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*太極拳 . 今日の風景

2024年7月14日(日)㊗️
大門八幡神社にて、
夏越大祓祭なごしおおはらいさいが催されました。 

6:19   今にも雨降りそう…
7:11       おっ!お日さまだっ!
お日さまを背中に
ツバメのカップルが♡

    このまま晴れて〜 ^ ^


前日から、翌日の日曜日は全日に渡って雨降りの予報が出ており、太極拳のメンバーからも、奉納演武はどうなるのか?という問い合わせが来ていました。
メンバーの心が落ち着かない状態にあることを察されて、師範から突然の電話。「大門道場のLINEに送信した私の文章を、他の道場にも送ってください」と。それがこちら。

     ↓

「皆さんおはよう御座います。
天気が気掛かりと思いますが神事には奇蹟がつきものだと信じています。
例え演武が出来ないかもしれないとしても最後までやらせて頂きますとの真を捧げたいと思います。
また今年前半を無事に過ごせた事への感謝と、後半の無事を祈り、その為にもお詣りさせて頂きたいと思います。
予定通り集合お願い致します。」

勇気を得た我々は、次々に「了解致しました!」と返信‼️

町田師範の魂の一言は、
我々の魂の活力源であることを、再認識させられた出来事でした!

13時。小雨が少々降る中、表演服を着て大門交流館二階大会議室へ集合。
もうすでに皆さん来ていらっしゃる!

素晴らしいやる気ですね!

一通り練習し、

12:30  神社へと出発!
少々の雨なら、神前には正装として太極拳シューズで御奉納しましょう、と師範。

皆、意義無し!ということで太極拳シューズで出発!
…するものもあれば、外履きスニーカーで行く者もあり。

それぞれの持ち物を持ち自動車三台に乗り合せて、いざ出発!

現実は厳しかった!

神社に着き、北参道を徒歩で拝殿へと進む。

雨は徐々に降り出した。

拝殿の手水舎の前に、正装姿の数人の氏子さんが立っておられた。

だんだんと多く降り注ぐ雨。

茅の輪ちのわくぐりの厄祓い行事の為に、拝殿に向かう石畳の上に、氏子さんの作成された、見事な茅の輪が設置してありました。

茅の輪のそばには、参拝客の為にくぐり方の説明看板が設置されています。

メンバーは、境内広場の一角にシートを敷き、数本の傘を開いて屋根にし、荷物を寄せて置きました。
珍しい茅の輪を、さっそくくぐります。
見ると三蔵稲荷神社の宮司様がすぐ近くに立っておられ、ご挨拶すると、空と境内広場を交互に眺められながら、「このお天気では、外ではちょっと難しいでしょうから、(神殿の)中でお願いしましょうか」  
と、ありがたいお言葉!


宮司様がそうおっしゃられたのを合図のように、雨はますます勢いを増して……

今や、強めのシャワー出しっぱなし状態です!

慌てて境内広場に置いていた皆んなの荷物を、拝殿の中に運び込む。
と、師範が呼んでいる。

慌てて駆けつけると、若い宮司様が待っておられて、神事の説明を受けました。

拝礼の仕方。
玉ぐしの御奉納のやり方等。

メンバー全員が神前の長椅子に着席し、御奉納前のお祓いをして頂きます。

この時も師範が、外の茅の輪のほうを振り返られ、「私の気功の生徒が来られている、呼んで」と、おっしゃられて、

幸運にもその生徒さんとご友人は、ご祈祷を受けさせて頂けました。本当にラッキーな方々ですね♡
太鼓が打ち鳴らされ、パン.パンと、柏手が響きます。神前に宮司様の御祈祷の声が朗々と響き渡り、激しい雨音さえも忘れる程、神聖な気が充満したのでした。
太極拳同好会「福山」が、御神前にて浄めて頂けた、記念すべき瞬間となりました。
二拝 二拍手 一拝。
メンバーの下げた頭の上を、宮司様が御幣の棒で穢れを祓って回られます。

さて!

外はざぁざぁと降り続く激しい大粒の雨。
木々は、その激しさに鞭打たれて大揺れにゆれながら耐えて……

そして、いよいよ神殿の御神体に、太極拳演武の御奉納です!
目前に、福山三蔵稲荷神社の宮司様がお座りになられ、左右には、大門八幡神社と所縁の深い近隣の神社の宮司様と氏子の方々が控えられ、注目しておられます。


総勢15名。
5教室からの参加です。

演武項目。

簡化24式太極拳  3組。

32式太極剣。

呉式太極刀 13式刀訣。

左の太極扇。




緊張する??

町田師範率いる太極拳同好会「福山」のメンバーは、数々の人生の風雨に耐え、心身共に鍛え抜いてきた「猛者」なので。

尊き神さまが、神聖なる御神前に私たちをお召しになられたのに、怖気付く訳がありません。

何故なら…

師範から愛情深く真剣なご指導により(身体技術もさる事ながら)何処にあっても冷静沈着也!という「不動の精神力」を賜りましたから。

我々もまた、師範の気持ちに応えたい一心で、誠心誠意 頑張り抜いてきたのですから。

その結果、素晴らしい「今」を迎えることができました!

ただただ、感激です!


雨と蒸し暑さの中、厚い信仰心と強靭な精神力で誠実な心を捧げ尽くした御奉納でした。


三蔵稲荷神社の宮司様が、神酒、神饌のおさがりを一人ひとりに下さいました。

おさがりは「神さまと同じものをいただく」という意味があるそうです。
御奉納させて頂いただけでもありがたいことですが、その上におさがりを頂けるとは、本当に感激でした。

びしょ濡れになり、心身ともにクタクタになりながらも、達成感!充足感!

疲れた脚を引きずりながら、大門交流館で、椅子で円陣。反省会?いや、皆さん疲れ切ってボー……です。

「じゃあ、帰ろう」

Mさんのひと言で、みんな我に返り、よろよろと腰をあげて、それでもお互いに「よく休もうなー」と、励まし合って家路についたのでした。

怒涛の一日。
記念すべき一日。

また来年も、神さま我々をお呼びくださいませm(_ _)m

ありがとうございました!

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