ネクストキャリアでTailorへ。PdM×エンジニアが語る「テイラーの開発とは」
こんにちは!TailorでPdMを務めるshuzoです。
今回のnoteでは最近TailorにJoinしたお二人と、Tailorの開発についてざっくばらんに話してみたいと思います!
登場するメンバー
@shuzo
まずはお二人の自己紹介を簡単にお願いできますか。
@yuki
新卒でメルカリに入社して、今年の1月からTailorに入社しました。前職ではCSをやったのち、Program Manager・Product Manager (PM)を経験して、TailorでもPMをやってます。
@seiya
新卒でUniposに入社して、フロントエンド領域を中心にテックリードとして開発からデリバリまでのプロセス改善に従事しておりました。テイラーには2022年11月半ばからProduct Engineerとして入社しました。
@shuzo
ありがとうございます。僕含め、三人ともTailorが新卒から数えて2社目ということで、色々話が盛り上がりそうですね。次は少しTailorにおけるお二人の役割などを深ぼっていきたいと思います。
TailorのプロダクトチームにはPlatformとPoCの2つのテーマがあって、それぞれのテーマにチームが存在してますよね。
Platform側は、Headless ERPというコンセプトのもとBackendを提供するPlatformをメインに開発してて、PoC側は、Tailor Platformを実際に使用してApplicationを開発構築していくチームです。現在yukiさん・seiyaさんはPoCチームに所属してると思いますが、チームの体制と業務内容を教えていただけますか。
@yuki
PoC側の体制については、PM、エンジニアで5名くらいのチームです。PoCには、二つプロジェクトがありまして、僕はその両方のPMをしています。基本的にはお客様の達成したいビジネス要件をプロダクト要件に落とし込んでいき、そのプロダクト要件をTailor Platformを使用してどのように開発していくのかを、エンジニアと協業して、プロジェクトを推進する役割です。
1-2ヶ月経った所感ではありますが、PoCとはいえ、お客様に提供するプロダクトを0から作っていくのでプロダクトへの深い理解や、必要に応じてPlatform側への的確なフィードバックもしていく必要があり、テックのPMという感じでワクワクしています。このフィードバックによってはPoCとPlatform両方のプロダクトの未来を左右しかねないので責任感を日々感じて業務をしています。
@shuzo
seiyaさんはどうでしょうか。
@seiya
はい、チーム構成はyukiさんがおっしゃってくれた通りで、自分はPoCプロジェクトのProduct Engineerをしています。現在取り組んでいるプロジェクトは、過去にテイラーが構築したApplicationをテイラープラットフォーム上に移行というか、再構築するものです。移行をただやり遂げるのが目的ではなく、どうすればより良くなるのかを考えながら日々業務をしています。
@shuzo
まさにPlatformへのFeedbackという観点で、お二人がJoinしてから、Plarform側にも進捗が生まれ、良いサイクルになってきたと実感してます。実際、Tailorが提供するTailor PlatformはDeveloperをターゲットにする上で、Productを使用して開発する上でのFeedbackは不可欠です。社内で自分達のProductを検証していくということで、高速にFeedbackループを回すことができて、結果的に、より良いものが早く構築できるようになってきていると感じてます。
テイラーに入社して数ヶ月の感想
@shuzo
お二人とも、業務委託期間も含めるとJoinしてから1-2ヶ月ほど経ちましたね、率直にTailorでの1-2ヶ月はどうでしたか。
@yuki
TailorのビジネスモデルがtoBなので、前職メルカリのtoCとのギャップを多く感じるところがありましたね。例えば、UI/UX観点から優先するべき要件などが違ったりして、、でもそれも含め新しい環境で、新たなチャレンジがあり、新鮮でしたね。
