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【レポ】好きにならせてくれてありがとう 田代万里生Billboard大阪ライブ

今回は観劇…ではなく感激レポでございます。

我がプリンス、ミュージカル俳優の田代万里生。万里生くんのライブです。初参加です。

今回はコンセプトとして、ミュージカルの女性ソロナンバーのみのセットリストと謳い、「プリンセスセットリスト」となっております。プリンスが、プリンセス。

昼と夜との2公演、もちろん両方参加しました。だいぶ情緒と理性が保てていないですが、それも含めてしたためておきます。

昼公演(第一部)

第一部は自由席でした。案内してもらい、舞台の下手側の角から拝見。キャパ自体がそれほど大きくないので、この席でも十分すぎるくらい近い。普段の劇場なら前から一桁代後半の席くらい。

ライトが舞台に絞られると、ピアノ演奏の大貫さんが登場。伴奏とともに我がプリンス・田代万里生登場です。

黒をベースにしながら、白いロングシャツに鮮やかな青緑の切り返しがついた爽やかなお召し物。右手には大きめのリング(たぶんブログに書いてた空港で一目惚れしたというリング)。はぁ…!ビジュアルだけですでに良い。


登場の伴奏から続けて一曲目。「真実の愛のキス(魔法にかけられて)」。万里生くんの言葉を借りれば「プリンセスがドレスで街をさまよい歩く」曲。

このライブを実施するにあたり、この曲が一曲目のイメージしか浮かばなかったそう。今回のコンセプトに合った曲であり、万里生くんの楽しげな様子と声を聴けてすでに大満足。
ラストサビの前の間奏で、「みなさんこんにちは田代万里生でーす!」と挨拶してくれました。爽やかすぎて歌のお兄さんかと思った。「まりおさんといっしょ」だね。


2曲目は「パート・オブ・ユア・ワールド(リトル・マーメイド)」。ディズニープリンセスの楽曲を続けてご披露。ブルーの照明とお衣装がマッチしててうつくしい時間でした。

途中に挟まるセリフ部分がもろ万里生くん(年齢低めの役)で安心した。「なんだっけ?」(パァッ)「みち!!!」。かわいい。プリンセス曲ではありますが、歌い方や表現まで女性らしいわけではなく、ちゃんと万里生くんの歌い方なのが良い。


3曲目は「小鳥たちよ(スウィーニー・トッド)」。登山やバードウォッチングなどで使われるという鳥を呼ぶ笛で大貫さんと戯れるプリンス、控えめに言ってかわいい。

ミュージカル公演ではソニン様や唯月ふうかさんが演じられた役の歌。めちゃくちゃ丁寧かつわかりやすく作品と曲のことを解説してくれた上で聴けました。やっぱり万里生くんは誰よりもミュージカルオタクだね。

曲終わりからそのまま続けて、オペラ座の怪人のテーマが流れ、空気が一転。ピアノで聴くファントム・オブ・ジ・オペラいいな…と思いながら、4曲目は「スィンク・オブ・ミー(オペラ座の怪人)」。とても初舞台とは思えないクリスティーヌがそこにいました。

元々演目として公開されていたのですが、大好きなオペラ座の怪人の曲を、大好きな万里生くんが歌ってくれるだけで僕の情緒は飛んでいきました。

そして最後のラウルのパートを、まさかの大貫プリンスが歌唱。ブラーバ!までちゃんと。その後若干転調して、ラストのアリア。愛しかない「あーーーーいーーーー!!」だった。歌い終わりとともに握る拳がセクシー。はぁっ…!胸が…苦しい…!


5曲目は「On My Own(レ・ミゼラブル)」。この前は新妻聖子ちゃんのこの曲を聴き、今度は万里生くんのこの曲を聴く。なんと贅沢なことでしょう。プリンセス、というよりはわりと強めのヒロインの曲って感じですが、情景が浮かびますね。レミゼ万里生くん出ませんか。

続けて「あなたを見つめると(スカーレット・ピンパーネル)」。スカピンは僕観たことがなく、観たい作品なのですが、こうして観たことのない作品の曲と出会わせてくれるのも、ステキなライブですよね。

7曲目、大貫さんは一度休憩に行っていただき、万里生くんのピアノ弾き語りで「ずっと昔の話(ジャック・ザ・リッパー」。ヒロインの一人、ポリーの楽曲。ミュージカルではエリアンナさんが好演されていました。そして作品としては、万里生くんの新たな境地ともいえるモンローで出演された作品。
最後にジャックが登場するときの口笛を吹いてくれて、観たときの情景を思い出させてくれました。ちなみに口笛を吹くのは緊張したそうです。

