【追い風2.0m】伊藤大海という新しいエース候補に。
こんにちは、たいしです。
今日は毎週木曜恒例の、【追い風2.0m】を実施していきます!!
頑張っている人を応援するという企画なのですが、
本日は紹介の前に、企画名の由来を紹介をさせて下さい。
◆企画名の由来
陸上の短距離走では、「追い風参考記録」というものが存在します。
日本人選手が100mで9秒代を出したけど追い風参考だった、なんてニュースに見覚えがあるのではないでしょうか。
「追い風参考記録」に認定されてしまうと、たとえ絶好調で素晴らしい記録を残しても、正式な記録として認定してもらうことができません。
参考記録になるか否かを分けるボーダーラインが「追い風2.0m/s」なのです。
風が吹いているだけで効果あるの?と思っているあなた。大アリなのです。100分の1秒を争う短距離走において、+2.0m/sの追い風下では0mと比較して0.17秒速く走ることができます。
つまり追い風2.0mは、最大の恩恵が受けられる上に公式記録にカウントされるという、陸上においてはまさに「勝利の女神」なのです。
私はこの企画を通して、プロモーションし過ぎないギリギリの範囲で、頑張っている背中を押したいと思っているので、
今回の企画名とさせていただきました。
…長々と失礼いたしました。
では、本題に入っていきます!
◆日ハムの新エース候補〈伊藤大海〉について
2020年のドラフト1位ルーキーである伊藤大海。
道産子で日ハムファン、そして一級品のスペックを備えているということで、ドラフトのかなり前から1位を有力視されていました。
練習試合、オープン戦と進めていく中で徐々に球種を解禁していき、シーズン初登板で6回1失点、そして前回のホークス戦では7回3失点11奪三振と力投してくれました。
その模様はこちら。
チームの不甲斐なさゆえに勝ち星はついていませんが、すでにエースとしての佇まいを見せています。
打者が柳田だろうが容赦無くインコースを攻め、甘いところにほとんど投げず、不要な四球は出さず、味方のエラーで無死1塁3塁のピンチを作っても三者連続三振で切り抜ける…。
そんな投手、ハムには他にいません。
正直、ここまでのピッチングは、贔屓目なしにメジャーに行った有原よりも安定感があります。
ハムファンの友人(塩塚)も「伊藤まじ神だわ〜」と言っていました。塩塚が言うなら間違いない。
◆試合後に見せた涙
そんな素晴らしいピッチングを見せてくれた伊藤ですが、前述した通り、チームの不甲斐なさゆえに”負け星”がつくことになります。
7回1死1、3塁で投手ゴロに打ち取り、ゲッツーでピンチを切り抜けたかと思いきや、伊藤からの送球をショートの中島卓が落球してしまいました。
チームとしてこの試合2つ目のエラー。エラーにならないミス自体多い中で、伊藤一人が気を吐いていました。
しかし、打てない守れない味方の野手陣から、プロの洗礼を受ける形となりました。
その回は伊藤の気迫溢れるピッチングで何とか抑えましたが、その後もハム打線が点を返せるわけもなく、試合を落としてしまいます。
ダントツの最下位。10試合消化してわずか1勝。
不甲斐ないのはどう考えても野手陣ですが、唯一ベンチで悔し涙を流していたのは、ルーキーで孤軍奮闘した伊藤でした。
いいピッチングをしたのに野手のエラーで勝てなかったから悔しいのかと思いきや、伊藤の発言から察するに、
この試合の負け星の責任を強く感じているようなのです…。
4番が打てないストレスでバット折ってその後ベンチ裏で負傷するようなチームに入ってしまったのは不幸ですが、近い将来メジャーに羽ばたくことを目指して、この先も成績を残して欲しいですね。
◆エース候補から、エースに。
…ここまで、日ハムファンの愚痴みたいな記事になってしまいましたが、愛故です。明日も試合観るんです。許してください。
そんな暗黒チームに入ってしまいながらも、エース級のピッチングとマインドを見せてくれている伊藤大海に、今後も期待したいですね。
次こそプロ初勝利がみたい…!
野球分からないからよくわからなかったーという読者のみなさま、
「日本ハムの伊藤大海(ひろみ)」という名前だけ覚えていただければ、この記事を閉じてOKです。
いつか日本代表やメジャーで活躍する日に、彼の名前を目にすることになると思いますので。
ではでは、またご覧くださいませ。