東京にはデザイナーが沢山いるのに、地方にはめっちゃ少ない。
地域にかかわる人が増えれば、それだけ盛り上がります。デザイナーの数は元々足りていないんだから尚更、必要なはず。地域に根付いたプロダクトデザイナーがもっと増えればいいなと最近改めて思うようになりました。
特に東京にはデザイナーが沢山いて、地方に行くとめっちゃ少ないと感じるわけです。実際に調べてみると、
・年間売上高の 6 割超が東京都(48%)、大阪府(14%)に集中
・デザイン業従業者数も東京都(48%)、大阪府(17%)に集中
・デザイン業の事業所の約半数が東京都(36%)、大阪府(14%)に立地
やっぱりそうでした。東京と大阪にたくさん居ました。
売上高でいうと愛知が6%で、福岡が4%で、神奈川が3%。あとはみんな2%以下。むしろ上位10県以外は、1%を切っています。
これを見てもらうと分かりますが、地方にはフリーランスのプロダクトデザイナーがほとんどいません。つまりは、製造業の中小企業が依頼したくても、知り合えないというのが現状だと思います。
ちなみに、プロダクトデザイナーの主なクライアントである製造業の中小企業も調べてみました。
製造業の中小企業は、380,517社(2016年)
地方の人口規模が小さい市区町村では、建設業や製造業の割合が高いというデータも出ています。結構多いように見えますが、2000年ごろは製造会社は60万社近くあり、毎年1万社ずつ倒産して行っているので恐ろしいです。
フリーランスのプロダクトデザイナー3,000名に対して、製造業の中小企業は約380,000社。製造業者100社超に1名のプロダクトデザイナーの割合です。複数の案件を抱えることが普通ですが、それでも多いとは言えません。
もっと地域に関わるプロダクトデザイナーが増えていくと良い流れが生まれると思います。
参考情報はこちら。
Ⅳ デザイン関係統計資料(PDF形式:1883KB) - 経済産業省
http://www.chusho.meti.go.jp/koukai/shingikai/soukai/2013/download/131210hs5B.pdf
http://www.chusho.meti.go.jp/koukai/chousa/chu_kigyocnt/index.htm
http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/h23/h23_1/110803Hakusyo_part2_chap1_web.pdf
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