休憩から大貫さんが戻られ、8曲目は「自由を求めて(ウィキッド)」。ちなみに大貫さんより、この時点で終了予定時間を大幅に過ぎているとの伝達。やばい!曲行こう!最後です!とバタバタの披露(笑)。

元々演目として公開されていた曲ですが、本編ラストとは。緑の照明がまさにウィキッド。光の演出も凝っていて、希望や解放感を感じます。この冬にウィキッドを観に行くので、本家も楽しみになりました。

本編終了から隙間なく、イタズラっぽい笑顔をたたえながらピアノを突如弾き始めた万里生くん。終演時間過ぎてもちゃんとやります、アンコール一曲目は「ムーンライト伝説(セーラームーン)」。まさかまさかのこの曲。大貫さんと途中まで連盤しながら、しっぽり始まって、途中から原曲テンポに。
客席は女性の方が多かったですが、この曲がドンピシャ世代の方も多いはず。会場も手拍子でノッてました。一度聴いたら忘れない、独特のメロディですよね。

アンコール2曲目は「愛の讃歌(ピアフ)」。この曲を演じ、様々な賞を総ナメにした大竹しのぶさんのエピソードを交えて、大貫さんは「シャンソンピアニスト」なので、ということで披露。こういう情熱的な歌での万里生くんの良さ、どう表現したらいいんでしょうね。とりあえずとにかく素晴らしいんです。

本当のラスト一曲。万里生くんも出演し、パリが舞台の作品「マリー・アントワネット」より、「明日は幸せ」
僕が俳優・田代万里生を認知し、その魅力に心奪われたその作品であり、DVDを2バージョンとも購入するほど大好きな作品の一つからの曲。もうそれだけで心がいっぱい。

この曲はマリーとマルグリットが子守唄として伝え聞いていた曲で、正反対の境遇の二人が実は腹違いの子同士であることの伏線にもなる曲。そして何より、決して幸せなストーリーではない本作で希望と前向きさと幸せに満ちた歌詞。
ミュージカルではその希望の要素がかえって悲劇を色濃く強調することにもなるのですが、ライブのラストに万里生くんが歌ってくれるこの曲は、本当に明日が幸せになるように、いや、絶対なるという希望に溢れた歌唱。ラストはミュージカル曲らしいアレンジで終わり、いや、もう、本当に幸せ。

トークに熱が入り、予定時刻より相当おしていたようですが、明日が幸せになるようにおまじないの曲を届けてくれて、終演。最後まで満面の笑みで退場していくうちのプリンス、ほんとステキ…!

夜公演(第二部)

余韻さめやらぬまま続けて第二部。こちらは指定席で、万里生くんのファンクラブ先行で当選した席。前もって席の位置を確認してなかったのですが、いざ入場したら、なんと、

最!前!列!

真横にステージがあるのだが?ん?万里生くんが?こんな近くに?

んあわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

と実際には叫んでおりませんが、頭の中はもうニコニコ動画のコメントのごとく、ヤバい近いありえへん等の文字が流れてます。とりあえず何回か深呼吸しました。

さて、ついに第二部開始。お召し物は一部からチェンジして、黒シャツ、黒パンツ、赤ピンクのコートの上に黒のハーフジャケット。プリンスのお色直しやと…!!一部の爽やかさも良かったけど二部の夜感も良い…!

一部と同様、この曲「真実の愛のキス」でスタート。曲が終わったあとの曲紹介で、「真実の愛の…Kiss」っていう甘美な発音を僕は聞き逃さなかった。だめですよ、けしからんですよ、そんな発音。全僕がノックアウトされる。

2曲目も一部と同様、「パート・オブ・ユア・ワールド」。一部ではブルーの衣装とブルーの照明がマッチして海の情景が浮かびましたが、二部は赤いお衣装がアリエルの美しい髪の毛を想起させて、より深海で地上を夢見る人魚姫の歌に。

ラストサビの歌い上げるところ、マイクが徐々に離れて地声が聴こえるのですが、あの、筆舌に尽くしがたいくらい美しかったです。こんなお声をこんな間近で聴いていいの…?

