朝ドラと英語の勉強法
前作のおかえりモネ、今作のカムカムエブリバディと、自分とのつながりを感じるテーマのお話が2作続いている。カムカムは部分的にしか観ていなかったものの、終盤になって観ていなかった部分が気になってオンデマンド配信で観直したりしている。
今作のカムカムエブリバディは、ラジオ英会話と通じて繰り広げられる3代のストーリーで、私にとってもラジオ英会話は自分の基礎を作ってくれたものだ。ずっと聞いていたわけじゃないけど、中学校1年生から高校3年生の6年間、基礎英語1、2、3と英会話を聴き続けた。ラジオ講座と学校の授業以外で英語を話す機会はなかったし、英会話学校に通ったこともないけれど、21歳で初めてカナダへ行った時には自力で渡航前の手続きやついてから宿に辿り着くまでなど、最低限の会話はできた。特に、私が聞いていた英会話のプログラムを担当していた大杉先生の講座がすごく好きで、あれがなければ今の自分はいなかったかも?!という気持ちもある。
ドラマの中、場面場面でラジオ英会話の説明が出てくるけど、「ああそうそう、こういうふうに教えられるよね。」って感じる部分が多々ある。日本人が苦手な発音、RとLやthとかもろもろ、成長してからだと身につけるのが難しいところが強調され過ぎているのではないかと感じる。実際に、仕事で英語を使って、いろんな国の人と英語で会話するに至った今振り返ってみると、それってそこまで大切じゃないと感じている。あ、でもどちらかというと、自分が正しい発音とか、発音に気をつけるということが苦手だから、そこまで強調されると苦手意識が余計に強くなっちゃうなー。という気持ちが強いかもしれない。確かに、英語に限らず言語を学習する上で日本語にはない発音をはじめのうちからなるべく意識的に身につけようとするのは大切だと思う。でも私は自慢じゃないけど、ほとんどそういう発音をきちんとできないけど、会話ができないことはほぼない。小さい子供とかと話す時にはちょっと気をつけないと通じないこともあるけど、98%問題ない(ちなみにフランス語も、よく言われるRの発音、そこまで正しくできなくてもほぼ問題なく通じます)。今はもっと小さいうちから色々なメディアで生の英語を聞く機会があるだろうから正しい発音に触れる機会は多いだろうし、教え方も変わっているんだろうけど、朝ドラでも出てきて、ああ、これねー。。。って思い出した。
ラジオ講座での語学の勉強は、英語に限らずスペイン語、フランス語と利用したことがあって、両方とも簡単な会話はできるくらいにはなれた。高いお金払って語学学校に行くよりも、月数百円のテキスト代で勉強ができる手段として、もっと色んな人に活用して欲しいな、などと思う。