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国連未来サミット (Summit of the Future):2045年への道筋とその先へ

国連未来サミット (Summit of the Future):2045年への道筋とその先へ

1. サミットの目的と背景

2024年9月に開催予定の「国連未来サミット (Summit of the Future)」は、世界が直面している重大な課題に対する協力の強化とSDGsの次のグローバル・アジェンダを議論することを目指しています。

このサミットは、国連が100周年を迎える2045年に向けた一大イベントであり、その背景には2020年の国連75周年記念宣言があります。

2. 「私たちの共通のアジェンダ」報告書

この宣言では、現在および未来の課題に対応するための勧告を国連事務総長に求めています。その結果、2021年にグテーレス事務総長が「私たちの共通のアジェンダ」報告書を発表し、SDGs達成の加速と宣言の推進を提案しました。

3. サミット開催への道筋

この報告書で世界を取り巻くリスクへの対策と新たなグローバル合意形成を目指す国連未来サミットの開催が提唱され、翌年の国連総会でサミット開催が決定されました。準備の一環として、2023年9月には閣僚会議が計画されています。

4. 「Beyond GDP」:新たな経済システムへ

また、「Beyond GDP(GDPを超えて)」をキーワードとして人々のウェルビーイングに重点を置く経済システムを構築するため、いわばWell-being Goals(WBGs)とも呼ぶべき枠組みについての議論が始まるということで注目されます。

以上が「国連未来サミット」についての概要です。

このサミットがどのような結果をもたらすか、そしてそれが我々の未来にどう影響するかについては、これから見守ることになります。



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