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心地よく鳴り響く天上の歌声

私は基本的に女性の低い声が好きです。話声の理想は滝川クリステルさん。彼女がナビゲートするJ-WAVEの「サウヂサウダーヂ」は、かかるブラジル音楽も魅力的ながら、合間で歌詞を朗読するその声に惹かれます。

歌手で言えばダイアナクラール。彼女のハスキーでなおかつ芯のある低い声は、アップテンポの楽曲ですらChillな趣を与えます。あいみょんの歌声も好きですね。若いながらも落ち着いた印象を受けます。

振り返ってみると、私は低音に惹かれるのかもしれません。マンドリンからマンドロンチェロに移籍したのも、それが理由かもしれません。

反対に高くキンキンする歌声はあまり好きではありません。個人名を出してしまうと角が立つので控えますが、冬の女王などはあまり好きではありません。

しかしそんな私でも好きなハイトーンヴォイスがあります。

それはアリアナグランデのフェイク。代表曲「Baby I」の終盤でのフェイクを聴いた時は鳥肌が立ちました。音の高さで言えば冬の女王よりも遥かに高いのですが、全くキンキンしておらず寧ろ心地よい。まるで遥か高くから舞い降りた天女の持つ羽毛で頬を撫でられたかのような心地よさ。実際には喉に負担をかけそうな歌い方かもしれないのに、悠然とそれを披露するテクニック。「マライアキャリーの再来」などとも評されましたが、私はマライアよりもアリアナグランデの方が好きです。

実際にライブを見たことがあるからかもしれません。2015年のSummer Sonicで一度だけ見ました。彼女は非常に小柄なのに、そこから出される歌声は可愛らしくもパワフルで、愛らしさと強さの同居に驚嘆しました。

今でも彼女の音源を聴くたびに鳥肌が立ちます。彼女と同時代を生きていることに感謝です。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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