最初に
とある一軒家。二人暮らしの夫妻。 ここで夫の方が殺害された。ナイフで心臓を刺されて即死だったらしい。ナイフには指紋一つついてなくて犯人の特定には至らなかった。また、妻にはアリバイがあり、彼女は夫を殺してないと言う。じゃあ誰が殺したのか。犯人が分からず、捜査は打ち切りになってしまった。 「うーむ」先輩は頭を悩ませていた。 「どうですか、先輩?」 彼女は必ず犯人を突き止めようと、私達霊媒師に声をかけてきた。私が言うのも何だがこんな非科学的なものに頼るなんて彼女は相当病んでいるの
「ねぇねぇ、神様っているの?」弟が急に聞いてくるものだから私は回答に少し困った。 「いるよ。雲の上にいるんだ。」私がそう言うと、「でもさぁ、雲って水蒸気の集まりなんだよ。その上に乗れるわけないじゃん。」と困ったように言ってきた。 困った。変な回答をしなければよかった。だが、一度答えてしまったなら引くことはできない。 「それは神様の力で何とかするんだよ。神パワーだよ。」 弟は目を光らせていた。 「神パワー!?すごい!!」 私たちは昼食を取りに林檎の木が沢山生えてる森まで向かっ
現役で上智生をしております。 山田汰鼓といいます。 学費を稼ぐためにこのサイトで小説を投稿してみることにしました。 面白い小説を書けるように頑張りますので、是非ともよろしくお願いします。 支援してもいいよという方は是非よろしくお願いします。