平昭七記念財団 『給水車』を羽咋市と珠洲市に寄付 – 災害対応力を強化!
まず、このたびの能登半島豪雨災害により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。今年1月1日の地震に続き、再び厳しい状況に直面された方々に対して、当財団一同、深い哀悼の意を表すとともに、復旧に向けて全力を尽くされている皆様のご健康と安全をお祈り申し上げます。
羽咋市の交流拠点施設「LAKUNAはくい」で給水車による応急給水のデモンストレーションが実施されました。
今年の1月1日に発生した能登半島地震を受けて、被災地の力になりたいという強い思いから理事会で議論を重ね、羽咋市と珠洲市に給水車を寄付することを決定しました。
令和6年3月に発注し、納期は約1年。
納車が待ち遠しいです。
珠洲市に今持って行きたかった❗️
デモンストレーションには、県議会議員 稲村建男氏と羽咋市長 岸博一氏も
出席。
岸市長は、挨拶の中で「1月の地震では、水道の断水が1ヶ月に及び、多くの市民が困難な状況に置かれました。当時、羽咋市には給水車がなく、隣接する自治体やボランティアの協力で何とか対応しましたが、今後はこの給水車が市民の命を守る重要な役割を果たします。」と述べ、財団の寄付に感謝を表明しました。
続いて、平昭七記念財団の評議員を務める稲村県議が挨拶し、財団の寄付に込められた思いを語りました。
「皆さんこんにちは。今日は、平昭七記念財団から寄付された給水車のセレモニーにご参加いただき、ありがとうございます。私も財団の平美都江さんに頼まれて評議員を務めていますが、先代の平昭七さんが大変病気に苦しまれ、医療、教育、農業など、多くの分野で地域に貢献したいという強い思いで寄付をされております。
今年1月の地震で羽咋市や奥能登が大きな被害を受けました。その際に、最も必要とされたのが『給水車』でした。羽咋市にも奥能登にも給水車がなく、その不足を解消するため、財団は羽咋市と珠洲市に1台ずつ、2台の給水車を寄付することになったのです。
また、平さんは日頃から『LAKUNAはくいを早く完成させてほしい』と強く要望していました。いつ災害が起こるかわからない、明日は羽咋かもしれない。このLAKUNAはくいが羽咋市民の安心・安全の防災拠点として機能することを願っていたからです。
そして羽咋市、珠洲市に同じタイプの給水車が届き、地域全体で災害対応力が強化されることになります。」
稲村県議は、平昭七の遺志を尊重し、地域の安全と防災対策への貢献が続くことへの感謝の意を示しました。
デモンストレーションでは、LAKUNAはくいの4階に設置された給水槽に給水車から水を供給する様子が公開され、その機能性を確認しました。
このLAKUNAはくいは、災害時には避難所としても機能するよう設計されており、800名が3日間生活できる防災設備が備わっています。
上画像の応急給水タンクに給水するデモンストレーションも行われました。
1,000L給水でき、ポリタンク約50個分に給水が可能です。
事務局 牛ノ濱