あの子が欲しい!欲望のままに特指を語る

 12月。世間一般はクリスマスや年越しの準備でそわそわしていますが、インカレ、そして特指が気になってそわそわしているBリーグファンも多いはず。
 特に来年からドラフトが始まるため、自由に大学生と交渉ができるのは今年が最後になりそうなので、是非とも将来のチームを背負う選手を探したいところです。
 というわけで今回は仙台に欲しい特指について書いてみました!
※大学バスケについて常に追っている訳ではなく、インカレを何試合か見て気になった選手を上げる程度なので、温かい目で見てください🙇

仙台の現状

12月8日時点で
・4勝14敗(東地区8位)
・平均得点 73.0(リーグ21位)
・FG% 40.7(リーグ23位)
・3P% 29.3(リーグ23位)
・平均失点 80.6(リーグ8位)(8番目に”多い”

はっきり言って悲惨なチーム状況です。昨シーズンハイテンポ×ミドル多投で伸ばした平均得点が下がっています。平均失点は昨シーズンとそこまで変わらず。その結果当然ですが負けが増えました。OFの悲惨さの要因はシュート成功率。FG、3Pともに成功率はリーグワースト2位。ウイング陣の不調が大きく響いています。

この状態を踏まえて今年狙って欲しいのは
「未来の仙台のスターター」
です。
大事なのは”未来の”の部分。
今シーズンのナイナーズは日本人選手がPG4人、SG2人、SF3人の計9人と各ポジション数は揃っています。
特にSFは若手が多く、彼らにもプレータイムを与えたいです。
 そして今シーズンは降格がありません。降格がないからといって今の順位に甘んじるのはあってはならないことですが、無理して今どうしても勝たなくてはならない理由がないのも事実です。
 そのため、育成に多少時間が掛かりそうでもチームの長期構想に入りそうな選手が欲しいです。もちろん、今シーズンのチームを引っ張りあげてくれる即戦力も魅力的ですが、今の仙台ははっきり言って即戦力級の大学生1人の加入で劇的な改善が見込めるような状態ではありません。パズルで例えるとラストワンピースが足りない、というよりはまだパズルのピースがぐちゃぐちゃに混ざっていて、何が足りないのかすらよくわからない状態です。そのため、どのポジションが欲しいとかではなく、獲得候補の中で1番良い選手を取る方針でいいと思います。

 ちなみに、仙台は荒谷の加入で現在ロスター登録12人に対して13人の選手を抱えています(練習生除く)。そのため、「特指を取る必要はあるのか?」という意見もあると思っていますが、僕は「絶対取るべき」だと思っています。冒頭で触れたとおり、来シーズンからドラフトが導入され、今まで以上に選手のリクルートに他クラブの影響を受けるようになります。これまでは、欲しい選手が他クラブと被っても、交渉次第で獲得することができました。しかし、来シーズンからは全てドラフトで決まるため、ドラフト順位次第では、これまで以上に獲得候補になる選手の幅が狭まるからです。今シーズンが自由にリクルートできる最後の年なので、今シーズン戦力として必要かどうかではなく、将来のために獲得しておくべきだと考えています。

前置きが長くなりましたが、僕が気になった、欲しいなと思った選手を紹介していきます!順番に深い意味はないです。

①保坂 晃毅(神奈川大学)
 ギュンギュンのドライブから得点する神大のエースG。接触を受けながらでも決めきる体の強さが魅力です。ペイントアタックできる選手が不足している今の仙台にぴったりの選手だと思います。ただ、横浜の練習参加の経験があるためそのまま横浜入りする可能性も大。

②大森尊之(日本体育大学)
 日体大のスコアリングG。なんと言ってもシュートが上手いです。特にいいなと思ったのがドライブからのミドルレンジのストップジャンパー。体に勢いがついた状態から急ブレーキして打つシュートなので見た目と距離以上に難しいのですが、これを難なく決めてきます。ベンチユニットのメインハンドラーとして6マン的に使ってみたい選手です。

③進 翔太(青山学院大学)
 抜群の身体能力を活かしたドライブとリバウンドが魅力の選手です。アウトサイドシュートはまだ発展途上という感じですが、ここが伸びればB1スタータークラスのSFになれる予感がします。

④新沼 康生(日本大学)
 仙台の練習に参加していたという噂のある選手です。現時点での最有力候補でしょう。アウトサイドも打てるPFです。あとめちゃくちゃ良いキャラしてます。絶対にファンから愛されるタイプの選手です。
 余談ですが、こういうタイプの選手がBリーグで活躍できるかはSFにコンバートできるかにかかっていると思います。大学でPFとしてプレーしていた選手が、そのままインサイドプレーヤーとしてBリーグで生き残れるケースは極めて稀です。その多くがSFへコンバートします。上手くいっている例が杉浦(横浜)、佐土原(FE名古屋)で苦しんでいるのがまさに星野(仙台)です。新沼は杉浦のような3&Dタイプとして生き残れるのではないかなと思っています。

⑤富山 仁貴(大東文化大学)
 こちらもストレッチ4タイプのPF。ただ新沼君よりもうちょっとSF寄りかつシューターとしての能力が高そうです。こちらも3&Dとしての素質ありだと思います。

番外編
木村 祐誠(神奈川大学)
OFからスキルというか、天性の才能を感じます。タッチの柔らかいフローター、振り幅の大きいクロスオーバー、圧巻だったのはインカレ日大戦で見せたエンドライン側に追い込まれながら空中で左手に持ち替えてのレイアップ。咄嗟にこの切り替えができる選手はそう多くないと思います。3年生なので獲得候補になることはおそらくないですが、来年が楽しみな選手です。

僕が気になったのはこの6人です。
もちろん他にも浅野君(専修)やハーパー君(東海)などのスター選手も気になりますが、他のビッククラブも狙っていそうなので、あえてその辺は外しました。

 ちなみに、個人的な一推しは進君です。今の仙台には同じポジションの選手がたくさんいますが、全員サポートタイプぽい選手でエースキャラではないです。時間は掛かるかもしれませんが、進君に仙台を代表するエースSFになって欲しいなと思っています。

今回も読んでいただきありがとうございました!
この中の誰かが仙台に来てくれるのか、予想外の選手が来るのか、契約発表を楽しみに待ちましょう!



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