新居浜太鼓台を継承する金鱗(きんりん)・合田武史氏
【小学4年生の頃に呉服店を営む父が喜光地(きこうじ)子供太鼓台新調委員会の委員長を務めることになり、父とともに香川県の菅原縫師・高木縫師、淡路島の梶内縫師の工房に足を運んだのですが、製作に取り組む縫師の姿や、その作品を見て感銘を受けたのが刺繍の道を志すことになったきっかけです。それ以来、飾り幕の下絵を見よう見まねで描いたり、ミニチュア太鼓台を作ったりと、ほぼ独学で太鼓台刺繍の世界を歩んできました。大学卒業後に実家である合田呉服店の祭礼部として縫師を仕事にすることを決意し、現在