3曲目も「小鳥たちよ」で同じく。第一部の反省があってか、前座のトークがだいぶスマートになってました。2回目聴くと、歌い方はそんなに変わってないはずですが、ああ、こういう情景か、こういう感情か、というのをより理解しながら聴くことができました。

続けての「スィンク・オブ・ミー」も一部同様。はぁ…何回聴いてもいいなぁ…!赤い衣装のおかけで、より原作の世界観が想起される気がします。一部のときは嬉しさと感動でいっぱいだったのですが、二部で改めて聴いて、ああ、僕は本当に万里生くんの声が好きやなぁとしみじみ思いました。

5曲目。第一部で「違う方の女性の曲を歌うかもね?」と匂わせていましたが、披露されたのは「夢破れて(レ・ミゼラブル)」。万里生くんってなんでこうも感情の表現が上手なんでしょうね。え?俳優だから?そんなん知ってるんです。来年レミゼ上演が決まってますが、万里生くん、ご予定は…。

続く6曲目もセトリ変更。前曲から続く形で披露されたのは「ルドルフ ザラストキス」より「愛してる それだけ」。この作品そろそろ再演しませんかね…観たいな。原曲を聴いていないので、たぶんこの曲は僕の中で万里生くんのイメージになる。

7曲目は一部同様、ピアノ弾き語りでの「ずっと昔の話」。一部では席の位置の都合で背中越しに聴いたのですが、二部はほぼ正面から。ピアノ弾いてるときの万里生くんもいいよなぁ!いいよなぁ!!

本編ラストの曲は「自由を求めて」。エネルギーが会場中に飛び溢れんばかりの歌唱。しっとりな曲も似合うし、パワーのある曲も似合うってもう完璧やん!と思いながら本編終了。

アンコールの3曲、ムーンライト伝説、愛の讃歌、明日は幸せも一部と同じ。第一部は時間がおしてたこともあって超絶ハイスピードのアンコールでしたが、「これが最後の曲です」からの客席の「えーーーー!!」というやり取り含め、若干落ち着いた進行のアンコールだった気がします(笑)。そしてうん、やっぱりラストの「明日は幸せ」が良すぎる。

終演しちゃった…まだ聴いてたい…と思いながら、退場していくプリンスをお見送り。最短距離30センチくらいやったと思う。目の前に!万里生くん!いる!顔ちっちゃ!足長!語彙力ファーラウェイ!ああっ!

総じて、プリンセスセットリストではありましたが、姫姫してないといいますか、ちゃんと万里生くんの良さを感じられる曲目になっていて、ステキなライブでした。

トーク

ファンは既知の通り、万里生くんは生粋のミュージカルオタクですので、トークも非常に濃密です。特に第一部は「これトークショーかな?」って思うくらい熱がすごい。この前観た新妻聖子ちゃんもそうでしたけど、ミュージカル俳優の性なのでしょうか(たぶん違う)。

第一部では、3日前まで行ってたという8泊10日のフランス旅の思い出を交えながら、フランスに縁のあるミュージカル作品、聖地のお話を、それはそれはたくさん披露してくれました。トークの時のプリンスもかわいいんだ。

エピソード一部抜粋↓(※記憶の限り)

