蕨餅
あたらしき 光仰て 目を細め 先の未来へ おもいを馳せる
明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。
寒さの中 芽吹きの時をじっと待つ やがて大樹にいたるもの
蛇口を捻り滴る雫の 厳しいほどの冷たさに 慌てて火を点け湯を沸かす 冬の朝
雪を横目に 旅路を急ぐ
進み続ける限り 道は続いていく 立ち止まろうとも 迷おうとも 必ず続いていく ならば一歩ずつでいい 進んでみせよう
時が巡りて 冬の後には 春が待つ 雪どけ水が 種子を潤し 生命はまた 芽吹く
桃色にけぶる空 雪の香りと 白い息 冬
姉妹のため 母のため 家族のために 集めたその 愛情の恩恵を受ける
手放し進む 今日の午後
春は命を支え 冬を暖める 庭先のレモン
君と市をまわる 皆の好物 思い出の献立 旬の果実 何を集めて帰ろうか
まあるく切って 蜂蜜につけて お湯をかけたら お供にどうぞ
天高く 星空 輝き増して 祝福満ちる 秋の空
楽しかった思い出は 忘れていくのではなく 自分とひとつになって これからも共に歩んでくれるのだと 思う
思いを馳せて たき火を囲む