さとうゆーき

anewhite 作家気取りのバンドマン崩れ

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11月23日 「深層」

4人のまま続けていけなくてごめん。 今回の発表は極端に言えば僕らが勝手に作ったanewhiteというバンドがこの度勝手に形を変えるだけのことだから謝るのは違うかもしれないけど、だからこそ、そんなバンドを見つけ出してくれて、4人のanewhiteを応援してくれていた人達にだけは勝手なことをしたくない。なのでごめんなさい。 みんなのくれた言葉は全て読ませてもらった。一真の脱退を発表して、自分も色んな気持ちで1日を過ごしていたからどんな言葉だろうと救われたし、とにかく感謝している

    • 11月19日 「評価」

      レコーディング。今回は縁あって、野村陽一郎さんに録っていただいた。この日をとても楽しみにしていたし同じだけ緊張もしていた。 自宅スタジオにお邪魔させてもらったんだけど、アンプを持って歩ける距離ではなかったので駅からはバスで向かった。バスなんて久しぶりで、それでいて全く知らない土地。電光掲示板とスマホのマップに惑わされながら最終的には勘で降りてみることに。そういうのが楽しかった。(無事成功) 陽一郎さんは気さくで的確で最高のギタリストでありプロデューサー。お子さんも礼儀正し

      • 11月17日 「何も言ってない」

        「おもしろいから書くのではない、書いているからどんどんおもしろいことが増える」。くどうれいんさんの“日記の練習”に書かれている言葉。 昼までにはやることを全て済ませて、それからは歌詞を考えていたんだけど1文字も浮かばなかった。思いついたような気がしてスマホのメモに打ち込む言葉は後で消すための言葉。下書きに溜まった更新されることのないnoteもそう。今の自分には言いたいことも言えることも少ない。最近はずっとこんな調子で、このnoteもそうなるんじゃないかと思うと気が気でない。

        • 「ウィークエンドシトロン/weekend citron」

          明日も君に会いたいかなんて今は分からない。もしかしたら昨日までとはすっかり違った全く新しい気持ちの自分になっているかもしれない。それでも人は会う約束をする。 人の気持ちは仕方なく変わっていくもの。ただどんな気持ちも全部自分で、忘れられても、永遠に続かなくても、伝えられなくたってなかった事にはならない。自分は人と会うことをほとんどしないけど、そんな人生にも後先なんていらないほど会いたくなる人がいて、たとえ不安定だとしてもそんな気持ちを優先するようにしている。出来るだけ正直でい

        マガジン

        • 僕の細道 2023年12月
          20本
        • 僕の細道 2023年11月
          18本
        • 僕の細道 2023年10月
          13本
        • 僕の細道 2023年9月
          5本
        • 僕の細道 番外編
          4本
        • 僕の細道 2022年ほぼ10月
          17本

        記事

          11月9日 「まほうのよるに」

          好きな曲が書けた。 実は昨日のスタジオで、確かに頭の中にあるのにどうにも見つけられなかった化石のような楽曲を、メンバーとやっと掘り起こすことが出来たばかりだった。色んな良い予感がある上に、とても気に入っていて、そんな曲を1人家で眺めている時にそれは見つかった。まるで読んでいる途中で他の本を読み出すような気持ちで、思いつくというよりは思い出すように書いた気がする。昨日作った新曲が「積読」ならぬ「積曲」にならないようにしないと。 あくまで“好きな”曲なのが難しい部分でもあるんだ

          11月9日 「まほうのよるに」

          11月8日 「契機」

          大吾の誕生日。 出会って何年だとか、数え飽きるくらいには一緒にいる。今日もスタジオで元気よくベースを弾いていて、ずっとそうでいて欲しいなんて無責任なことを考えつつ、きっとそんな言葉に責任を持ってまた1年一緒に過ごすんだと思う。よろしく頼むよ。 優真もだけど、バイクの事故だけは気をつけてね。 それとanewhiteからお知らせ。 ツアーでも披露していた新曲、「ウィークエンドシトロン」を11/13にデジタルリリースする。 ジャケットは「シンプルかつ美味しそうに」という発注を基に

          11月8日 「契機」

          11月6日 「新代田にて」

          新曲について会議。 候補となる曲がホワイトボードに書き出される。 そこには良いと思える曲しかなくて、話し合いもスムーズに進んでいくんだけど、だんだんと自分だけがそこに追いつかなくなっていく。 もっとやれる予感がするのに、今この場でそれを証明できるものなんて微塵もなくて、やりきれない気持ちになるだけ。みんなが意見を出してくれている時も、1人水中にいるような気分で、微かに聞こえるそれらの音を拾うので精一杯だった。 夜はUMEILOのライブへ。 自分にとって大切なバンド。かっこよ

          11月6日 「新代田にて」

          11月5日 「青春」

          夕方、駅のベンチで1人の高校生が親に持たせてもらったであろうお弁当を広げて食べていた。事情は知らないし、別に事情なんて無いのかもしれないけど何故かそこに奥行きを感じてしまう。 鬱屈とした日々にも信じられないほど気持ちよく酔える日や、どうしようもなく人間でいたい日が存在するのに、その次の日になってしまえば、ただのこれまで積上げてきただけの日常に呆気なく戻る。今日は焦燥感とその高校生とがぶつかった瞬間に我に返った。どんなに浮かれた気持ちでもそうやってまた普段の生活に引き戻されてい

