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Le Mois de Dec 2024

割引あり

さすが、村田さん!(別に好きじゃないけど、言うてはること核心ついてるなといつも思う)ほんまそれよ。


いま危惧していることの一つが東京の鮨屋の、1人5万円とか7万円とか言われている事情。 ほっといてくれ、と言われるかもしれませんけど、これでは大衆に支持されてきた「鮨」という文化が日本から消えてなくなるんとちゃうか、と心配してます。
中略
文化などとはあまり縁のない、お金だけは持っているという人、そしてそのお仲間が、お金を出せば「おいしいもの」が食べられると思ってあちこちへ出かける。そこに「食文化を楽しむ」というニュアンスがあるのかどうか。「料理」やなくて「価格」を食べてるんやないか、それが問題や、というわけです。
中略
この頃、京都でも若い子がいきなり独立して、いきなり2万5000円とかの値段で商売しようとする。店の規模は、さっき言ったような8席とか10席ですよ。ちょっと受ければ、すぐに満席になる。それはどうなの、ということです。

金に糸目付けないインバウンドに、ファッション感覚で高い予約困難店行ってるだけでSNSで自慢して喜んでる人たちは、これ読んで、あー最近多いよな、オレは違うけどって思うんだろうな笑。
ボクらはそういう人たち見たら一目で分かるんですけどね。
ダサって思う。
予約困難になる前に行っといて高くなったり予約面倒になったらやめるってのがボクらのパターンです。
今年くらいから値段を書くようにしてます。
やっぱ値段は重要でしょ?

ほんで村田さんからの、この流れ。

美食の教養/浜田武文

自分で世界一の美食家を称することじたいおかしいんじゃないかと思うのが普通。世界一ですよ、しかもお酒飲めないってそれで美食言う?フランス料理とワインて一心同体、レストランは総合芸術。

この人、いっぺん村田さんに説教してもらったらいいのに。笑

続きは本編、読書コーナーで。

今年10月のサンセバスチャンで行ったレストランIBAIがさっそくミシュラン一つ星獲得してました。
はい、先見の明ありました。
ベストレストランにも顔出すんじゃないかと踏んでます。

小さな店なのですぐ予約困難になるかも。
サンセバスチャン行かれる方は今このレストランがマストと思います!

詳しいレポはこの記事見てくださいね。


マガジンにも入ってるのでこっちのほうがお得です。

そして年末年始のサンセバスチャンの記事がこの時期よく売れるんですけど、マガジン買ったほうがお得ですよ!


ソムリエ試験を受けようか悩んでいる。
過去問やると概ね60点は取れるレベルで合格レベルまで20点足りない。
この20点上乗せがまあまあキツイ。

過去問やってると、料理とワインの相性の問題で違和感噴出する。(チーズも同じく)相性とはほぼ関係なくワインの産地とその産地の郷土料理が正解となるんですが、それってあまりにも強引過ぎますよね。

例えば下記問題。


フランスの地方料理「Ecrevisse Sauce Nantua(ざりがにのナンチュアソース)」と最も相性が良いとされるワインを地方性も考慮し適切なものを1 つ選んでください。
1. Pouilly Fuissé
2. Chablis
3. Vin Jaune
4. Vouvray Moelleux
正解<3>
解説
試験によく出る問題です。山岳地帯で海の材料が手に入らない、ジュラ地方は湖でとれる、ザリガニが良く料理に使われます。ソース・ナンチュアは、甲殻類のクリームソースです。

山岳地帯で海の材料が手に入らないって、何時代よ?
ソースナンチュアはジュラに限らず、むしろリヨンのクネルのソースとして使われるほうがポピュラーだと思って、ボクは1が正解かと思った。
ほんまセンス悪い問題、”相性が良いとされる”という文言を抜けばいいのに、これが日本のトップソムリエの見識とはね。。。

シャンベルタンに合わすチーズはエポワスが正解だしなあ。。。
そんなことするか普通?
エポワスなんてあんなくっさいチーズ、ブルゴーニュの赤は完全負けてしまうのに。
しかもシャンベルタンとか特級はもったいなすぎでしょう。

