いすみ鉄道問題1「いすみ301のWi-Fiが使えない」
この記事は2022年6月11日時点のものです。
以下のTwitterに投稿したツイートのスレッドを加筆修正しまとめたものとなります。
2022年6月11日、大原駅からいすみ鉄道に乗った時近くに座っていた大多喜に遠征で行く学生達が
「Wi-Fi使えない。」
ってがっかりしてた。
いすみ鉄道にはワイヤ・アンド・ワイヤレス社(以下Wi2)のWi2_freeの無線LANが大原駅と全車両に搭載されてて接続方法はWi2の仕様上最悪だが誰でも無料で利用できます。
その学生は列車が発車するまで駅のWi-Fiを利用してたみたいで、乗車したいすみ301号車の中でも利用したいようだった。 試しに自分もチェックしたがSSIDの表示すらされなかった。 車内のモデムの電源が入ってないような感じ。
学生は大多喜駅で降りたけど自分はその先に行きたかったので降りる駅になって、
「無料Wi-Fi使えないから使えるようにしといてください。」
だけ言おうとして、降りる時に運転士に伝えたのだけど、何の事か要領を得ない感じの表情を見せた。
早く降りたい焦りもあって
「Wi-Fiが出てこないから出るように。」
と再度伝えたら運転士は
「機器の電源が入ってないか、問題が出てるか、お宅の端末の問題だと思います。」
と答えた。
検証もしていないのに提示された複数の原因の、しかも最後にこちらに問題があるような言われ方をされてしまい、申し訳ないことにカチンときてしまった。
他の乗客も居り、運行の遅延に繋がるような長い話もしたくなかったので
「折り返す時にWi-Fi機器の電源の入れ直しをして下さい」
と言って降りようとしたら運転士は
「できない。すぐにできない」 と回答。
「Wi-Fiは業者が設置したので、業者に問い合わせないとどうにもならない」 と続けた。それ以上は問答することなく列車を降りた。
いすみ鉄道車内Wi-Fiの今回の問題として以下が挙げられる。
運転士は車内Wi-Fi機器(WiMAX2)の扱いについて通信業者(Wi2)及びいすみ鉄道から教育を受けておらず何も知らない
列車の出庫点検時に車内Wi-Fi機器の動作確認を全くしていない
駅員の「言い方」が接客以前の一般的な他者との会話レベルに達していない(個人の接客スキルの問題?)
今回の最たる要因として、大原駅では飛んでスマートフォン側でも検知できていたWi-FiのSSIDが、いすみ301号車内では全く出ないのだから車載WiMAXルーター機器のブレーカー的問題が一番に考えられる。
つまり運転士も答えていた通り電源が入っていないがそれに等しいトラブルであるのだが、機器のブレーカーを戻すもしくは機器の電源を入れ直して数分待てば解決できそうなものではあるが、運転士は通信業者が設置したため機器の場所すらもわからないと言う状況であったのはいかがなものかと思う。
もちろんWi2が勝手に車内にWi-Fiを設置した訳ではなく、列車にラッピングを施し、大原駅のネーミングライツも
「FreeWi-FiならWi2 大原」
と命名権契約もしているならWi2がいすみ鉄道に機器の電源を入れ直せる程度の最低限のトラブルシューティングは指導しておいた方が良いだろうし、いすみ鉄道の従業員も把握できるようにしておいた方が良いと思うのは果たして過剰な要望なのだろうか。
テクニカルな所はWi2に問い合わせないとどうにもならない部分はあることは理解する。 Wi2がどういうオペレーションしてるのか知らないがSSIDが見えない場合の最低限のチェックはできるようにさせるべきではないのか。
次に整備員が出庫前点検時に車内のWi-Fi機器の動作確認を行うフローが存在していないであろう事。 今回はSSIDが見えないと言う根本からの問題だったのでそれは点検時に確認できる。 あくまでも
「業者が勝手に設置した」
というスタンスなのか。 キハ20-1303にラッピングしてあるギガぞうは何よと改めて言いたくなる。
いすみ鉄道程の会社は人数も少ないのだから会社のトップが社員全員にキチンと対処出来るようにフローに組み込まなければならんのよ。
仮にJRのOB社員が幅を利かせてやりたがらないと言ってたとしてもやらせる様にせねばいかんのよ。人少ないんだから。古竹社長さんよ。
そして
「客対応が壊滅的」
全社員がと言った事ではないだろうと思いたいけど、話し方が「国鉄職員」「ど田舎の物売り」レベルという状況。
事実を話しているのは間違いないかもしれんが、確実に「接客」の教育を受けていないと感じる。
先にも述べたが問題点の提示の最後の最後に客側の端末の問題をブッ込むのはご法度(現に大原駅では繋がってた事も確認せずに言った)である。
途中駅下車で時間がないのは承知しているが、まともな接客が出来ないから余計に言い合いになって時間がかかる結果になった。
せめて冒頭に
「申し訳ない」
くらい付けるべきだが冒頭はおろか最後まで言わなかった。
Wi2が勝手にWi-Fi機器設置してるだけで自分らに責任なんか全くない、と言う意識だから言葉や態度に出たのだろうと感じずにはいられなかった。
ではどう言えば良かったのか?
