オズの魔法使い ーあふれる勇気を魔法に変えるー
-シリーズ 趣味を語る #3-
最近、暇さえあれば「魔法戦隊マジレンジャー」を観ている。
と言うのも、僕が在籍している大学でも始業日の延長と、それまでの自宅待機要請が出されたのだ。
家にいると何もしないからと、必要以上に学校に通い詰めていた僕にとっては地獄でしかない。
やらなければならないことは山積みなのに、結局は「マジレンジャー」を観ているだけ。
それもまた一興と、よくない方向に腹を括る自分がいる。
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タイトルの副題は、マジレンジャーの名乗り文句である。
言葉の通り、彼らが操る魔法は彼ら自身が持つ勇気に呼応する。
主人公たちは、自分たちの前に立ちはだかる試練を「勇気」で乗り越えた時に、新たな魔法を授かる。
そうしてマジレンジャーは、敵と戦うための力をつけていく。
それは、本作において「魔法」というものが、「勇気」という目に見えないものを具現化したものなのだと言い換えることもできる。
内容に触れすぎるとネタバレになってしまうので深い言及は避けたいが、作中において「勇気」は無限の力を与えるものと位置づけられていく。
「勇気があれば何だってできる!」と言わんばかりの精神が主人公たちのなかに芽生えていくのだ。
この精神は、世界規模の大きな試練を前にしている僕たちにも通ずるものがある気がする。
様々な人がそれぞれの立場から、「勇気」を振り絞って、様々なメッセージや情報を発信している。
他方、冒頭にも述べたように、僕が通う大学でも自宅待機を促す措置が講じられた。
つまり、僕は何もできない状況になってしまったのだ。
家にいると気分が沈んでしまうものだが、だからと言って、むやみに外を出歩くのは賢い選択だとも言えない。
そのような状況なのだから、今の僕に求められているのは「何もせず、家で大人しくする勇気」なのではないかと思う。
特撮オタクの戯言ではあるが、我ながらそんなにおかしな事は言っていないだろう。
明日も明日とて大人しく「マジレンジャー」の続きを観ようかな。
ちなみに、マジブルーに変身する小津 麗(演:甲斐麻美)がめちゃくちゃ可愛いのと、ピチピチのホラン千秋が、今とは全然違う雰囲気で出演しているので、そこも見どころだ。
…あれ?
これ、趣味を語れてる?
……まぁいっか。今日はこの辺で。