金融系SIからLayerXに転職しました。
こんにちは。LayerXのしばです。初noteです。
2022年3月に新卒から6年勤めた金融系SI会社を退職し、LayerXへ入社しました。
LayerXではFintech事業部に所属し、三井物産とのJVである三井物産デジタルアセットマネジメント(以下MDM)で、個人向け事業の立ち上げをしています。
新しい環境にも慣れてきたので、転職エントリを書こうと思います。
前職について
前職では、主に証券リテール領域で、株の取引アプリの導入や資産管理アプリのグロースなどに関わってきました。
業務としては設計リードや、プロジェクトマネージャーなどの業務を主に担当してきて上流工程やマネージャーが得意でした。
前職への入社理由は、20代での成長環境とシステム開発における要件定義から運用まで、一気通貫で経験できるという点でした。
実際は先輩や同期の優秀さに常に学ばせていただく贅沢な環境であると同時に、会社が毎年10%成長を続けていくことで事業領域が拡大し、それに合わせてやる業務も変化していくので本当に仕事に飽きず、最高の新卒入社をしたと思っています。
無限に仕事があるので、目の前の仕事を無我夢中でこなしていました。
結果として、評価は、飛び級に値する「skip」を2回頂き、社長賞も受賞させて頂きました。
なぜ転職したのか
LayerXとの出会い
前述の通り、前職では正直良い評価も頂いており、仕事も楽しくやりがいもありました。
転職なんて微塵も考えていませんでした。
そんな自分がなぜ転職をするに至ったかというと、
福島さん(CEO)のLayerXはブロックチェーンの会社じゃありません、という話のnoteをTwitterで偶然見かけたのがきっかけでLayerXという会社を知りました。
その時に明確な未来のビジョンと地に足ついた目の前の事業とのバランスに感動し、「すごい会社が世の中にはあるんだなぁ」と思い、そのまま会社説明会に応募しました。
その後、Meetyで松本さん(CTO)とカジュアル面談をして事業内容を詳しく聞いて、本気で転職を検討し始めました。
なぜ転職しようと思ったのか
転職の決め手となった理由は大きく2つあります。
ミッション・経営理念への共感
MDMの事業モデルの魅力
ミッション・経営理念への共感
以下はそれぞれ、LayerXとMDMのミッション/経営理念です。
ITの仕事をしている上で「世の中のシステムはどれも使いづらすぎる。」と常日頃課題として感じています。
みなさんも、金融や行政のシステムを使うときに普段利用するAmazonやNetflixのような使いやすさとは異なり、文句を言いたくなったことはあるかと思います。
使いづらさの理由はシステム間でのデータ連携の乏しさや、UI/UXの悪さが原因になっていると個人的には感じています。
そんな使いづらいシステムを少しでもよりよくしていくことこそが自分達の仕事だと思っています。
それを真っ直ぐに体現しているLayerXの「すべての経済活動を、デジタル化する。」というミッションは見た瞬間に強く共感を感じました。
そして、MDMの「「眠れる銭」を、Activateせよ。」という経営理念は自分自身がここ数年取り組んできたテーマと全く同じでした。
僕たちは、証券会社のお客さんにより使いやすいツールを提供し、投資家が投資をもっと身近にしていくこと。それによって、預金として眠っている「眠れる銭」を投資に向かせることを目的に仕事をしていました。
まさしくMDMの経営理念は自分自身がやりたいこと/やっていることに一致していました。
MDMの事業モデルの魅力
前職はSIerです。証券会社ではありません。そのため、できる業務に限界があります。
金融商品を投資家に売ることはできず、証券会社に取引アプリなどを提供することで、間接的にこの業界の発展に貢献してきました。それでは、抜本的な改革ということはできないと感じていました。
対して、MDMはアセマネ会社として商品を組成し、証券会社として投資家に商品を販売できる、アセマネ会社兼証券会社です。
また、社員の40%がエンジニアのため、事業を支えるシステムを自社で開発できます。
そのため、伝統的な証券会社にもSIerにもできなかった商品の組成から販売、それを支えるプロダクト開発を一気通貫でできる環境がMDMにはありました。
いまの仕事
そんなMDMの魅力に惹かれて、LayerXに転職しました。
現在は、LayerXからMDMへ出向し個人向け事業の立ち上げをしています。
MDMは2022年5月時点で、3件のデジタル証券の組成をしています。
これらの販売会社は野村證券さんや、SBI証券さんに担当いただいています。
現在立ち上げをしている個人向け事業は、デジタル証券をMDMが組成から販売まで自社でできることを目指して、オンラインで取引プラットフォームを提供することを目的としています。
それによって、個人投資家がこれまでプロしか買うことができなかった本物の商品を購入できるようになる世界を作っていきたいと考えています。
※引き続き他証券会社と連携しての販売も続けていくつもりです
眠れる銭を起こすので、プロジェクト名は「ZENIOKOSHI」です。
このプロダクト開発には大きく2つの難しさがあります。
効率よくも金融機関として責任を果たす業務設計
新規に証券会社を立ち上げるため、ミドルバックの業務設計・システムの構築も必要となります。金融機関として満たすべき法制度を読み解きシステムを構築していく難易度があります。
業務の効率性は投資家のリターンに直結します。そのため、システムの力で効率化された業務設計を考えることにも気をつけています。
使いやすいプロダクト
圧倒的UI/UXにこだわりをもち、投資体験に集中できるようなプロダクト設計をしていくことに力を入れています
最高の業務設計と最高のプロダクトという2つを同時に追求しつつ、スピード感を持って開発をしています。
会社の雰囲気
会社の雰囲気はとても風通しがよく、議論は上下関係など関係なく、真っ直ぐにできる環境です。
一方で、チームメンバーはとても仲が良く、仕事終わりに飲みに行ったり、GWには餃子フェスへ行ったりプライベートな付き合いもあります。
一緒に働く仲間を募集しています
難易度と量に対して、会社の規模がまだ小さくメンバーが全く足りません。
この「ZENIOKOSHI」を専任で担当しているエンジニアはなんと3人です。
そのため、一緒にデジタル証券への投資プラットフォームを作ってくれる仲間を募集しています!!
少しでも興味を持ってもらえたら、カジュアルに業務内容や雰囲気などお話ししましょう。