見出し画像

100日後に死ぬ社長~75日目~

 音信不通の間に作っていたものができたので、それの宣伝をしたいと思います。いつの間にか後25日で死にます。

Action Music Game "One Punch"!!

 さらわれた姫を救うために江戸の町を駆け抜けながら、出てくる敵を「ワンパンチ」でなぎ倒しながら進んで行く俺つえぇ系の格闘音楽アクションゲームです。まだまだボリュームや最適化など足りないところはたくさんありますが、なかなかのできになっていると思うのでぜひ一度遊んでみてください。

なぜこれを作ろうと思ったのか

1.身体全体を使うゲームは絶対楽しい!

 自分がVRでゲームを作る理由は、過去20年間ラグビーをやってきた経験から、全身を使って遊べるものは楽しいという確信があるからです。(別にラグビーほど危険なことをする必要はないw)。VRを初めて被った時に、「これでスポーツやれるじゃん」っと思ったのを覚えています。身体全体は使うとアドレナリンやドーパミンの分泌が促され、楽しさが座ってやるようなゲームに比べ感じやすいです。その分疲れやすいですが、これは長時間プレイが難しい現在のVR機器とは相性がいいともいえると思います。このスポーツに近い楽しさを一言で表すと「爽快感」だと思っています。これをVRゲームでどれだけ出せるかに今回は注力しました。
 その爽快感を現状のVR機器で一番感じてもらうには、頭をあまり動かさず腕を振り回すことだと思っています。VRっぽくいうと頭を3軸に動かしつつ手を素早く6軸に動かせる系だと思っています。頭を動かしていけないということでなく、動かすならゆっくり、例えばスクワットのような動きは合っています。それ以外の動きはVR機器の重さと人間の三半規管の限界であまり向いていないと自分は思っています。また重力の関係で上や下を見るような動きも向いていません。そうなると動きとして最適なのはボクシングや剣道のような動きになります。剣術系にしても良かったのですが、ボクシングのほうが相手をスマッシュしたときの爽快感を感じやすそうだと思い、今回はボクシングにしました。実際にOculusストアにもたくさんのボクシングゲームが並んでいることからも向いていることがわかります。

2.音ゲーは開発コスパがいい!

 単純にボクシングゲームを作っても他の会社が作っているクオリティの高いものに勝てないので、少なくとも一要素加える必要があります。今回は音ゲー要素を入れました。なぜか、それは現在ほぼ一人で開発している中で、開発コストの低いということがあげられます。一見開発コストが高そうに見えるのですが、一度音ゲー要素を作ってしまえば別の音楽と譜面にするだけで無限の新しい楽しさを作れるためコスパがいいのです。一人でストーリーを作ったり、やりこみ要素を作っていくのは容易ではないので、音楽という既存のエンタメに乗っかります。この音ゲー部分については日本が誇るVR音ゲーシステム開発会社株ごんにアドバイスいただいています。
※現状「まだ」株ごんのシステムを入れているわけではないので音ゲーシステム部分が甘いのはご容赦くださいw

 また、この音ゲーに関してもBeat SaberやBOXVRなど、音ゲーコンテンツが売れているところからもVRゲームとして相性がいいといえると思います。

3.みんなアニメの主人公になりたい!

  さらにもう一つの要素として、VRっぽさを付加しました。今回は右手が炎の能力、左手が氷の能力という中二病仕様になっています。
「Why VR」
 VRスタートアップをやっていると何回も聞かれるテーマですが、私は
「自分ごとにできる」
というのが一番のVRらしさだと思っています。今まで3人称でしかできなかったことが1人称でできるようになる。これがVRらしさだと考えます。
※ちなみにナーブの多田さんの受け売りですw
 3人称だったものを1人称でできるようになったら何したいか。それはエロかヒーローになるかしかないでしょう(暴論w
  しかし実際に漫画の主人公になってみたい、という人は多いと思います。日本は特に小さいころから豊富なアニメと漫画に囲まれて全員が育ってきているので、そう思う人は他国に比べても多いと思います。今までTVゲームではできなかったヒーロー体験をできるようになる。それだけでやる価値があると考えています。ちなみにこれもすでに先人たちが実験をしていて、人の考えることが一緒だなぁ、と感じています。

4.日本初のバズタイトルを作れる!

 上の3つの要素、参考文献を載せてる通り、真新しいアイデアではありません。すべて先人たちが実験もしくは実績を出しています。じゃあなぜそれらの要素を組み合わせてゲームを作る必要があるのか、それはそうすることで日本初の爆発的タイトルが作れると思っているからです。
 今日本ではまだVRはキャズムを超えていません。開発者と熱心なゲーマー層しかVR機器を持っていないのが現状です。ただ、いつまでも来ないのかと言えばNOだと思います。コロナの件もあってそこに疑問を持つ人はそんなにいないと思うので説明は割愛しますが、自分は今年の年末から来年にかけてまずはゲーマー層、ファミリー層に普及し始めると思っています。それはFacebookが日本でのQuest販売の促進をするための営業部隊を立ち上げ始めていることからも確信が持てます。
 その来る未来に向けて、1.VRらしい楽しさが出せる2.開発コスパがいい3.日本人が好きかつ世界的に認知されているコンテンツのゲームを出すことで、バズるタイトルを作ることはそんなに難しくないのではないかと思っています。

今後の展開

まずはSideQuestに載せて成果を見ています。パブリッシュして1日で100ダウンロードとまずまずですが、爆発的にダウンロードされているわけではないので、戦略を練っていきたいと思います。

1.VR関係の知り合いにやってもらう、楽しかったら応援してもらう

まず簡単にできそうなところでいうと、いろんなVR系の知り合いの方にやってもらおうと思います。そこから出てくるアイデアもあるはずなので。そこから応援してもらえるようにまずは取り組んでいきます。この記事見た人はまずダウンロードしてみてください!落とすのめんどくさい場合は、ゲリラ体験会もやりますので遠慮なく!

2.ゲーム要素の深堀

できたとはいえまだモックのようなもの。まだまだ楽しさを付加していかなければいけません。音楽の追加、難易度の追加、ステージの追加、能力の追加などをやる予定です。特に能力の追加はその能力次第でゲーム性ががらりと変わるので考えていきたいと思っています。

3.STEAMに横展開

 現状のVRゲームの目指すべき最終目標はQuestのストアに載ることだと思います。なぜならそこが一番売り上げが立つから。ただそこまではハードルが高すぎるため、ハードルの低い山から登るというのも大事だと考えています。SideQuestはある意味開発者へのお披露目的な側面が強いため、次の山はSTEAMかなと思います。そこで数百円でいいから商品として出してみて反応を見る。それも大事な要素だと考えています。


最後に

今回のタイトル「One Punch」がそのまま残るかはわかりませんが、自分としては上に書いた要素を持つゲームでOculus Questのストアに載せるところまで頑張る気です!みなさん応援よろしくお願いします!

あ、でもその前に資金尽きないようにしないと、、
あと25日、、、だれかご支援お待ちしています。

VRゲーム制作がんばります!ありがとうございます♪