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ぷよぷよは友情を深める

皆さんは、「ぷよぷよ」というゲームをご存知だろうか。
多くの読者がご存知だろう。と思う。

現在では、インターネットに接続し、顔も知らない誰かと対戦し楽しむことができるが、スーパーファミコンでぷよぷよをしていた頃は、インターネットに接続できるわけもなく、テレビの前に友人と2人で座り、コードのついたコントローラーを両手に握りしめて対戦をしていた。

ぷよぷよというのは、発売された年代にもよると思うが、2人対戦を行う場合は、基本的には2本先取の3本勝負になっている。つまり、長ければ1回の勝負が終了するのに3回の対戦が必要になるということになる。

専門学生の時、夏休みで実家に帰っていた僕は、午後1時ごろから幼なじみである友人と暇つぶしにぷよぷよを始めた。彼は強い。これまで幾度となく対戦を繰り返し互角の勝負を繰り広げてきたいわばライバルである。

そして、午後1時頃より始まった対戦は5時半まで続いた。5時間半である。
戦績は51勝49敗。5時間半で100戦した。

冒頭でも触れたように、ぷよぷよの1戦は2本先取の3本勝負。1戦の勝負が決するのに少なくとも2本の勝負が行われている。それはすなわち、数なくとも200本の勝負は行っているということである。5時間半もかけて。本当は200本どころではないことはわかっている。200本以上300本未満の戦闘を重ね勝負は遂に決した。

アホである。アホなんて人様に絶対言ってはいけないとわかっている。しかし、アホの我々である。

100戦の勝負が終わった後、我々は無言でお互いを称え合った。視線がそう言っていた。お互いを認めた瞬間だった。彼とは親友と言える仲だったが、超親友になった。そして、疲れた彼は帰っていった。

彼とは滅多に会うことはないけど、多分その顔を忘れることはない。
あの馬鹿けた時間を共有した超親友を忘れるわけがない。と思っている。

こんなに馬鹿けていて、特に重要な意味などないことに全力で付き合ってくれて、楽しい思いをさせてくれる友人がいるということはとても幸せなことだと思う。こういう馬鹿で無意味なことをいっぱいやる。そしてなんかそれが楽しい。そういう時間を自分の人生の中の1割未満でも作っていけると、それはそれで豊かな人生になっていくのかなと思う。

YouTubeやこのnoteでの発信、その他のSNSの活用もそうかもしれないが、まず自分が楽しんで続けていけるということが大前提だと思う。
(もちろん人に迷惑をかけるような行為はしてはいけない。ソーシャルメディアも社会なのです。無意識に人に迷惑をかけないように注意しないと。)

もちろん、自分がやっていることに意味や理由はある(つもり)んだけども、それだけではなくて、立派な大義名分なんかなくても、まずは楽しむことができれば継続できる。そして、継続してきたその時間は自分にとっての財産になる。
相続はできない。

僕は楽しみます。

そして、それによって周りも楽しい気持ちになって、前向きに仕事や生活に向き合って行けるように、楽しんで発信を続けます。

ぷよぷよ万歳。





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