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10月29日 「月へひととび」
満月。
月が綺麗じゃない日なんてそうそうないのに満月だけ特別に感じてしまうのはきっとその過程を知っているから。
“結果より過程が大事「カルピス」と「冷めてしまったホットカルピス」”
枡野さんのこの短歌についてはよく話している気がするけど、まさにこういうことだと思う。(何故こんな端的かつリアルに物事の本質を書けるのか…)
満月になるまでを見ているからこそ愛おしい。
今日の月はくすんだ色をしていた。
だけどそれが本当じゃないことも分かった。
現在の自分を支配する感情の正体やその所在は音や風景を通して明確になることが多い。
見上げた時の気持ちが月の色だった。
今日は彩度の低い気持ちをはっきりさせるために書き始めた気がする。タイトルはザ・クロマニヨンズのツアー名から拝借したけどまだまだ自分には合わないスケール。のっぺりと日を跨ぐ。