          11月5日 「青春」

          10月29日 「ピカチュー3」

          修理に出していたギターを受け取りに赤鬼スタジオへ。土砂降りの中、車で向かった。 ジャックの調子が悪かったんだけど、どうやら壊れていたらしく新しく交換してくれた。また今日から大切に弾くね。 夜は中学校の同級生と大吾と飲んだ。自分のnoteにたまに出てくる2人。詳しく知りたい人は「ピカチュー」、「ピカチュー2」を読んでみて。今日はピカチューのない店だったけど。 これまでは学生時代の思い出で持ち切りだったのに、今日はそうじゃなかったように思う。お酒を飲みすぎて何を話したかはすでに

          10月29日 「ピカチュー3」

          10月28日 「尖り」

          美容室へ。以前も書いたような気がするけど、自分の身体を構成するモノの中で1番自分のモノらしくない部分が躊躇いなくバツバツと切られていく。そんな他人行儀な自分を久しぶりに好きな色に染めた。 高校を卒業したらすぐに髪を染める、という素直さを持ち合わせていなかった自分は大学2年の秋まで黒髪だった。案の定、高校生の頃に所属していた軽音楽部の卒業ライブに同級生はみんな髪を染めて来ていた。いわゆる大学デビュー。悪いことでは無いと理解した上で少し滑稽に思っていた。茶、金、緑、青。今思えば

          10月28日 「尖り」

          10月27日 「ピース」

          カーテンを開け、窓を開け、雨が降っていないことを確認し、鏡の前で少し髪を整えてから玄関を開けて外に出たところで雨が降ってきた。本日も元気よく雨男。 投票日。家のすぐそばにある学校が投票所になっているため、目の前の通りを人がわらわらと歩いていた。その光景を見て心の中で本当にそう思ったんだけど、初めて使う副詞すぎて、わらわらって響き面白すぎるだろとも思った。笑笑。 自分は期日前投票をしたんだけど、その時に初めて「きじつぜんとうひょう」であることを知った。これからは平然とその読

          10月27日 「ピース」

          10月24日 「間違い探し」

          やってしまった。 時刻は午前1時を過ぎた頃。まさかこんな時間に今日のnoteを書き始めるとは思わなかった。 2曲分のデモのデータを優真に送らないといけなくて、別に朝でもよかったのに寝る前に済ませておこうと思ったのが最初の間違いだった。 長期で会えない時、データは基本メールでやり取りするんだけど、こういうデータはそのままメールで送るには少し重たいから(メンヘラとかそういうわけではなく)圧縮する必要がある。ただその作業が今日は上手くいかなかった。何度か失敗しているうちに同じデー

          10月24日 「間違い探し」

          10月22日 「続生活」

          朝は期日前投票へ。それからは1日家に籠っていた。クリックの硬くて乾いた音が部屋中に響く。クリックって、悪い人じゃないけど用がない時は喋りたくないバイト先の先輩みたい。そしてたまにいいことを思いついては、いそいそとピアノを弾く。何も起こってはくれない。 約2年(多分ぎゅっとしたら半年)noteを書いてきて薄々気づいてはいたけど、どうやら文字に起こしていいほどの生活を送っていないらしい。それでもこんな文章を楽しみにしてくれている人の存在も知っているから何とか辞めずにいる。 これ

          10月22日 「続生活」

          10月20日 「感化」

          昨日は仙台でfewsのツアー、一昨日は新潟でなきごとのツアー。どちらも凄くいい日だった。 これまでの自分なら感謝の気持ちだけで終わっていたと思うけど、少し先へ進めたんじゃないかな。大事なツアーに参加させてもらえるって改めて幸せだ。滾る2日間だったよ。 海さんにもえみりさんにも歌の成長を褒めていただいて馬鹿みたいに嬉しかったけど、もうただの馬鹿じゃいられないからもっともっとやらないと。だけどその言葉たちのおかげで頑張れそう。 遠征が終わればまた制作に戻ってくる。展開と、にらめ

          10月20日 「感化」

          10月18日 「繋がる」

          朝8時。満員電車。朝からその日のnoteを書き始めることはほとんどないのだけど、親指だけが動けるこの状況の中で書いてみたくなった。 大学に通っていた頃はまさにこの時間の電車によく乗っていたけど、大学へ行くこともなくなって朝早くから行く場所なんてない今の自分にはもはや関係の無い乗り物。だから久しぶりに使うとすっかり忘れていたことを思い出す。 今日はなきごとのツアー。お姉ちゃん。偽姉弟。 the quiet roomとスリーマンなのでママも一緒。偽家族。偽家族スリーマン。 大好

          10月18日 「繋がる」

          10月16日 「旬」

          歌入れ。あの新曲。 ライブでたくさん歌っているが故にすっかり見落としてきた気持ちを拾い集めるみたいに歌った。 歌うの難しすぎるけど今の自分に必要な言葉がそこにあって嬉しい。「明日も君に会いたくなる なんてそんな保証はないよ」という歌詞がとても好きだ。気持ちなんて人間である以上当たり前に移ろうもので、そんな中でいつまでも残るものが自分にとっての大切なんだと最近は感じる。人間である以上何度でもやり直せるけど気持ちだけは有限だから、みんなには会いたい時に会って伝えたい時に伝えて欲し

          10月16日 「旬」