100日後に死ぬ社長〜77日目〜
SideQuestに出した格闘音楽アクションゲーム「One Punch」、おかげさまでパブリッシュ2,3日目も1日目とさほど変わらないダウンロード数を出せています。この直線予想で行くと10日目までに750DLがされる計算です。まずは目指せ1Kで行きたいと思います。
ダウンロードまだの方はダウンロードお願いします!
今日はこれからの販売戦略をどう進めていくかについて、すでにQuestのストアに公開されているアプリが公開までにどのような経過を辿ってきたのか、販売元の会社も含めてプロファイルしていき、どのような傾向があるのか仮説を立てるところまでやりたいと思います。
プロファイル項目
以下の項目をプロファイルしてきます。
・ゲームジャンル( ゲーム以外もある)
・ステータス(アクティブユーザランキングで何位、などストア内でのステータス)
・VR初コンテンツ→VR外のコンテンツをVRに入れたものかどうか(スターウォーズなど)
・リアル/非リアル→現実の世界をVRに持ち込んだものか、現実でできないことをVRで実現したのか。要はARっぽいかVRっぽいか。
・リリース日→Quest初期からのゲームなのかを主に見ます。
・評価・コメント数→コメント数から大体のダウンロード数がわかるらしいので、Beat Saberのダウンロード数あたりから推測を立てるのに使います。
・ダウンロード数
・ダウンロード数推測からの売上予測
・会社名と概要→どこの国のどれくらいの従業員がいる会社かを見ます。
・会社の過去のVR外のタイトル→生粋のゲーム会社かの指標。
・会社の過去のVRタイトル→VRにどれくらい注力してきたのか指標。
・当タイトルの作成開始からQuestでのリリースまでの経緯→例えばPCVRで売れてから出したのか、VRで有名な会社がいきなりQuestで出したタイトルなのか、などの傾向を見ます。
だいたいこんな感じでチェックしていこうと思います。
プロファイル
まだ完成してないですが、以下の表に随時まとめていってますので是非ご覧ください。
まだ集計途中ではありますが、気になるところをピックアップして書いていこうと思います。
億越えタイトル20本は本当っぽい!
Facebookが3月ごろに出したリポートで億越えタイトルが20本くらいあることを公表していましたが、これが実際に自分の予測でもおおむね一致しているという結果になりました。(まだ15本しか調べていないですがそのうち9本が億越え)。なお、予測はトップゲームであるBeatSaberの公表されているDL数と販売価格からBeatSaberのQuestでの売り上げを推計し、コメント数の比例からその他のゲームのDL数と売上を予測しました。VRFundのTipatatがやってたやりかたと大体同じではないかと思います。
ADVとシミュレーションが人気?
これはまだ母数が少なすぎますが、人気タイトルのジャンルで多いのはアドベンチャーやシミュレーションが多いです。
ここから出る仮説として、1人称視点であるVRの特性を生かして、ストーリーやリアルで普段できないことを体験できるものが人気が出ている、ということが言えるのではないでしょうか。
Facebookは新しいバズりタイトルを求めている?
最初にSalesランキングを見て違和感を覚えたのが、リリース半年以内の新しいタイトルがSalesランキングの上位の1/3を占めていることです。これに関しては2つのことが言えるかと思います。
・ローンチタイトルでなくても売れるものは売れる
ローンチタイトルに載ることはかなり重要だとVR業界では言われますが、上位ランクを見ると売れるものはいつ出しても売れるな、と。当たりまえですが。逆に売れないタイトルはローンチに入れることが鉄則とも言えます。
・Facebookは新しいタイトルを求めている。
Salesランキングの新しいものへの重みづけが結構大きいのではないかと思っています。それだけユーザに新しいものをどんどん買ってほしいという意図が読み取れます。
VR初コンテンツが多い
これも最近出たタイトルがどうなのかは見ないといけませんが、少なくともSalesランキング上位のものについてはオリジナルのコンテンツになっています。そうでないのはテトリスとスターウォーズくらいです。
SteamVRやRiftからのたたき上げが多い?
QuestでSalesランキング上位のものの多く(13タイトル中8タイトル、しかも残り5つのうちの3つはVaderシリーズ)がQuestでリリースされる前にSteamやRiftなどで人気になってからQuestでローンチされているタイトルが多いようです。そのためコンテンツ自体はQuestリリースまでに2~3年ほど計画から立っているものが多いです。逆にQuest初のタイトルはまだ分析不足ではありますが、アメリカ(もしくはカナダ)の企業でわりかし大資本が入っている(facebookへのコネがある?)会社が多いように感じます。
VR特化ゲーム会社が半分
会社の過去タイトルを見ると約半数がVRアプリ以外を作っていません。
10人以下の会社がちらほら
現状のVRに関しては少数精鋭で作っている会社が多そうです。
まとめ
ここまで調べてきてのワンパンチに生かせそうな結論は
・数人程度のプロジェクトチームでもアイデア次第では爆発的に売れるタイトルを出せる可能性がある(ただし直近のタイトルがどうかはまだわからない)
・アイデア勝負で行く場合、SteamやRiftなど、リリースが簡単な場所でまずは爆発的な人気を得る必要がある。(たぶんこれはSideQuestでのリリースにも通じていて、現状のダウンロード数の伸びくらいだとだめ)
・ジャンルは1人称視点を感じられるものがよさそう
・売れたらすごい!大手のゲーム会社が作ってきてないだけ穴場な気もする
こんな感じです。
また明日以降詳細分析やります。
VRゲーム制作がんばります!ありがとうございます♪