台北 レベル3とトカゲ
台北、暑くなってきました。トカゲも元気に道端をうろついています。
ところで、この写真を撮影した翌日、私の住んでいる台北市は警戒レベル3級に引き上げられました。今後、14日間平均で感染者数100人以上かつその半数が経路不明であった場合、厳しい外出制限が課せられる警戒レベル4級になります。このレベル4はいわゆる都市封鎖(ロックダウン)同様のものです。
台湾当局は行動制限を市民に要請する一方、もの凄い勢いで感染者の接触者を追跡しています。5月13日にはゲノム配列の解析の結果、いくつかのクラスターが同一の感染源(イギリス変異株)であることを確認したと発表しました。現在の台湾の感染例のすべてがイギリス変異株かどうか現時点ではわかりませんが、その感染力すさまじいです。
現在、台湾の人々は友人との約束をキャンセルし外出を控えるなど自発的に行動制限をしています。(私、見ていないのですが、知り合いからのSNSやニュースで知りました)素晴らしいです。一、二週間くらいするとその効果が少しは見えてくると思います。
こうした市民の素早い行動の背景には、台湾政府への信頼があると思います。その信頼は、迅速な情報公開と丁重な説明に裏打ちされています。連日、担当大臣も出席して記者会見を行い、質問に答えています。政府関係者も記者も真剣です。時間も一時間半くらいやって、日本のようなあらかじめ質問が決められているようなものではなく、ガチですから。会見はテレビだけでなくネットで同時中継されており誰でも視聴できます。会見では、現在の状況や新しい対策など大事な点は分かりやすくパネルにまとめられ、ライン登録しているとそれが送られてきます。会見を全部視聴しなくてもいいようになっています。このシステムいいですよ。
また、買いだめに走る人でスーパーなどが混乱していると、日本で報道されているようですね。今日(16日)の夜、近くのスーパーに行きましたが、たいして混雑していませんでした。実名登録するために入り口で2,3人が並んでいましたが、いつもと同じくらいの人数のお客さんしかいませんでした。トイレットペーパーや缶詰やインスタント麺の類は売り切れていましたが、肉、野菜やパイナップルも買うことができました。(追記 上記のように書いて投稿したのですが、台北市が学校を明日(18日)より28日までオンラインに移行することを発表しました。そのためか今日のスーパーは混んでました。しばらく緊張は続きそうです。)
以下、トカゲの話です。以下のトカゲ二匹は14日、買い物に行く途中に見かけたものです。大きいので目立ちました。寄ると、意外と目がキュート。
↓「おい、なんかようある?」そんな声が聞こえてきそうです。睨まれました。
上の二匹のトカゲ、色が違うでしょう。雌雄の違いなのか、それとも別種なのでしょうかねえ。
2021年5月14日撮影
表紙のトカゲは、以前撮影したものと同じ種類でした。
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