料理の問題に限ったわけじゃなく、他の問題も半分以上はソムリエとして不必要な知識だし、何のためのソムリエ試験なんでしょうね。
フランス、イタリア、スペイン、ドイツ、アメリカ、オーストラリア、NZなどメジャーどころだけならまだしもウルグアイとかスロヴェキアとかクロアチアとかいる?
見たこともないし、そんなん覚えて何になんの?
それより、ブルゴーニュの造り手とか、テイスティングをもっとやったほうがいいんじゃないかと思う。

しかも3万円近くするんですよ、悪徳商法かよ。
でも、日本人てブランドに弱いから、ソムリエ持ってるって言うたほうが話早いし、ゆくゆく店するときも役立つだろうな。→レコードシャンパンバー(オファー募集中)
シャンパンなら普通のソムリエでも負ける気しないんだが。
とりあえず、暗記に励みます。

ボーペイサージュ買えました!
散々文句言い散らかしたおかげでしょうか汗
切られたってワケじゃなかったんですね。
優先順位が下がっただけやったんですね。
今年もnoma来てましたから、そりゃそっちに納めないとね。
しかし、タカヒコなんか今オークション相場5万円くらいするんですよね!
海外でも人気のようで。
昔の話したら怒られるけど、普通に3千円くらいで買えてたのが!
正直5万とかの味じゃない、せいぜいブルゴーニュの村名クラスだし1万円がいいところ。
数が少ないからだろうけど、日本ブランド強いな。


今月の高音質盤

 Norah Jones  /  Come Away With Me

泣く子も黙る、大変大変人気なこのファーストアルバム、ボクが最初に聞いたときのことを記しておこう。
リリースは2002年なので22年前になるのか。
当時飛ぶ鳥を落とす勢いだった天満橋を東に10分ほど歩いた土佐堀通沿いにあったフレンチレストラン、今では当たり前のフュージョン料理の先駆け、ちょっと登場が早すぎたかな、ヒップな料理で人気を博したナガオヴンダバで流れていた。(日本におけるビストロブームの第二幕、ビストロのミーのというワードが生まれる前の時代でした、)
小さな箱で3-4卓しかなかったんじゃないかな。
今でも通用するめちゃくちゃ尖った料理で好きだったなあ。今食べたら何て言うかわからんけど。
その料理もさることながら、流れていた音楽に衝撃を受けて(今でもそのシーンを覚えているくらい衝撃)、これ誰ですか?とマダムに教えてもらった翌日にCD買ってた。
当時ノラ・ジョーンズも十分に尖ってた、新しいジャンルを切り開いたと言っていいでしょう。
でも、このアルバムがすごすぎて後のアルバムは聞く気にならないけどね。
あまりに聞き過ぎたし、流行ったし、どこでも流れてたし、正直飽き飽きしてずーっと聞いてなかったんですけどどっかのレコードバーで聞いて、めちゃくちゃ音良かったので買おうと思ってたけど、これが高い。。。
ヤフオクで安いの出ないかウオッチしてたら、誕生日プレゼントで頂いたのでした。

うちのシステムに合ってるのかもしれないけど、ヴォーカルが活き活きして伸びる伸びる浮き上がる浮き上がる。
これはデジタルでは到底得られない豊かで温かみがあり躍動感があります。
レコード万歳!


藤井風関連界隈のせいかライブ行けなかったYo-Seaのライブがyoutubeにあがってた。

もともとハイトーンライトボイスのがライブになるとより一層線が細い印象でフェミナンにも思えてしまうので物足りない。
レコードで聞くと最高なんですけどね。
とはいえ今度はチケット取りたいなとは思う。

今月、ちょっと書きすぎました。
20000字超え。
京都ネタ多いです。
今年最大の発見の寿司屋とか。

ではでは、今年もありがとうございました!
来年もよろしくお願いします!!

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