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アメリカのライフライン(水道・電気・ガス)について
本記事ではアメリカでのライフライン(水道・電気・ガス)の詳細情報を解説。ボイシ、サンフランシスコ、ニューヨークの料金比較や日本との違いについて詳しく説明し、アメリカでの生活に役立つ情報を提供します。
アメリカ移住予定の方や、移住したいなと思っている方はこちらの記事を参考にして頂ければ幸いです。
※住居に住み始めてしばらく時間が経過したので、追記をまとめの下に載せておきます
1.日本とアメリカのライフラインの違い
アメリカのライフライン(水道・電気・ガス)についての紹介をする前に、日本との違いについて知ったうえで、ライフラインについて調べられることをおすすめします。
1.提供者の違い
・日本では、公共または半公共の企業が主にライフラインを提供します(例:東京電力、水道局など)。
・アメリカでは、州や地域ごとに異なる民間企業が多くのライフラインを提供しています(例:Idaho Power, PG&E, Con Edisonなど)。
余談ですが、私も東京都庁の水道関連のお仕事をしてました。
電気は存じ上げませんが、水道事業については、費用がとても高く(高いと数百億円くらい?)、費用的にも継続して行っていく必要がある事業ですので、民間企業だけだと難しいのかなと感じておりましたが、さすがのアメリカ、ビジネスの国といわれるだけもあって水道やガスなどのライフラインが民間企業で成り立っており、さすがだと思いました。
2.料金体系の違い
日本はご存じかと思いますが、ライフライン(主に電気)は以下の通りです。
日本の料金体系: 基本料金と使用料金が明確に分かれており、例えば東京電力の場合、基本料金が固定されており、使用量に応じた料金が加算されます。基本料金は契約アンペア数によって異なります。
一方アメリカのライフライン(特に電気)は以下の通りです。
季節によって料金が変動するのは、日本人からしたら不思議ですね
アメリカの料金体系: 基本料金が低く、使用量に応じた料金が主な負担となります。例えば、Idaho Powerでは、基本料金は月額約$5-$10と低めですが、使用量に応じてkWhあたりの料金が加算されます。また、季節によって料金が変動する場合もあります。
3.支払い方法
・日本では毎月の自動引き落としやコンビニ払いが一般的です。
・アメリカではクレジットカードやオンライン支払いが一般的で、直接引き落としも利用されます。
クレジット支払いできるのはとてもありがたいですね!
日本も電気やガスは一部クレジット支払いできますが、まだ水道はできないので早く対応してほしいですね!
4.アパートメントの一括契約
アメリカでは、アパートメントやマンションによっては、ライフラインを一括で契約し、居住者はその費用を家賃に含めて支払う場合があります。このため、入居者が個別に契約をする手間が省けます。
2.ボイシのライフライン
1.水道
提供者: SUEZ Water Idaho
基本料金: 月額約$30-$50
使用料金: 1,000ガロンあたり約$2-$3
ん、ガロンって何?って思いますよねw
gallon(ガロン)」は主にアメリカで使われる液体につかう単位で、1ガロンは3.785リットル、つまり約4リットルです。 1ガロンの牛乳やドリンクなど巨大な入れ物に入った飲み物がスーパーなどではよく売られていますよ。 省略形はgalです。
2.電気
提供者: Idaho Power
基本料金: 月額約$5-$10
使用料金: kWhあたり約8セント(夏季)から10セント(冬季)
3.ガス
提供者: Intermountain Gas Company
基本料金: 月額約$6
使用料金: 熱量(therm)あたり約60セント
また知らない単語出てきた、、thermはサームと読むらしいです
日本と同じく使った分に対して課金されますが、熱量単位で計算するのも文化の違いですね
サーム(英語: therm)は、ヤード・ポンド法系の熱量の単位であり、10万英熱量(Btu)に等しい。 サームは、アメリカ合衆国やイギリスにおいて、天然ガスの取引の単位として使用される。 1サームは、約105.5メガジュール、25200キロカロリー、29.3キロワット時に相当する。
3.他のアメリカの州との比較
1.サンフランシスコ(カリフォルニア州)
水道料金: 1,000ガロンあたり約$7(基本料金は月額約$60-$80)
提供会社: San Francisco Public Utilities Commission
電気料金: kWhあたり約25セント(基本料金は月額約$10)
提供会社: Pacific Gas and Electric Company (PG&E)
ガス料金: 熱量あたり約$1.10(基本料金は月額約$10)
提供会社: Pacific Gas and Electric Company (PG&E)
サンフランシスコは日本の東京ガスや東京電力同様にPG&Eがやってるみたいですね。日本人からしたらありがたい。。。
ちなみに、サンタクララの知り合いに聞いたのですが、サンタクララはライフラインをワンストップで契約することができるサービスSanta Clara City Accountというものがあるみたいです
https://www.santaclaraca.gov/our-city/departments-a-f/finance/my-utilities-account
2.ニューヨークのライフライン
水道料金: 1,000ガロンあたり約$4(基本料金は月額約$50-$70)
提供会社: New York City Department of Environmental Protection (DEP)
電気料金: kWhあたり約22セント(基本料金は月額約$15)
提供会社: Consolidated Edison (Con Edison)
ガス料金: 熱量あたり約$1.20(基本料金は月額約$15)
提供会社: Consolidated Edison (Con Edison)
ニューヨークもサンフランシスコ同様に電気ガスはCon Edisonが一括管理をしてくれているみたいです。
まとめ
アメリカでのライフライン(水道・電気・ガス)について、ボイシ、サンフランシスコ、ニューヨークの情報を比較しました。ボイシは、生活費が低く、特に公共料金が安価であるため、経済的な負担が少ないことが分かります。
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アメリカでの生活を始める際には、各都市のライフラインの料金やサービス内容を把握しておくことが重要です。
※9/15追記 実際に住んでみてわかったライフラインについて
この記事を書いて2~3か月が経過し多くの方に見ていただいてとてもうれしく思います。
住居を決めてから2か月程度かかりましたので実際にかかっているライフラインについてお伝えしたいと思います。
ちなみにガスの契約はありませんでした。給湯器やコンロはすべて電気で賄っていました。
・電気代(自分たちで契約し支払い)
・水道代(アパートがまとめて払ってくれます)
・wi-fi料金(アパートがまとめて払ってくれます)
・駐車料
電気料金
電気は個人で契約して個人で払うスタイルです。
月によって変動はありますが、$40~$60くらいです
水道料金
アパートが管轄してくれています。
まだ請求は来ていませんが、おそらく2か月で$60~80程度です
Wi-fi料金
アパートが管理してくれます。
1か月$100くらいです。アパートによっては個人で契約する必要があるみたいです
駐車場料金
これはアパートによると思いますが、都市部にちかければ高くなり$100~200です