掛軸の掛け方
みなさま、こんにちは、11月になっているのに、夏日も出てくるなんて、世の中おかしくなってきてますね・・・
日常と思っていたものが、日常でなくなり、それが続くとそれがまた日常になる、日常とは、あるがままを受け入れること・・・
と誰かの名言っぽく書いてみましたが、当たり前体操のように、当たり前のことを言ってるいるだけでした・・・
おそらく哲学者にはとうていなれない、掛軸コーディネータの佐河太心です
今回は、掛軸の掛け方を、お伝えできればと思います。
よく聞かれるのが、掛軸をもらった、買った、作ったは良いけど、どうやって掛けるの?という質問を聞かれます。
業界の人間であれば、無意識にわかることですが、やはり、あまり掛軸に携わってない方は、色々と難しく考えてしまっているようです。
掛軸の掛け方としては、単純に掛軸を掛ける場所、掛け緒(図参照)にフックなりピンをひっかければ、飾るの終了です。
ですが、高さの調整をしたいときに、どうするか?となると、皆さんは
なぜか、掛軸の巻紐(図参照)を使って調整される方がかなり多いです
これ、本来の使い方でないので、もし心当たりある方は、しれ~っと直してください。
この紐は巻紐といって、掛軸を巻くときに使う紐ですので、飾る時は
掛軸の後ろ側に垂らしておいて大丈夫です
高さを調整したい時は、ピンやフックをその位置に合わせられるのであれば、その位置にピンやフックを刺す、難しいようであれ、ワイヤーフックや
自在吊り棒などを使って、高さ調整をしてください。
リンク貼っておきますね
フック
ワイヤーフック
自在吊り棒
基本的な掛軸の位置は、作品の中心部分が、目線がくるような、配置が好ましいです、ただ、作品のコンセプトや部屋の作りによっては、見上げたりする場合もあるかもしれませんので、あくまでも基本位置で考えてください。
目線の基準は、その掛軸作品を鑑賞する際の、姿勢が基準となります。
例えば茶室や和室であれば、正座もしくは胡坐をかいた時の目線の位置が
目線の基準ですし、リビングであれば、ソファに腰かけた時や、椅子に腰かけたときの目線が基準で良いと思います。
また、展示会などでは、立ってみることが多いので、立った状態の目線を基準にして、掛軸の飾る位置を調整すると、より掛軸作品を楽しめると思います。
まとめますと、まずは、掛軸の飾る位置を決めたら、掛紐の位置にピンかフックを刺す、床の間の上にフックがあるような場合は、ワイヤーフックや自在吊り棒などで、調整して、飾る位置に合わせる。
決して、掛軸の紐を利用して、高さ調整はしないでくださいね
以上、簡単そうで意外とわかりにくい掛軸の飾り方のお話でした
これからも掛軸の世界をみなさん楽しんでください!!
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