・汗拭きタオルに大貫さんのグッズを使う万里生くん(本人いわく「たまたま取ったのがそれ」)
・と言いながらちゃんと大貫さんにアピール
・鳥を呼ぶ笛を鳴らす大貫さんに「それなんの鳥?」
・大貫さんの回答「うぐいす(一部)」「スズメかな(二部)」
・更にその後もう一種類の笛に「なんの鳥?」に対して大貫さん「宮崎地鶏かな」のボケを聞き返してボケを潰す万里生くん
・セキセイインコを飼ってたが、音楽一家の環境で育ったからか、平均寿命が8年くらいのところ15年くらい生きた
・インコの名前はぴーちゃん
・ぴーちゃんが亡くなったとき、大学を早退した
・この前初めて劇団四季の「美女と野獣」を観た
・大学の同級生の中井智彦さんが昔ビーストをやってた
・中井さんとの思い出話
・シャンゼリゼは五輪に向けて客席が出来ている
・パリのディズニーはランドとスタジオ
・よくわからず乗り物乗ったらすごい勢いで飛ばされた
・パリは日が長くて明るい
・大貫さんもパリ好きですよね?
・オーシャンゼリゼー♪と歌う二人
・オペラ座で5番ボックスの席を観てきた
・5番ボックスに小さいプレートで「ファントムの席」とかいてあるが小さすぎて皆素通りしていく
・ベルサイユ宮殿でマリーに思いを馳せる
・リヨンを通り過ぎたときに「はぁっ!ここでマタ・ハリとアルマンが…っ!」となった
・ワンフレーズだけラドゥ大佐が出てきた
・旅行中はピアノを触れなかったが、帰りの空港で弾いた
・帰りの飛行機でフランスのおばあちゃまと仲良く話した
・フランス語は聞き取れない(再現あり)
・ノートルダムに行くタクシーで運転手から職業を聞かれて答えたら、You Tubeに名前を入れさせられ、非公式に上がってる「僕の願い(ノートルダムの鐘)」を爆音でかけられた
・(一部のみ)ちょっとだけ僕の願いを歌ってくれた
・「ピアフ」で大貫さんは演出上大竹しのぶさんにカバンで殴られるが、勢い余ってカバンのチェーンもぶつかってきたことがあった
・大竹しのぶさんは「ごめんねぇ」(大貫さんものまね)
・石丸幹二さんに「パリにいます」ってLINEしたら「僕はハノイにいるよ」(ええ声再現)って来た
・YOSHIという看板をパリで見つけて井上芳雄さんにLINEしたら「うぃ」って返事が来た
・井上芳雄さんにこのライブのことを伝えたら「俺なしに成立するの?」と言われたから皆(客)から芳雄さんに良かったよって伝えてね
・二部の衣装は「ピンクで!」というオーダーにしたら出てきた
・ハーフジャケットは実は第一部と同じもので、ジッパーで切り離せるようになっている
・(一曲目で)「僕もドレスを着て街を歩くのに憧れますけども」
・帰りの飛行機まで時間がギリギリになって、到着したらしたでゲートが違うと言われ、75歳の日本人のおじさまに助けてもらった
・おじさまと仲良くなってタクシー代も出してくれた
・東京公演は夜公演のあと大貫さんはラジオ生放送
・今日みたいな進行で生放送間に合うかな?(にっこり)
・12月に「ジョンアンドジェン」に出ます
・「グランドミュージカルだと「万里生くん中々出てこないな…」ってときもあると思いますが、二人芝居なので2時間半堪能いただけます」

一部と二部合わせてます

あと、芳雄さんとのデュエットでアルバム出せるくらい曲のラインナップあるとも言ってました。聞きました?事務所さん。需要も本人のやる気もあるので出してください買います。

相変わらず芳雄さんのこと大好きやな…。僕も同じくらい万里生くんのこと好きやで…。

Billboard

実は今回初めてBillboardライブに参加しました。食事をしながらライブ楽しめるっていうのは貴重な体験でした。

お値段はそれなりにしますが、折角の機会なので色々いただきました。お酒が豊富なので飲みたい気持ちもありましたが、お酒は控えているので甘いものを。

おいしかった…

他にも紅茶、マンゴーミルク、ドライフルーツをいただきました。早目に入場してゆっくり食べて、ライブはライブでしっかり聴くのが個人的にはオススメです。

好きにならせてくれてありがとう

好きな俳優や歌手はたくさんいます。この曲の表現いいなとか、この曲での歌い方いいなとかもあります。そんなことは数あれど、僕が生で歌を聴いて、その歌自体、そのものに虜になったのは、ポルノグラフィティ岡野昭仁と、ミュージカル俳優田代万里生、この二人だけです

本当にこんな近くで、生の歌声を聴けて、たくさんお話も聴けて、贅沢な時間でした。今このnoteを書きながら思い出しても、夢やったんかなって思うくらい。

特に第二部は、2メートルないくらいの距離で歌われていて、汗が流れるところとか、歌いながら左手でピアノを弾くみたいな動きをしてたところとか、そんなところまで見えました。え?無理。尊い。好き。

とりあえず伝えたいのは、あなたを、好きにならせてくれて、ありがとうということです。万里生くんのファンでいることを誇りに思います。我ながら愛が重い。だがそれでいい。

今回はプリンセスコンセプトでしたが、また色んな縛りでやってほしいな。もちろんプリンスによるプリンスセトリでもいいし、芳雄さんとのデュエット全国行脚でもいいですよ!!

アナスタシア、J&Jと今年もまだまだご活躍作品が控えてますので楽しみにしてます。




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