あとは、PMに求めるテクニカルな知見が高いことに驚きましたね。Tailor Platform自体がDeveloperに向けたツールでもあるんで、当たり前なんですが、改めて、自分も色々勉強していかないとなと帯を締め直した感じですね。
逆に情報の整理という観点では、仕様書、デザイン、実装状況があまり情報として揃ってなかったりするので、チームで開発する上での効率化みたいなところは改善できるところはいっぱいありそうです。
@shuzo
ビジネスモデルの話、すごくわかります(笑)yukiさんと同じく新卒でメルカリでしたので、キャリア経験がtoCのビジネスモデルしかなかったので、最初はプロダクト要件のクセとでもいうんですかね、toBのプロダクトを理解することから始まりますよね。APIファーストなプロダクトを構築する上で、PMに求めるテックスキルが高いことは必然といいますか、正しい気がするんですよね。そこは自分も常に気を緩めないように念頭においてます。Seiyaさんはどうですか。
@seiya
僕の場合、ビジネスモデルの違いによるギャップというよりは、Joinしてからのアサインメントに驚きましたね。Join一週間経たないうちに、現プロジェクトにアサインされ、こんな大きなプロジェクトをいきなり任せてくれるんだって、いいなって思いましたね。中途で採用しているということは、やっぱり能力を認めているということなので、そこに対して、真っ直ぐにチャレンジを与えてくれるのが、僕は好きですね。オンボーディングの種類って色々あると思うんですが、Tailorは、あまり慣らし期間を長く取るというよりは、メインストリームに直にアサインして、慣れてもらうというか。裁量権が多くコミットできるチャレンジングな環境で、まさに転職に求めていたものだったなと思ってます。
@shuzo
オンボーディングでいうと、Tailorでは新メンバーが早く立ち上がるために必要なものは整備していくことは強く意識はしていますよね。
社内で自分達のプロダクトを使う人を簡単に早く立ち上げられない状態で、外部ユーザーが使いこなせるプロダクトになっている訳がないので。
Joinした後に感じたギャップ
@shuzo
私たちの共通点といいますと、キャリアにおいて初めての転職がTailorで、2社目ですよね。前職との比較で、Tailorの開発やカルチャーについてのサプライズなどありましたか。
@yuki
PMの役割については、スクラムを導入しPMが開発プロセスの責任を持っているという点では前職のメルカリと同じですかね。Tailorでのスクラムは原理からするともう少し厳密に管理できるところはあると思います。今はメンバーも横断的に動くことも多く、少し緩いルールの方がメリットが大きいですが、中長期的には人数や役割も増えるため権限範囲やルールを細かく設定していく方が良いと考えています。
あとは、意思決定が早いように感じますね。コミュニケーションがかなりシンプルなので、意思決定までのプロセスが非常に円滑ですね。もちろん、スタートアップで少人数ということももちろん起因してると思いますが。
@seiya
他のスタートアップを多く経験したわけではないんですが、Tailorは、”大人スタートアップ”な感じがしますよね。あらゆる経験や能力のある人たちが集まっていて1人1人が自立しています。特に感じるのは、最短距離で最適解に結びつくコミュニケーションが多いことです。大勢で集まって無駄に「どうしようか」と悩む事はありません。とにかく高速で意思決定をしています。もちろんスピードがあっても場当たり的なアイディアではなく、深く思考した上でプラットフォームとして何がベストかを常に選択しています。
@shuzo
意思決定の速さはすごいですよね。今考えてもしょうがないことと、考えないと進まないものを明確にして、議論をしていますよね。何より議論の前提知識が、各人すさまじいので、論点と着地点へのイメージが明確になっているのが、意思決定の速さに繋がっているんではないでしょうか。これからは、その意思決定が正しかったと一緒に証明していきましょう。
カンパニーカルチャーはどうですか。
@yuki
カルチャー面でいうとメルカリとあまりギャップがなく、感覚としては事業ドメインが変わっただけと言う感じです。在籍期間に関わらずとにかく機会を与えてくれます。違いがあるとしたらとことんコトに向かっている事です。誤解を恐れずに言うと、ドライであるといった感じでしょうか。このカルチャーに合う人には合うと思いますね。
