三月は利休忌です
茶道をしている人で三月ほど大事な月はありません。
なぜなら、三月は茶道千家流創始者 千利休の命日があるからです!
私たち茶人には、不要不急な外出にはあたりません。
今日のお稽古では、手をアルコール消毒するところからスタート。お茶菓子もプラスチック容器に入って出てきました。 春のお茶会が中止になって、茶人もストレス溜まってるんです。 来月には収束して欲しいです、新型コロナ
1. 利休忌とは?
千利休(せんのりきゆう)の忌日。陰暦2月28日。でも新暦は3/22なので利休忌は3月に行われます。
2. 利休忌にはどんなことするの?
利休の流れを汲む門弟たちが一堂に集まって、利休の姿絵をかけ、先ず茶湯(ちゃとう)をして、利休に供茶(くちゃ)を供え、それから一同で薄茶をいただき、利休の遺徳をしのびます。
3. 辞世の句
人生七十 力囲希咄 吾這寶釼剱 祖佛共殺
堤る我得具足の一太刀 今此時ぞ天に抛
意味は↓。
人生ここに七十年。
えい、えい、えい!(忽然と大悟した時に発する声)。
この宝剣で祖仏もわれも、ともに断ち切ろうぞ(まさに、活殺自在の心境)。
私はみずから得具足(上手に使える武器)の一本の太刀を引っさげて、
いま、まさに我が身を天に抛つのだ(いまや、
迷いの雲も晴れた、すっきりした心境)。
[中公文庫 利休の死;小松茂美(中央公論社)]
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