でしょう。
ともあれ、今年も6月22日が来たが、今年もまた、西側は無視をする。6月22日にこの大規模ジェノサイド事件を思い起こして、こんなことは二度とあってはならないと思える人だけがヒューマンって感じすらするよ。
いろいろ言ってますが、この意図的なジェノサイドのスケールは、人類史上最悪なことは言うまでもないが、とにかく、知れば知るほど驚く。
にもかかわらず、1945年で終わったかと思えば、結局、NATOという第二次ナチを作り上げて、ソ連が悪い、ソ連が悪いとわけのわからない闘争心を燃やし続けていたのが西側、あるいは、アメリカ覇権というもの。
この写真は、アドルフ・ホイジンガー。wikiはここ。
1948年、ラインハルト・ゲーレンと共に諜報活動を始め、1950年まで「ゲーレン機関」で「ホルン」という暗号名で分析部長を務め、コンラート・アデナウアー首相の補佐官となる。
■ 正統DS問題
ということで、現状、ロシア政府の脱ナチ路線は進められていくわけですが、それに対して、アメリカ+αの集団はどうするつもりなんだろうか。
現状、デマを振りまいて、頑張ればもう少し、もう少しでロシアは滅びるの!という、第二次世界大戦末期の日本臣民かよ、みたいなことになっている。
こういう場合、昔と同じように、この間に、どうやって騙すべきかを考えている人たちが地球上には存在するんだろうなぁとか思う。1945年のイギリスやフランスのように。
だがしかし、前にも書いた通り、ここに奇妙なよじれが出来ているのが現在のアメリカ。
いうまでもなく、ロバート・ケネディ・ジュニア氏が登場して、主流メディアのいうことを聞かない状態があることが、じわりじわりと隠せなくなってる。
いろんなことを言い出すので、現状、私はちょっと追いつかないんですが、昨日あたりは911の後の炭そ菌の話しをしていた模様。
主流派(現在のエリートとその予備集団)がこの人の存在を疎ましく思うのは、個別に、特に製薬、生物兵器あたりの嘘八百問題が不味いと思ってるんだけうけど、総じていえば、そりゃやっぱり、戦後体制そのものに話しが行きそうだからなんじゃないの、と思う。
ケネディア暗殺、甥のロバートの暗殺が、どちらも頭のおかしい単独犯みたいな話しではないとしたら、じゃあ何なんだと誰でも思い、まずCIAは逃げられなさそう。
しかし、そんなことで人々が驚くとは到底思えない。にもかかわらず、まるで今までみんな一致して単独犯行説を唱えていたかのように、にわかにケネディア氏を陰謀論者扱いしたがる人たちが多数いる。
多分、エスタブリッシュメントはCIAだけでトカゲのしっぽ切りが完了すると思ってないからでは?
つまり、その傍らにぽっかりと口を開けて待っているのが、ダラス兄弟だの、マックロイだのという、まんまナチ派のおっさんたちで、これらのおじさんたちはみんな、ウォールストリートの弁護士などの、いわば事務を取り扱う人たちなわけですよ。ってことは、この人たちは、誰かのために働いている。
ではそれは誰か? アメリカのオリガルヒどもなんだろうし、その筆頭にロックフェラーさんちの人たちがいることは動かないだろうと思う。
その後、キッシンジャー、ブレジンスキーというアメリカにとってまったくの外国人たちも、本人に力はないが後ろ盾があり、彼ららのために働いている限り力があるように見える、ってな構図は同じでしょうね。
冷静に考えれば、西側って、知的に抑圧された社会なんだろうね。だって、誰が考えたって、こんな人たち自体になんで力があるのかわからないでしょ。しかし、主流メディアもアカデミアも問うことなく放置してる。頭がおかしい。
そろそろ、否応なしに、このへんの言論屋、思想屋、デマ屋の作ったナラティブでは間に合わない、ボロボロやんそれ、という漏れがあちらこちらで起こるのだろうとは思う。その時、西側世界って正気に戻れるんだろうか? 結構難しいところにあるなぁと思う今日この頃。
■ オマケ
調べたい調べたいと思ってるのは、「文化自由会議」 。
このあたりが作った説が、アカデミア、主流メディアに降りていく構図が顕著にあったっぽい。例えば、ハンナ・アーレントなんかが、偽史にとってとても重要だったんじゃないのかな、と思ったりしてる。
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抜粋終わり
より
上記文抜粋
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また騙された (地球戦国)
2023-06-19 14:59:53
DEEPLY JAPANさんのTWより
宋 文洲
@sohbunshu
·
7時間
プーチンが秘密を明かす:
「ウクライナが中立条約にサインしたからロシア軍がキエフから撤退した。しかし、その後、ウクライナが交渉団トップを暗殺し、条約を破棄したため、戦争が続くことになった」
本当にこれ、ロシアは今に始まったことではないのでしょうが、もう騙される外交。事実や正義の則り外交は進められないとロシア人は心底思うでしょうね。それに同感するのが、中東やアフリカ諸国、そんな諸国の共感の輪が広がり、経済制裁にも負けず、ロシアの人道にもとずいた世界構想の構築が実りつつある。それは理想への牛歩の歩みと私は感じ生ます。
Unknown (山椒魚)
2023-06-23 23:41:40
ロシア民謡に
仕事の歌 というのがありますが、その中に"イギリスは利口だから水や火など使うロシア人は歌を歌い自ら慰める"という歌詞が有りますが、ロシア人はミンスク1、2で騙されて、キエフの和平交渉で騙された。仕事の歌の歌詞を"西洋人は2枚舌だから"と変えて歌はないとまた騙されそうだ。正直はその人の徳ではあるが、相手が自分と同じ正直者と考えては危ない。
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抜粋終わり
嘘つきは、天皇への道。
嘘つきは、西欧文明への道。
でも
嘘つきは、泥棒の始まりで、地獄行き。
天皇の無い 蒼い空を取り戻す
慈悲と憐みに富む社会になりますように
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