メンバー全員が黙々と仕事を進めていきます。仕事中はドライですが、金曜日にオフィスで会った時や、オンラインの作業ルーム(slackのバーチャル作業ルーム)だと、和気藹々な部分もあり、メンバー各々がユニークな面を持っていて楽しいですよ。プロの職人のプライベートが垣間見える場面もある感じですかね。
@shuzo
Seiyaさん、開発者目線でのプロダクトチームの雰囲気とか何か驚いたことはありますか。
@seiya
僕の中でのPMは、ビジネスサイドの思考が非常に強く、営業が売れればプロダクトが完璧ではなくても良いという雰囲気が、少なからずあるイメージなんです。TailorのPMを含めたプロダクトメンバーは、技術の理解度が非常に高く、メンバーも自分が感じてる負を解決し100%のプロダクトを目指すことだけに集中していて、組織としてテックファーストであるという違いを感じています。
@shuzo
めっちゃいいことですね。こういうプロダクトドリブンな文化や、テックファーストへの姿勢って、強い意志がないと醸成・保持されないので、創業者の強い想いも感じますよね。僕も好きです。
@seiya
プロダクトドリブンで思い出しましたが、Founderの柴田さんとの面接で、営業がたくさんいないと売れないようなプロダクトは作らない方が良いようなこと言ってましたね。
そう思うと、PoCプロジェクトをやってて、自分が感じた不便なことなどの”負”を我慢しないことがプロダクトの成長に繋がるんだという意識の転換は必要でしたね。前は開発するにあたって我慢することが少なくなかったんですが、今は自分が感じる負はできるだけ共有して、解消していきたいなと思ってます。いち開発者としての自分が直面する問題をどのように解決していくかが、未来のお客様の利益に繋がる。
@shuzo
これぞプロダクトの自分ごと化ですね、素晴らしいですね。
あくまでPlatformにこだわり続ける
@shuzo
最後なんですが、お二人にこれからTailorでの開発をどのようにしていきたいか伺ってこの対談を終わりにしたいと思います。
@seiya
僕は、いかにTailor Platformを使用して開発の速度を上げられるのかを追求していきたいですね。将来的にそれがユーザーのためになると信じているからです。いろんなツール、テンプレート、ドキュメンテーションを含め、開発者が使いやすいようにTailor Platformを進化させていけたらなと思います。
@yuki
カンパニーミッションでもある、”誰もがデプロイできる社会を創る”に直接関連するんですが、Engineerはじめ、PM、最終的にはあまりテック知識がない人たちでも、自分の業務に最適化したツールを自由自在に構築できて、オペレーションに導入できるようにしたいですね。そのためにTailor Platformを使ったApplication構築をスピード感を持ってデリバリーできる仕組みを作りたいです。
@shuzo
最後と言いましたが、もう一つだけお願いします。率直に、Tailor Platformを使ってのApplication開発は実際に早くなってますか?
@seiya
まだ限定的ではありますが、開発速度はかなり早くなってると思います。限定的っていうのは、まだまだテストツールや、開発者がApplicationを構築していく上でつまりそうなところの改善ができるという意味で、Tailor Platformのポテンシャルはすごいなと感じてます。
@shuzo
これからのTailor Platformの進化が楽しみですね。まずは、Tailor Platformを使用したApplicationのローンチ、そして、米国でのTailor Platformのローンチを成功させることと、今年は勝負の年になりますね。これまで以上に刺激的な環境になると思いますが、お二人ともよろしくお願いします。
テイラーでは、エンジニア、デザイナー、プロダクトマネージャー、事業開発、コーポレート系などすべてのポジションで採用を行っております。転職意向のある方は採用チームへのコンタクトを、情報だけフォローしておきたいという方はTwitter、Podcast、Noteのフォローをよろしくお願いいたします。