「申し訳ないですが、機器が故障してるかもしれません。仰る状況だと電源が入ってないかもしれません。ただご覧の通り運行中でもありこの先の折返し時間で電源を入れ直しても解決できるかわからないので本日のところはご勘弁願えませんでしょうか。」
このくらいの言い方ができればベターであったと思われるがいかがだろうか。
お前はいすみ鉄道にいつも一方的文句を言ってるからとか言うけどさ、個人攻撃じゃなくて、
「まともに仕事ができていない」
事を指摘するのもダメなのだろうか?
この後に発生した故障による遅延の時もそうだったけど、いすみ鉄道の職員の方々は一生懸命やってんですよ。目に見えてそれがわかるんですよ。
でもいつまで経っても再開までどうしようか、日頃から支障時のフローチャートが全くないのが丸わかりの動きなんですよ。
運転計画も遅々として進まなかった。 キハの運転打切を決めるだけでも10数分かかってた。それ以外何も決められなかった。
事が起きてアタフタしてた状況で果たして鉄道会社として仕事ができているのか?
こちらに転記して間もなく1週間が経とうとしているが、いすみ301の車内Wi-Fiが無事稼働していることを切に願う。
※当日確認した限り、運行していた他の車両(いすみ351、いすみ352)については正常にWi-Fi接続ができた事を付け加えておきます。
追記(2023年2月7日)
2022年10月18日の時点でもいすみ301型の車内ではSSIDが表示されず接続ができないままでした。
年が明けて2023年2月6日の時点でも、やはりいすみ301型の車内ではSSIDが表示されず接続ができないままでした。
これの示すところ、いすみ鉄道は半年以上接続もできないまま問合せも確認も一切せず整備不良のまま放置していたことになります。
改めて書きますが、列車にラッピングを施し、大原駅のネーミングライツも
「FreeWi-FiならWi2 大原」
と命名権契約もしている以上いすみ鉄道は設置された機器の状態を正常に稼働させておくのは「やって当たり前」の事だと思いますが、当のいすみ鉄道は社長から運転士に至るまでそういう意志の元で仕事をしていないのだと再確認いたしました。
いすみ301型以外の車両で今回乗車したいすみ302型、いすみ352型、キハ52 125については全て車内Wi-Fiが利用できました事を付け加えさせて頂きます。
追記(2023年2月24日)
結局8ヶ月以上も不通状態を放置していた為、いすみ鉄道に期待するのは諦めてWi2のサービス元、ワイヤ・アンド・ワイヤレス社の以下のページより問合せさせていただきました。
2週間程経過したのちワイヤ・アンド・ワイヤレス社より改善した旨の回答を頂いたのでツイートと共にご報告いたします。
花粉症なので4月頃までは沿線を訪問するのをできるだけ避けたいのですが、折を見て確認したいと思います。
いすみ鉄道には如何に自分らに責任感が無いのか反省とともに改善をして頂きたいと強く願います。