チョイふる設立4周年のご報告と感謝の想い

いつも大変お世話になっている皆さま、こんにちは。
チョイふるの栗野です。

本日2025年2月19日、「一般社団法人チョイふる」は設立4周年を迎えました。
なんとか子ども支援の活動を続けられているのは、日頃から支えてくださる皆さまのおかげだと心の底から思っています。本当にありがとうございます。
私たちは「生まれ育った環境に関わらず、すべての子どもが将来に希望を持てる社会」の実現を目指して活動を続けてきました。この4年間で、多くの子ども達や家庭と出会い、寄付者・ボランティアの皆さまと共に支援の輪を広げることができました。

日本では200万人以上の子どもたちが貧困の中で暮らしています。
チョイふるは、「貧困を選択肢が限られた状態」と見なし、社会経済的に困難を抱える子どもたちが「Choice」(選択肢)を「full」(たくさん)に感じられる社会をつくりたいという思いを込めて設立しました。

「子どもの貧困問題」の解決を目指して、リアル(オフライン)とオンラインの両輪で、地域から孤立しがちな困窮子育て家庭と「つながり」、必要な支援情報を提供しながら「ささえる」活動を展開しています。そして、私たちが果たすべき社会的な役割は 、必要な社会資源(支援制度)への繋ぎ役になることです。

チョイふるの活動は、寄付者やボランティアの皆さまのご支援なしには成り立ちません。金銭的なご支援、現場でのご協力、イベントやSNSでの応援、どの形の関わりも私たちにとっては大切な力です。

こども宅食「あだち・わくわく便」をご利用いただいているご家庭が、こんなことを言っていました。

「自分のことを気にかけてくれる人がいるって思えると、頑張れる気がする。」

寄付者やボランティアの皆さまの存在が、子育て家庭にとっての希望や安心につながっているのだと、日々感じています。

“選択格差”という言葉を知っていますか?

「選択格差」とは、人々が直面する選択肢の多さや質に格差が存在する状態を指します。具体的には、経済的・社会的・文化的な背景によってある人には多様な選択肢が与えられる一方で、別の人には選択肢が限られている状況です。
特に子ども時代における「選択格差」は、その後の学力、社会的地位、職業選択の幅などに直結し、結果的に貧困の連鎖を生むことがあると考えています。

チョイふるでは「選択格差」を生じさせる要因を大きく3つに整理しています。

子どもやその家族が直面する困難が複雑化・複合化しており、既存の支援制度と支援ニーズとの間にギャップが生じています。

そのため、福祉の専門家である社会福祉士等の資格を持つ相談員が、問題を一つ一つときほぐし、子どもやその家族にとって必要な支援制度を活用するための伴走支援を行う重要性がより高まっていると感じます。

そこで、伴走型相談支援の一環で、他の子ども支援団体とワンストップ総合相談窓口「Stand by KIds & Parents」(略称:SKIP)を運営することにしました。

子ども支援に関する相談窓口がそれぞれの場所にあり、相談ごとに場所を変更しなければいけない現状から、相談窓口を一本化することで、全ての子育て世帯、子どもへ一体的に相談支援を行うことができます。

そして、チョイふるの活動をさらに広げ、支援の輪を強くし、一人でも多くの子どもが「選択肢」を感じられる社会を皆さまと一緒につくれると嬉しく思います。

最後になりますが、ここまでチョイふるを支えてくださった皆さまに、改めて心からの感謝を申し上げます。

「チョイふるがあることで、未来が少し明るく感じられる」
そんな存在であり続けるために、5年目も一歩ずつ進んでいきます。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。


P.S. 感謝祭のお知らせ

2025年3月20日(木・祝日)16:00-18:30で、日頃お世話になっている寄付者やボランティアの皆さまを招待し、感謝祭を開催します。
場所は足立区北千住。Zoomを繋いでオンラインでも。
※住所は、お申し込みいただいた方に個別にお伝えさせていただきます。

スケジュール(予定)
- 16:00-17:00 社員総会(昨年の振り返りと今年の目標共有)
- 17:15-18:30 感謝祭(表彰式、送別会)
- 18:30 解散

感謝祭の申し込みはこちらから。


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栗野泰成 | 一社)チョイふる
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