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『法句経』ダンマパダ - ブッダ 真理のことば㉟~多くの華鬘(はなかざり)をつくるように、善い行いをしましょう~

53 うず高く花を集めて多くの華鬘(はなかざり)をつくるように、人として生まれまた死ぬべきであるならば、多くの善いことをなせ。

(岩波文庫:ブッダの真理のことば 感興のことば 中村元訳より引用)

人として生まれ、また死ぬことが自然の摂理であると考えると、

私たちは生涯を通じて多くの善行を積み重ねるべきだと感じます。

うず高く花を集めて多くの華鬘(はなかざり)を作るように、

私たちも多くの善いことを成し遂げ、美しい人生を築いていくべきです。

善行は周囲に幸福と喜びをもたらし、

自分自身も満たされた心を持つことができるでしょう。

花の香りが風に逆らっては進まず、自然の流れに従っているように、

私たちも善い行いを通じて自然の摂理に沿った生き方を

模索することが大切です。

善行は決して無駄ではなく、

自分自身や周囲の人々に良い影響をもたらします。

生まれてきたからには、多くの善いことを成し遂げ、

華鬘(はなかざり)のように美しい人生を築いていきたいと思います。


諸悪莫作(しょあくまくさ) ― 諸々の悪を作すこと莫(な)く
衆善奉行(しゅぜんぶぎょう) ― もろもろの善を行い
自浄其意(じじょうごい) ― 自ら其の意(こころ)を浄くす
是諸仏教(ぜしょぶっきょう) ― 是がもろもろの仏の教えなり

七仏通誡偈(しちぶつつうかいげ)

諸悪莫作(しょあくまくさ)とは、
もろもろの悪事を働くことを戒める教えであり、
善行を積み重ねることが重要であるとされます。

衆善奉行(しゅぜんぶぎょう)というのは、
多くの人々が善行を実践し、
社会全体が良い方向に向かうように努めることを意味しています。

自浄其意(じじょうごい)とは、
自身の心を清らかにし、正しい意識で行動することを指します。

是諸仏教(ぜしょぶっきょう)は、
これらの教えを仏教として説いており、多くの仏教の教えが含まれています。

この教えは、悪事を行わずに善行を積み重ね、

自己を清め、他者や社会に貢献することで、

真の幸福や平和を得ることができると説いています。

このような教えに基づいて、

私たちは自己の行動に責任を持ち、

善を行い、心を清らかに保つことで、

より良い社会を築いていくことが重要であると考えられています。


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