医学部の授業は意味がなく学生の時間を奪う害悪でしかないという話と出席が厳しく前時代的な教育を行う刑務所系医学部を見分ける方法
医学部の授業が無意味である理由
医学部の教育における現代的な課題として、多くの学生や分別のある医師や教員から「授業の意味がない」という批判がしばしばなされます。実際に、多くの大学では、学生は大学の授業ではなく予備校の提供する映像授業を聞いています。
また、自分も大学の授業、特に医学部の授業は無意味を通り越して学生の時間を奪う害悪だと考えています。自分は一度医学部以外の学部を出てから医学部へ編入していますが、医学部の授業は特にひどいと感じ、あんなものを授業と呼ぶのが間違っていると思います。
このような批判の背景には、医学教育の特殊性と教育方法が前時代的であるということがあります。
そこで、まず医学部の授業が無意味である理由について説明します。
医学は暗記中心の勉強である
医学部のカリキュラムは、知識を短期間で記憶することに重点を置いています。この暗記中心の学習において、勉強する本人が本人に合ったやり方でインプットをすることが重要であり、多くの場合で受動的に講義を聞いても無意味です。
基礎医学は医者ではなくバイオ系出身の教員が教えている
基礎医学の授業では、医者ではなく、バイオ系の学問を専門とする教員が教えるケースが多くあります。このような場合では、授業で教えられる基礎医学の知識は実際の臨床とはかけ離れた、教授の自己満足のための内容になっており、全くもって無意味なストレスにしかならない内容になります。
映像授業や参考書などのリソースが充実している
現代では、病見えやFirst Aidのような様々なわかりやすくまとまった参考書の他に、インターネット上に無料または安価でアクセスできるクエスチョンバンクのような教材や安価で授業を聞くことができる映像授業など高品質な医学教育リソースが豊富にあります。
このような状況下で医師や大学の教員が片手間で作った教材は読む価値がなく、でたらめな授業はむしろ聞けば聞くほど頭が悪くなる代物と言えます。
国家試験はクエスチョンバンクを使えば余裕で対策できる
国家試験の対策については、一般にクエスチョンバンクと呼ばれる過去問題集が広く利用されています。これらのツールを効果的に使用することで、多くの学生が試験の傾向と対策を習得したうえで、合格へ至っています。
上記の教材とクエスチョンバンクを使用して国家に合格する学生がほとんどであるという事実は、伝統的な授業よりも優れたリソースや方法が存在していることを示しています。
以上の点と授業を受けるための通学時間などの機会費用の観点から医学部の授業は無意味を通り越して害悪だと自分は考えています。
実際、自分の大学は出席が緩いので自分は一切授業へは行かず、空いた時間をインターンなどにあてています。このように出席が緩い大学の学生は有意義に学生生活を過ごしている一方で、出席が厳しい大学では虚無の時間を過ごしている学生が多く存在しており、両社の格差は開く一方であると言えます。
フル出席を要求される大学に所属して授業の出席に伴う無駄時間を計算すると、3000時間はくだらないことがわかり、この時間はUSMLEや予備試験などの資格習得、データサイエンスなどの医学以外の領域での専門性を獲得するのに十分な時間です。
以上をふまえると出席が厳しい大学に所属し、聞いたら脳が腐る医学部の授業への出席を強制されて、その時間を有効活用できないのは刑務所に数年収容されるのと同じと言えます。
出席が厳しく前時代的な教育を行う刑務所系医学部を見分ける方法
医学部の出席はほとんど出席を取らない自分のいる大学のような大学から、全授業出席が代返が不可能な形で厳しく管理され、2/3以上出席しないと試験が受けられないようなリアル刑務所の大学まであります。
ここからは、医学部編入の際に大学を選んだ基準が出席の緩さであった自分が、出席が厳しく前時代的な教育を行う刑務所系医学部をほぼ確実に見分ける方法について書いていきます。
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