病める時も健やかなる時も

結婚式の誓いの言葉としておなじみのフレーズ。私も夫と結婚式を挙げた時に唱えました。あれから13年。夫がうつと診断されたのは今年7歳になる次男を妊娠した時のことだから、うつになってから過ごした時間の方が長くなってきています。

家の中心で光のような人だった義母が亡くなって2年。経済的な不安もあり、夫を支えるのが辛いと最近思ってしまいます。

今日も夫が声を荒げて怒った時に次男が恐がり、テーブルの下へ潜りました。夫か子どもかと言われたら子どもを選んでしまう。

夫も発達障害の長男がパニックを起こした時や我の強い次男がわがままを言った時、なかなか寝ないなど私が子どもを怒る声がストレスになると言います。別れて実家へ戻り、金曜の夜~日曜日の朝まで泊まって帰る。そんな風にした方が、夫のうつも良くなるのではないか。そんな考えが最近胸の中に澱のように沈んでいます。

病める時も健やかなる時も。まだ好きという気持ちはありますが、だからこそ悩みます。もう嫌いになったと言われたなら、もしくは私の中に夫への愛がなくなっているなら、すぐにも離婚のための準備をするのに。

結婚式でかけた曲の歌詞に「愛なんて鎖のように重い」そんなフレーズがあったな、と思いだしつつ。

今日の一行

愛が形を取ったなら、それは背の翼と足の枷になるかもしれない。


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たいせ
新潟県在住の主婦です。オタクなママで本の虫。産前はフリーペーパーやローカル紙の記者などをやっておりました。今は息子二人に振り回される毎日で、某ソシャゲの影響でギリシャ神話の本なども読み始めました。イーリアスが4冊……。